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二百文字のカタストロフ

(二百文字小説)正義の使者は愛と嘯く

作者: みくも

 彼は私に愛を説いた。

 いかに素晴らしく、いかに偉大か。

 愛があれば世界も救え、愛があれば瞼に彼女の姿を思い描くだけで、溢れる程の幸福も感じられる。


 幼い私は彼に肩車されながら、バカみたいって思ってた。

 愛なんて役に立たない。

 愛なんて必要ない。

 そんなものでお腹はいっぱいにならないし、母さんがいないのは寂しい事だ。


 それでも正義の使者はやっぱり正しく、大人の私は愛を信じる。

 ギターを鳴らして世界を救えと愛を嘯く。

Copyright(C) 2011 mikumo/1979. All rights reserved.


うそ‐ぶ・く【×嘯く】

1 とぼけて知らないふりをする。「そんなことがあったかね、と平気な顔で―・く」

2 偉そうに大きなことを言う。豪語する。「絶対に優勝してみせる、と―・く」

3 猛獣などがほえる。鳥などが鳴き声をあげる。「虎―・けば風騒ぐ」

4 口をすぼめて息や声を出す。口笛を吹く。うそむく。

5 詩歌を小声で吟じる。うそむく。


Yahoo辞書からの抜粋。

二番か三番くらいの意味で捉えていただければ幸い。

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― 新着の感想 ―
[一言] 愛では、食えないのは、現実 愛が無くても生きて行けるのも現実 なら愛とは、 愛が無いと犯罪が増え文明が進まず医学が発展せずオナゴが不細工に成り人生がモノクロに成るかな? (笑)
[一言] これ大好きです! 中身も素敵だけど、タイトルがそれ以上に素敵ですね!カッコ良い! タイトル勝ち!
[一言] 「愛していると貴方は言うけれど、私には愛しているなんて感情がどういったものか分からない」 彼女は私に言う。 私は答える。 「私は、私の胸にあるこの感情を愛しているとしか表現できない。ただそれ…
感想一覧
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