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今川義元の野望  作者: 高野康木
駿河・遠江・三河統一編
13/32

11話 堺の商人

「いたっ!」


雪斎は、針で自分の指を刺してしまい、刺してしまった指を口の中にいれる。

戦の策などは得意中の得意である雪斎だが、どうも、い物や料理はいまいちらしく、さきほどから、自分の指を刺してしまっている。


「あんたって、バカ殿のことになると、妙にはりきるわよね~」


縁側で、茶菓子を食べながら、泰能が呆れたように言う。


「泰能には、あと五年くらいしないと、わからないと思いますよ?」


いたっ!といって、また刺してしまう雪斎が、口を尖らして言う。

その様子をみて、深いため息をつく泰能は、雪斎の茶菓子も食べてしまう。


「あぁー!私のお饅頭!!」

「あんたは、縫い物に集中しなさいよ」


人差し指と、親指をなめながら、泰能が注意すると、雪斎は、頬を膨らまして、縫い物をさいかいする。


「それにしても、やっと、全盛期の領国にもどったわね」

「それもこれも、殿あってのことです」


いたっ!と、またもや刺してしまう雪斎。


「あんた、縫い物向いてないわよ。私が、してあげよっか?」

「結構です。こういうのは、自分でしないと意味がないので」 


恋をしたことがない泰能には、雪斎の気持ちが全然わからない。

だが、雪斎が広大のことを、大切に思っていることはわかるので、あえて、手助けをしないのだ。

例えば、今の雪斎の縫いかたよりも、簡単に縫える方法があるが、教えてあげないように。


「てか、それ気に入るの?」

「殿なら、喜んでくれます!」





場所は変わり、岡崎城の城下町ふきん。

一人の男が、袋を持ちながら、歩いている。

年は、三十くらいである。


「やっと、三河か。さてさて、義元公は、どこでっしゃろ」


方言からして、関西地方の人間である。

男は、稲を植えている農民を見つけると、今川義元のところに案内してくれるよう、頼むことにした。


「すんません。そこの御仁ごじん

「うん?」


顔をあげた農民は、ずいぶんと汚れていた。

上半身は、裸であり、下半身は不思議な物をはいている。

普通の人間にはわからないが、この男にはそれがなんなのか、わかった。


(あれは、南蛮人がはいとったパンツゆうものやな。この男、宣教師をぎでもしたんか?)


そう、この男は和泉いずみさかいからきた人間である。

名を、今井宗久いまいそうきゅうという。

和泉とは、今の大阪府の南部らへんである。

堺の人間は、南蛮人と交流があるので、外国到来のものは、他の人間より知っているのだ。


「実はですな。わて、今川義元公に会いに来たんですが、どこに行けば会えるかわからんもんで、案内を頼んでも、ええでっしゃろうか?」

「そうなんですか。わかりました」


体を洗ってくるといい、農民の男はどこかに行ってしまう。

かなり、危険そうな農民であるが、作り笑顔が、商売の基本である宗久には、その心を隠すことができる。


(まぁ。殿様に会いに行くんやから、あんな泥だらけは飽きまへんか)


しばらくすると、農民が戻ってきた。

驚いたことに、袴と着物を着ていた。

それを見て、宗久は、また追い剥ぎのものだろうと思い、農民が案内をしてくれるのを待つ。

しかし、農民は案内をせずに、突っ立ている。


(なんや?案内すんには、銭をよこせっちゅうことかいな)


