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第7www俺、少しマジメる。

突然ですが、俺の町、ピンチっぽい。



まずは、要点から言おう。襲撃、されました。シアイエンティアに。


で、順を追って話すことにするよ。

先ずはさ、俺の町では効率化の為に、風呂、飯、洗濯とか、全部共同にしたんだ。

寄生虫に操られてて羞恥心とかまるで無いし、仮に統率から外れて宿主の興奮に触発されてから性行為始めちゃっても全然俺的には問題ないからさ。

風呂や洗濯は3日に一回。

清潔感とか気にするような感性はもう残ってないから大丈夫。

で、羞恥心とかプライバシーとか個人の趣味とか自由とか楽しみとか無くしちゃって、その上でそれが苦痛だと思わせないようにすると凄い効率良くなったんだよね。

まさに俺だからこそ出来る政策ってやつだな。


そこまでは良かった。

でもさ、そうやって欲を考えることすら奪っちゃったせいで、無欲の塊になっちゃったんだ。三大欲求以外ね。

そうなると、シアイエンティアの利便性を求める人間が俺の支配下ではいなくなる。

というか、そういうことを考えられる人間が消滅してるから、便利さの為に、シアイエンティアに対する自分から支配下に入ってもいいなんて考える人間がいなくなったわけ。


で、タウノリマジーハー以外の場所でも、タウノリマジーハーを中心に周辺の町や村ではそうなってきていて、そこをシアイエンティアに睨まれちゃったのかもしれない。


ある時、鋼鉄の巨人が空を飛びやって来た。

なんと言うかスーパーな巨大ロボで、圧倒的な火力だった。

百万馬力で核エネルギーでも使っているかの様なパワーで町を一夜で火の海に変えやがった。



俺達は町の人間を避難させるのに必死で抵抗なんて思い付きも出来なかった。

それぐらい圧倒的だった。

…俺は勝てない奴には挑まない。

だけど、何でだろうな。

その時は、呆然の中町民達を避難させて逃げ延びた後、そこで猛烈な怒りが沸いてきた。

…勝てる勝てないじゃない。

アイツを殺さなければならない。破壊しなければならない。そういう強い負の感情が理性を黒く塗り潰した。


気が付いたら、俺はロラウィッチから飛び出していた。

近くにいた町一番の力持ちに取り付いた眷属に命じて俺の身体を掴ませて、

「アイツまでぶん投げろぉっっっ‼‼」


筋力の限界で振り投げさせた。


普通の寄生虫は無機質には一切無力だ。

無力にも程がある位だ。

だが、俺は違う。

コイツらに対抗できる。

俺は機械の寄生虫だ。


寧ろ、電気信号で相手を操る性質上、機械に通じない筈がない。

ーーーーーーーーー一斉放電。



しかし、その電気だけで、高い耐久力と絶縁性を持つ鋼鉄の巨人には絶命には至らない。

だけれども、


「寄生虫が堂々戦うかよ。

寄生虫らしい戦い方を見せてやるよッ‼」


その信号内容は、


『信号停止(死にやがれデカブツ)』














ーーーー∮∮ーーーー



…しかし、無力。余りにも無力。

なんの効果も無かった。

いや、全くのZEROでは無い。

しかし、只の電荷過多の不都合程度だった。


だが、そりゃそうだろう。

「そうだよな。体の中にも入ってねーのに寄生虫なんて威張れるかよッ‼」


体の表面を伝って一気に進入。

その瞬間、何故かロボットの動きが停まった。


「中に突っ込むのは久しぶりだッ‼」


ヒモーは鋼鉄の巨人の中に速やかに進入すると、中の配線の被服の上から食らい付き、その配線に先程の放電で残っていた残り全ての電圧を解放した。


ロボットはその放電そのものというより、放電の中に規則正しく送られてきた信号『機能停止』に従い、残留エネルギー全てを周囲に解放して、その推進力のまま森の方へ落下していった。



「悪いが死ぬのはお前だけだって。

残念でしたー。ばーか、ばーか。

ねえ、今、どんな気持ち?

ーーーーーーーーーこの糞ったれがッ‼」

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