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音にのせて  作者: 枝豆
13/15

決心

最近、鋼がおかしい。

結局、鋼に本当のことを聞けず一週間が過ぎた。

一週間の間、鋼はどんどん可愛くなっていった。

でも、私はそのことを信じられなくて、信じたくなくて。

だって、あの鋼が、あの男の子を簡単に投げ飛ばす鋼が、最近妙に女の子らしい。

なんていえばいいか分からないけど、見かけよりも内面が綺麗になったようだ。

鋼が、ぼーっと見ている視線をたどると、そこには草野がいて私が見ていることに気がつくと

顔を赤らめる。



私は、鋼が何も言わないことがもどかしくて、なぜか不安になって、でも何も言えなくて

私たちは、なぜか今までどおりの関係を保っていられなかった。



でも、私は心のどこかでは「草野のことを気になりだしている」とか「好きになり始めている」とか、今までの鋼では、想像つかなかった答えを出していたが、私は信じたくなかった。



だが、結局本当のことを聞くことになる。

それは、本当に「想像を超えたもの」だった。





「私、双と付き合ってる。。。。。うわ、うざ」





鋼、それは自分で言うなよ。




私はそれだけ言うと、倒れこんだ。





私が、目を覚ましたのは昼休みも、終わりに近づいたころだった。



「さち、生きてる??」

慎の優しい声。私は、顔が赤らんでくるのを感じていた。

「うん。。何とか。」


「に、しても驚いたよな。」

「あの二人が付き合いだしたなんてさ。」

「ほんとうだよね。真面目にビックリしたし。」

 「それにさ。。。」

彼は、そこから先を言いよどんだ。

「あいつらキスまでしたらしいぜ。」    


まじで!!!あの二人が???        


「うん。双が言ってたんだけど、鋼がかわいすぎて、思わずチュッと。」    


 いきなり、惚気ですか! 

 

「そうみたいですね。」   


私は、思わず言ってしまった。


「それにしても、男って自分の欲望だけで行動してるよね。」          

 

「だって、男ですもの。」


うぜぃ。しかもなぜ、オネェ言葉??

「それに、俺だって男なんだけど。」

慎が言う。私が寝ていたベッドにみをのりだすようにして近づいてくる。

「それで、土曜日の返事がほしいんだけど。」



このタイミングでですか!!

私は、「付き合わない」と決めていたはずだ。

でも、今本当にこの人が愛しく思える。

言ってるほうも、恥ずかしいんだろう。耳まで真っ赤だ。

私は決めた。

「うん、付き合おう。私も好きだよ、慎の事。」



ゴメンね、那智。


でも、彼だけは譲れない。



本当にゴメン。

お久しぶりです。

パソコンがようやく復活しました!!

これからも頑張ります。

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