そう思った宗久は、懐から銭をだしてーー。


「少ないけど、これで頼んます」

「いえいえ、お構い無く」


まつ毛まである黒髪を横に振りながら、農民が、銭を拒否した。

その行動に、訳がわからない宗久。


「…………」

「…………あの。そろそろ、案内してくれますか?」

「案内なんて、必要ないですよ。ここに、いるじゃないですか」


そういうと、自分を指して農民がいう。

この男は、何を言ってるんだと、宗久は顔をしかめる。

三国を支配している殿様が、こんな男の訳がない。

そこで、宗久はやっとわかったのだ。

この男は、義元公にあげる物を、狙っているのだと。


「あきまへん。あんさんに頼んだ、わてがアホやった。この荷物だけは、あげることができまへん。それでは、さいなら」


宗久が、その場を立ち去ろうとすると、遠くのほうから、馬を走らせて武士がむかってきた。

馬にのっているのは、女である。

姫武将であろう。

それをみて、宗久は運だと思った。

あの女子なら、きっと、義元公のところに、案内してくれると思ったのだ。


「すんまへーん!義元公のところに」

「殿ー!また、汚れたのですか~。泰能お姉さまに怒られちゃいますよ!」


姫武将は、宗久を無視すると、農民の男の前で、馬を止めて、叱りはじめた。

口を開けっぱなしにして、唖然とする宗久。


「なんだよ親長。田植えくらいで、大げさな」

「ですから。私が、泰能お姉さまに怒られるんです~!」

「あっ、そうだ。あそこで、口開けてる人を、大広間に連れてってあげて。なんか、俺に話があるみたいだから」

「ふへ?わかりましたけど……。きちんと、綺麗にして来てくださいね」

「わかってるよ」


この農民のような男が、今川義元だと宗久が確信したのは、もう少し後のことである。





「誠に、申し訳ございません!まさか、義元公が、田植えしておるなど、しりませんよって!!」


広大の前で、土下座する今井宗久。

当然、広大は気にしていない。


「我々の殿は、農民の働きを手伝うことがあるので、間違えても仕方ありません」


雪斎のフォローにより、宗久が、安堵の息をはく。


「殿。このように、勘違いなさるお人もいるので、そろそろ農民の仕事はお止めになってください」

「えー。農民との、ふれ合いだぜ?」


広大が、不満の声をもらすが、雪斎も譲る気はないらしい。


「今までは無視をしていましたが、三カ国を統一したからには、威厳も考えてください」

「でたよ、威厳。めんどくさいわー」


宗久がいることを忘れているように、二人は言い合いを始めてしまう。


「あの~。ええでっしゃろうか?」


さすがに、そろそろ商売を始めたかった宗久が、二人の間に割ってはいる。


「えっ?あぁ、そうですね」


自分の失態に気づいた雪斎は、顔を真っ赤にして、宗久に話すようしむける。


「ほしたら。えー、義元公はん」

「はい。なんでしょう?」

「まずは、こちらを見ていただきまっせ」


そういって、宗久が風呂敷をほどく。

すると、風呂敷の中には、長い筒のような物が入っていた。

しばらく見ていた広大は、それがなにかやっとわかった。


火縄銃ひなわじゅうか!」

種子島たねがしまですね」


同時に、雪斎と声をだす。

しかし、呼びかたが全然違った。


「おい。火縄銃だろう?」

「はい。種子島ですよね?」

「なんだよ、種子島って。島の名前じゃん」

「種子島から到来した、南蛮兵器ですよね?」


雪斎が、宗久に確認するように言う。 

広大は知らないが、この時代では、火縄銃を、種子島と呼んでいるのだ。

呼びかたが違うだけで、同じものなのだが。


「雪斎はんの、言うとおりでっせ。これは、南蛮兵器の種子島ちゅう、物ですわ」

「ぬぬぬっ!納得できない!火縄銃だろうが!」

「このさい、呼びかたなのど、どうでもいいでしょ?」


負けた感じがしたのか、広大はむすくれる。

それをみて、雪斎は嫌な笑みを浮かべ。


「どうしましょうか。客人の前で、変な態度をとる人には、狸と同じことを教えましょうかね」


そう言った。

その言葉は、ある意味死刑決行の言葉である。

広大は、家康と共に雪斎の授業を受けるようになったのだが、なんと、家康の授業はスパルタであったのだ。

隣の部屋で受けてる広大にも聞こえるほど、毎回家康の鳴き声が響いてくる。

どんな事をされてるのかは、知らないが、廊下で家康と会うたびにーー。


「義元様。雪斎先生には、あまり逆らわない方がいいですよ。私のように、なりますから……」


震えながら、そう言うのだ。

それを一気に思い出した広大は、真っ青になりながらーー。


「た、種子島ね!うんうん。知ってる知ってる!欲しかったんだよ!!」


早口でそう言うと、種子島をさわってみる。

種子島は、意外と重かったが、構造的こうぞうてきにはそれほど複雑ではなかった。

発射口はっしゃこうから、鉄の玉を入れて、縄に火をともして、火薬を灰皿のような場所にいれて、引き金をひくだけである。


「いいね。新しい、戦力になるかもな」


一瞬で、種子島の構造を理解した広大は、戦力に充分たりると考えたようだ。

