きっかけ。
私はごく普通な一般人。
でも憧れてしまった。
そう "アイドル" に...
私は昔からアイドルが好きだった。
キラキラしてて、可愛い。
女の子の理想を全て詰め込んだもの。
憧れるのも無理はなかった。
でも私には何の才能もない。
可愛くもないし、背も低い。
自慢できるとしたら小学生からずっと習っているバレーボールだけだった。
私の取り柄はスポーツが出来ること。
ただそれだけだった。
だから憧れたんだと思う。
アイドルは私にはキラキラしたオーラを放っていて、別世界の人のように感じた。
私もいつかアイドルになりたい。
そう思ったのは、受験勉強中の中学3年生だった。
受験勉強中、勉強嫌いな私はYouTubeを見まくっていた。
いつの間にかアイドルばかり見ていた。
初めて将来を考える事になった時、やりたいことは何か真剣に考えた。
それでも、アイドルへの憧れが大きすぎた。
でも同時に現実もきちんと受け止めた。
一般人の私にアイドルはできない。
高校に行って、大学に行って、働いて、大学の時の奨学金を返しながら社会人生活を送ると。
中学生ながら、この現実を受け止めた。
高校は、小学生の頃から習っていたバレーボールの推薦で決まった。
ということは、高校生活はバレーボール一筋か。
アイドルなんて現実味のない夢は諦めよう。
そう思った。
元々バレーボールが大好きだった私は、バレーボール一筋の生活がとっても楽しくて、アイドルの夢なんて忘れてた。
高校3年生。
進路を考える時期が来た。
高校で出来た親友は、芸能人を目指すと決めていた。
私は、いいなぁと思いつつ、普通に大学に行って、就職しようと考えていた。
大学1年生。
楽しみにしてた学生生活。
サークルに入らないから自由な時間が沢山あるって思ってたのに、コロナかよ。
私は結局短期大学に進んで、すぐに働こうと思った。
でも私はこの時は考えてもいなかった。
私が夢をまた追うことになるなんて...
続きをお楽しみに。