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音にのせて  作者: 枝豆
15/15

後奏

コンクールまで後数日。

私たちは、死ぬ気でがんばった。。。

ようやく、私たちの恋の出来事は終わった。


いろいろあったが、一応ハッピーエンドとなった。

私と那智の間には、まだギクシャクとした雰囲気が残っているが、それなりにうまくやっていっている。

私たちは、大会でいい賞をもらえるように一生懸命練習した。



本番当日。

私たちは最高の演奏をした。今までにないほど。




「あぁ、終わったね。」

「おう。疲れたな」

あの、みんなで泣いたコンクールから、一日。

私は慎の部屋で慎と二人で居る。

コンクールの結果は、一番いい金賞をもらえたが、全国へ行くことはできなかった。

3年の先輩たちの吹奏楽部としての日々は終わった。

2年後私たちもあんなふうに泣く事ができるのか微妙だ。


「なあ。」慎が私の目を見て言う。

「何?」いつもの調子で答える。

「俺、お前のことめっちゃ好き。」

私の顔は、真っ赤になった。

「はぁ?いきなり何・・・?」

「だから、お前は俺の事好きなのかなと思って。」

こうゆう時の慎はかわいい。勇気を振り絞っていったのだろう。私に負けず劣らず真っ赤だ。

「そんなの、当たり前じゃない。。。」

「ちゃんと、口に出していってほしい」

分かったよ、分かりましたよ。


「好きです。。。」

「俺も」

「それは、さっき聞いた。」

私たちは笑いあった。生きてきた中で一番の幸せな時間。







音にのせて 私の思い あなたのもとへ きっと届く

信じたとき きっとそこでは確かな愛を見つけることができる。




私はそう思う。 







とうとう、長い長い連載が終了します。

今まで読んでいただいた方、ありがとうございます。

感想・評価お待ちしています。

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