ここが、広大の素晴らしいことだろう。

この時代では、あまり種子島を必要とする大名は少ない。

外の国からきた人の武器は、使いたくないという考えかたなのだろう。

しかし、未来からきた広大は、やっと鉄砲に巡り会えた喜びのほうが、大きかった。


「お気に召されたようで、何よりでっせ」

「これ、買うよ」

「ほんまですか?せやったら、店の者にもってこさ」

「在庫は、どれくらいあるの?」


突然の発言に、宗久は固まった。

宗久の予想だったら、ためしに百丁くらいだと考えていたからだ。

在庫をきくということは、あるだけ買うつもりの者しか言わないだろう。


「さ、三千丁さんぜんちょうくらいですな」

「そうか……」


宗久の額に、冷や汗が現れる。

まさかと、思っていたが、そのまさかだった。


「それ、全部買うよ」 

「ほんまに言うてるんで?バカにならない額でーー」

「ただし、全額の二割引で買わせてくれ」


広大の発言により、宗久は唖然とする。

突然の、値引き交渉である。

しかも、全額の二割引など、突然の交渉にしては、やりすぎである。


「殿、突然すぎますよ」 


さすがの雪斎も、とがめるような口調で言うが、広大には聞こえていない。


「何も、ただ二割引してくれって訳じゃない。その代わりに、今川家では、堺での商売は、宗久さん意外のところとはしないようにするよ。悪くない話でしょ?」


広大の提案は、簡単に言うと、専属契約のようなものである。

自分達は、堺での商売は、宗久さんとしかしないから、そのぶん割引にしろと言っているのだ。


「た、確かに、義元公がしてくれはったら、心強いけれども……、どんな商品もでっしゃろうか?」

「あぁ。ただし、俺の気に入ったものならね。今のところは、種子島ならいくらでも買うよ?」


へらへらと笑いながら、恐ろしい提案をする広大に、宗久は真っ青になっていた。

種子島のために、ここまで交渉してきたのは、義元と織田の姫だけだっからである。


「お、恐ろしいですな。義元公わ」

「嫌だな、そんなでもないだろ。ちなみに、宗久さんが頑張らなかったら、この契約は破棄するので、そこんところ注意ね」


つまり、自分の望んだ物が無くなれば、すぐさま手を切ると言っているのだ。

そのためには、自分の好きそうなものを探して、持ってこい。

回りくどい言い方であるが、緩めの脅迫である。


「くくくっ。はぁーはっはっは!」

「どうした宗久さん。笑い出して」

「すんません。義元公は、殿様よりも、商人むきかもしれませんな!」


この歳で、自分を脅迫するとは、宗久も思っていなかった。

この人物は、大物になると、宗久は直感したのだ。


「ええでっしゃろう。二割引どころか、三割引にして差し上げますわ!」

「マジで!?やっほーい!」 

「しかし、条件があります!」


ここまでやられたので、宗久もやり返さなければすまなかった。


「なんだい?」

「義元公が、上洛したあかつきには、名前を貸してもらいますで?」


いわゆる、虎の威を借りたいと言うことである。

もちろん、そんな小さなことを気にするな広大でわない。


「いいよ。じゃんじゃん使ってくれ」

「ほな、交渉成立ですな」

「そうだな。期待してるよ、宗久さん」


こうして、この商売は幕を閉じた。






足軽鉄砲隊あしがるてっぽうたい。これで、織田さんに対抗できるかな」


広大の手元には、教科書がある。

そのページは、桶狭間の戦いのページだ。

三河を統一してからも、広大は、ときどきこうして眺めている。

この運命は、変えられるのかどうか……。


「もし、変わらなかったら、俺は死ぬのか……」


死……。

今まで、身近になかったものが、この時代では、明日訪れる可能性がある。

そのことを考えると、身体が震える広大。


「義元様。よろしいでしょうか?」


家康が、障子の前で声をだす。

急いで教科書をしまった広大わーー。


「入っていいよ」


と返答をする。

静かに障子を開けて、家康が入ってくる。


「どうしたの?」

「はい。実は、尾張のことです」


尾張おわりには、織田信長がいる。

その尾張のことなら、何か動きでもあったのだろう。


「信長が、尾張を統一したそうです」

「そう……。弟さんを、殺したんだね」


尾張では、内部紛争ないぶふんそうが多かったらしいが、信長が、実の弟を殺したことで、統一できたようだ。


「統一の次は、おそらく美濃かこちらを狙ってくると思います」

「やっぱり、避けては通れない道なんだな……。しかし、情報がずいぶん早いね?」


家康の情報の早さに、広大が気づくと、家康は、懐から紙を取り出す。


「これは、信長殿からの、内応の書状しょじょうです」

「家康ちゃんの、好きにしていいよ?俺は、君を止める資格はないからね」


広大は、家康が敵に回るなら、それでいいと思っていた。

それほどのことを、先代がしたからだ。

しかし、家康は書状を破り捨てた。


「私とて、武士ですから。一度決めたことは、変えません」

「そうか。ありがとう、家康ちゃん」


