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音にのせて  作者: 枝豆
9/15

真実

  キーン・コーン

やっと終わった。忘れていたがこの時間はテストだった。

休み時間最後の詰め込みをしていなかった私は散々な結果で終わった。

「大丈夫!次がある!!」

私は、次の英語のテストへ向けて教科書を開いた。

「さち。ちょっと来て。」

私は、鋼の大きな手でまた連れ出された。今度は那智も一緒だ。

「那智、そんな所で見てないで助けてよ。」

「そう騒がない。今度は、那智からさちを呼んでくるようにって言われたんだもん。」

「は??!どうしたの那智??」


「えっとね、鋼から聞いたんだけど、慎君に好きなひといるって本当?」

「はっ?・・・鋼ちょっと来て。那智ちょっと待っててね」


「なに〜?」

「なに〜。じゃないよ。どこまで那智に話したの??まさか名前まで言ったんじゃないでしょ うね!」

「そんなに怒るなよ。大丈夫、名前は言ってないから。」

「本当でしょうね。」「本当、本当。」

「鋼、あの反応からするともしかして那智ってさぁ。」「うん、慎の事好きだよ。」


予想はできた。顔を真っ赤にして、いつもおとなしい那智が慎の好きな人なんてくだらないことを聞くはずが無い。でも、信じられなかった。あの那智が、慎を好きだなんて。

那智が相手だと勝つ気がしなくなる。那智はかわいい。男子からの人気もすごい。

それに、本当にいい子だ。

それに比べて私は。。。


「ちょっと、さち。那智一人残してきたまんまだよ。」

「うん。鋼悪いけど、那智には慎の好きな人教えないでね。」

「え、何で。那智せっかく両思いなのに。」

「いいから!私先教室戻ってるね。」

「え、ちょっとさち!!」



私は、教室には戻らなかった。一人になりたかった。

誰ともかかわりたくなかった。



私が知ってしまった真実。








那智が慎を好きだという事。








慎を那智にとられてしまうかもという事実。









こうゆう展開を経験したことが無いので、さち達の気持ちを想像してかきました。評価や感想をお待ちしています。

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