高市首相は10月2日のG7オンライン会議に出席すべきだったかどうか改めて問われる! 「日本車EV優遇措置の対象外問題」について
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
日独首脳会談が26年10月28日に行われ、経済・防衛分野の協力拡大を確認し、AIなど先端科学技術協力と経済安全保障に関する首脳宣言をしました。
それと同時に、日本で生産するEV車に対してEUの産業促進法による優遇措置を廃止し、輸出に大きく影響が出かねないことに対して見直すように高市総理は求めました。
しかし、この案は高市首相が欠席したG7オンライン会議で話題になっていたそうで、改めて今の日本産業の苦境と政治の酷い点について考えていこうと思います。
質問者:
でも、日本ってEV車はほとんど生産されていないですよね? テスラ社や中国の方が生産力が高いような……。
筆者:
確かに電気自動車に関してはそうなのかもしれませんが、実を言うとこの「EV車」の内訳の中には日本が得意としているハイブリット車も含まれているみたいなんです。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20261017-GYT1T00103/
トヨタは半年の間で59万台を欧州に現地生産を含めて販売しており、具体的に電気自動車とハイブリット車の合計割合がどの程度か分かりませんが、かなりの割合で打撃を受けることが予測されているんです。
https://finance.biggo.jp/news/34526d90-1ce6-4de7-b0d6-30bef0e25762
日本メーカーすべてで年間60万台程輸出しており影響は計り知れません。
質問者:
なんと……そんなことが……。中国からのEV車から守るためという事が他の記事ではありましたが、それだけ中国からの攻勢が強いんですね……。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6885bb47690a25cc09a0fa02d7d1c3c71f20fe19
筆者:
日本は欧州との綿密な連携の歴史などを挙げて例外のままになろうとしていますが、欧州から見れば日本も中国も「欧州外」であることには変わりが無いように思えます。
ちなみに他の記事では「欧州から撤退も」とか記事ではありますが、実は逆ではないか? と僕は思っています。
なぜなら、欧州から見て海外社であっても現地生産には今まで通り優遇されるようなので、日本工場が更に欧州に移転してしまうリスクがあるんです。
実際のところは高賃金工場が流出し、日本の産業の空洞化が進む可能性が高いと僕は分析しています。
それが無くても、欧州以外の輸出先の代替えが見つからなければ工場は閉鎖せざるを得ない状況になるでしょう。
低賃金重労働しか無くなれば日本人労働者はさらに貧困化していくことになってしまうでしょうね。
◇G7オンライン会談で議題になっていたと思われる
質問者:
日本経済にとって大打撃じゃないですか……。
それでEUの産業促進法による優遇措置を廃止に日本が含まれることが話題に上がっていたG7オンライン会議に欠席するって……。
筆者:
週刊誌ベースの話ではあるのですが、
https://www.jprime.jp/articles/-/44374?page=2
「発言が1回であること」や「IT環境が悪かった」ことを利用として挙げているようです。
実際に会議は30分ほどで終了したみたいですしね。
しかし、ここまで日本経済に大きな影響を与えることが一瞬でも話題に上がるわけですから、首相本人が出席しなくてはいけないでしょう。全く同じ発言をしたとしても、代理では何のインパクトも与えられません。
仏独で優遇措置の排除で合意したのがそのG7会議の後の10月16日ですから、釘を刺すことは一定の効果があったんじゃないかと思います。これは「失政」と指摘されても仕方のないことだと僕は思います。
質問者:
方針が覆ったかまでは分かりませんが、少なくとも合意の後で言うより合意前に言った方が可能性が高そうですよね……。
筆者:
しかも、そのG7オンライン会議の時に高市首相がそれに匹敵するほどの重大なスケジュールが入っているのであればまだ仕方がないかと思うんですけど、
実際のところは麻生副総理と会食していただけみたいですからね。
当然自民党宿老との交流も大事だとは思いますけど、日本経済を揺るがすような事態よりは大事とは思えません。
質問者:
更に通信環境が悪かったというのも言い訳が苦しいですよね……国防に関する緊急事態であれば絶対にどんな手を使っても応じるでしょうし……。
筆者:
そもそものお話としてG7オンライン会議に本当に出席する気があるのであれば、別に他の施設の機材を使ったってかまわないわけですからね。
本当は麻生氏との会談を優先したかっただけなのだと思いますよ。
実際はこのように国益を大きく損なう事をスルーしてしまっているわけですからね。
◇今後の自動車産業の展望
質問者:
先ほどのお話ではこのままだと新しい販路を見つけることが出来なければ日本の工場は閉鎖されていくというお話でしたが、どのようにすれば打開することが出来るんでしょうか?
筆者:
まずはEUと交渉をし直すことからでしょうね。
ただし、事前に合意をする前に交渉するよりも不利な条件を突き付けられることになるでしょう。
そもそも欧州の車が日本にはほとんど走っていないので「相互主義」にする程度では欧州は痛くもかゆくもないと思います。
それこそ「トランプ関税」を下げるために行ったような対欧州投資や、何かを大量に輸入するように迫られたりすることが取引材料だと思います。
質問者:
筆者:
新しく販路を拡大すると言ってもそれも簡単では無いと思います。
既に先に締め出されることが確定している中国が動いているでしょうし、
基本的には交渉順と値段で決まってしまいます。
何せ、個々人の財布が寒い状況なのは何も日本ばかりでは無く、世界中がインフレと格差拡大に苦しんでいる状況ですからね。
日本はまだジニ係数などの指数で相対的に見ればまだ中位とされている方でこの有様なわけですからね。
質問者:
筆者:
個別具体的にはあると思うんですけど、世界を席巻するような製品の技術ってそれこそ車ぐらいしか無かったわけです。それも価格の割には頑丈だたという事で勝負が出来ていたわけですからね。
それも、テスラなどが自動運転の技術でリードしていますからね。
27年からトヨタとWaymoが提携して自動運転タクシーを公道で走らせるみたいなので、
https://news.ntv.co.jp/category/society/cte04ab5d6099248dd92f3b911f2105aad
必ず成功させて欲しいなと思いますね。
日本で走る自動運転タクシーぐらい日本車であって欲しいですからね。
質問者:
確かに、自動車大国のはずの日本でテスラなどの海外製のの自動運転タクシーが全国を走り回っていたら何だか嫌ですね……。
筆者:
自動運転が成功すればタクシー運転手不足などの問題が解決していくので、外国人材をその分入れなくて済むので社会問題も解決します。
基本的には大企業は中小企業を食い物にして成長してきたわけですから嫌いなんですけど、この点は大きく期待しているところですね。