広大が素直に礼をのべると、頬をほんのり赤くして、家康がうつむく。

その姿は、まるで恋する乙女である。

しかし、この鈍感男は気づいていない。

夏が近づいてるから、暑いんだなー。程度にしか、考えていないのだ。


「その、義元様。このような書状は、私だけに渡されたとは考えられません。もしかしたら、裏切り者が出てくる可能性もあるので、つねに、疑いの目でかかってくださいね」

「うん。わかった」


しばしの沈黙ーー。

家康と広大は、視線こそあわせているが、どちらも黙ってしまう。

ふいに、家康が口を開いた。


「あの、義元様。失礼ですが、お歳わ?」

「えっ!?」


突然の尋問に、アタフタする広大。

家康は、ただ、きいただけなのだが、広大にしてみれば、今川義元クイズのようなものだ。

これで、おかしな年齢を言えば、偽者だとバレてしまう。


「えーと。じゅ、十五くらいかな?」


首を横にむけて、冷や汗をながしながら答える広大。

当たれば命拾い、ハズレれば、首はねもありうる。

横目で、家康の反応をうかがうとーー。


「い、いいお年頃ですね」


予想とは違う返答がきた。

さすがの鈍感男も、やっと気づいた。

家康の、熱いの視線にーー。


(あれ?これ、ヤバイパターンじゃね?)


そんなことを思った瞬間、家康が急に帯をほどいた。


「ほぉわ!!」


さすがの広大も、このような事態に慣れていたので

、素早くその手を阻止した。


「な、何してんの!?」

「そのお歳で妻がいないとなると、私が拒絶したときに、義元様も女子を恐れるようになってしまったのでしょ?」

「はへ?いやいや、女の子を恐れたりしてないよ!」


会話をしつつも、家康はどんどん脱ごうとする。

それを阻止するために、広大も抵抗するが、いかんせん、白い肌が見えてくると、視線をそらしてしまうので、劣勢である。


「い、家康ちゃん!?俺は、恐れてないから、今すぐやめるんだ!」

「いえ!これは、一石二鳥なのです!ですから、必然であって、ご命令であって、使命であって!」


支離滅裂になり、混乱する家康は、力任せに、広大を押し倒す。


「い、家康ちゃん?落ち着こう!今なら、まだ間に合う!!」

「そうですよ。三河の国主である私と、義元様が夫婦めおとになれば、誰も文句は言わないはずです……」


広大の腹の上に股がりながら、ブツブツ言う家康。

髪の毛が邪魔で、その表情はわからないが、広大の経験上、危険である。


「そうなのです。これは、決定事項なのです。義元様ーー」


顔をあげた家康は、まさに酔っている感じだ。

目はトロンとしており、唇に人差し指をつけて、控えめな胸が、ほとんど見えている。

まるで、この瞬間を待っていたかのような、積極性である。


「フフっ。あのときとは、逆ですね……。義元様?」

「えーと。い、家康ちゃん?いったい、どうしたの?」


あまりの急展開に、思考がついていかない広大は、とりあえず、家康の着物をつかんで、なるべく胸を隠すようにする。


「義元様。今だけは、我慢をしないでください」

「してないっとおわ!」


後半がおかしくなったのは、家康が、広大の胸にしだれかかってきたからだ。

身長差により、広大の胸に、家康の頭がある。


「義元様……。心の臓が、早いですよ?」

「そ、それは、家康ちゃんが……」

「嬉しい。私のような、面白みのない身体でも、興奮してくださってるのですね?」


真っ赤になっている広大は、頭が爆発しそうである。

だからだろう。

最悪の視線に、気づくのが遅れたのわ。


「ずいぶんと、楽しそうですね?」


凍りつくような声ーー。

いつの間にか、部屋の入り口に人が立っていた。


「狸の分際で、私を出し抜こうなど、一万年早いですよ?」


薙刀を持ち、鬼のような形相の人物。

人、この者を太原雪斎という。


「雪斎!?」

「せ、先生!」


家康と広大が、恐怖の声をだす。

二人の顔から、血の気がひいていく。


「フフっ。まずは、狸を三枚におろして。殿には、座敷牢ざしきろうで、反省してもらいましょうか。もちろん、私とゆっくりお話でもしてね」


瞳には光がなく、恐ろしいことを考えている雪斎。

家康は、すぐさま着物を戻すとーー。


「義元様!この話の続きはいずれ!」


そう言って、天井の板をはずして、鬼の視界から離脱する。


「えっ~~!?ちょっと、嘘でしょう!?」


おそらく、一番の被害者である広大は、素早すぎる家康の反応に、大声をだす。

当然、鬼の標的は、広大一人になる。


「殿。ひどいではありませんか!私のときは、困った顔をしておきながら、狸には甘い顔をして!」


ヒュンヒュンと、薙刀が、空気を切り裂く。

広大の身体は、すでに冷や汗だらけである。


「おち、おち、落ち着け雪斎!!」

「でも、大丈夫ですよね!今から殿わーー」


薙刀を、広大の首にあたる寸前で止める雪斎。

その顔は、悪の笑顔に染まっている。


「私と、長い話をするのですから……」


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