雪合戦と芸人の勝手にコラボカーペット
クールポコ(ver 業務上過失致死)
顔の薄い男と濃い男が立つ。
「どうも、クールポコです。ネタやります」
「ちょっと聞いてくださいよ〜。この前、妙な男を見たんですよ」
「どんな男がいたんだ」
「街角のショーウィンドウで髪型を直す男がいたんですよ」
「なっ、なに〜〜〜。やっちまったな!! 男は黙って剃髪、男は黙って剃髪」
「やりすぎだよ〜。宇宙人みたいに禿げが溢れかえるよ」
息継ぎ。
「ちょっと聞いてくださいよ〜。この前、妙な男を見たんですよ」
「どんな男がいたんだ」
「人前で、ポッキーをカリカリ食ってる男がいたんですよ」
「なっ、なに〜〜〜」
(あっ、百円見っけ)
顔の薄い男がウスの中に顔を突っ込む。キネが振り下ろされる。
「あっ、馬鹿」
グシャ。
口元に手を当てる観客。
騒然とする会場。
「やっ、殺っちっまったな!!」
オードリー(ver フリーザ)
「はい、どうも皆さん、オードリーです。え〜若林です」
「トゥース、フリーザ春日です」
「ええ、まあ、すみません、こんなやつで。今日ちょっといつにまして、おかしいです」
フリーザ春日、自分の脇を指差す。
「今、フリーザ春日野のココ、大きなドラゴンボールを持つために空いてます」
「お前、勝手にしろよ。もう、お客さんどうしたらいいか、わかんないだろ」
人差し指を観客に向ける。
「デスビーム!!」
「お前、お客さんにデスビームを放つんじゃないよ。失礼だろうが、謝って」
「ごめんね♪」
「そうそう」
「ただし、お前だけは別だ」
観客の一人にデスビーム。
「何てことするんだよ。お客さん、穴開いちゃったじゃないかよ。すみません、あとでセンズ持って行きますんで」
フリーザ春日は謝らない。
「ええ、まあ、ちょっと色々ありましたが、最近は格闘ブームですよね。やっぱり僕もちょっと体を鍛えようと思いましてね」
「春日、かすが♪ かっすっが♪」
「あ〜すみません。ちょっと変なダンス始まりましたね。本人の気の済むまでやらせてあげてください」
「かすっが♪ かっすっが♪ このカスがーーーーー!!!」
「さっきから、人を見下しすぎなんだよ」
フリーザ春日野の頭部の紫水晶体をペチッ。
「ウィ!!」
「え〜まあ、とりあえずK―1選手がいるジムに僕が通ってみたわけなんですが」
「誰がだよ」
「俺がだよ」
紫水晶体をペチッ。
「そこで、見たのがあの有名なマサト選手だったんですけど、いや、やっぱりすごかったですね」
フリーザ春日、耳元をいじくる。
「戦闘能力1、ゴミですね」
「昔、K―1に出てボコボコにされて、鼓膜を破ったのは誰だよ」
紫水晶体をペチッ。
「大丈夫か?」
「お前の話だよ。いい加減にしないと界王拳十倍食らわすぞ」
フリーザ春日の目つきが変わる。
「お前、それ本気で言ってんのか」
「本気だったら、お前と一緒に漫才やってねえよ」
「ウへヘヘヘ」「……フゥヌヌヌヌヌ」
「何で、お前、最終形態になるんだよ。どのタイミングなんだよ」
「ヘッ!!」
「話を戻しますが、え〜入門して、僕すごい感動したのが、マサトさんが僕のミット打ちをしてくれたんですよ。全然、やったことがないですけど、それでも一生懸命に――」
「やっておしまいなさい。ドドリアさん」
「誰がドドリアさんだ。勝てるわけがねえだろ」
「デスボール!!」
「誰にだよ。誰を殺す気だ」
「この猿どもめが」
「……? どうしたフリーザ春日。俺の声が聞こえないのか」
ぶつぶつ呟きながら人差し指を地面に向ける。
「あっお前、その技はやめろ。絶対に使うな」
「この星を消す」
チュドーン。惑星爆発。
髭男爵(ver 庶民の反逆)
「貴族と庶民のお漫才」
「うえ〜ん」
「おやおや、どうしたんだい。そこのお坊ちゃん。ずっと泣いているが」
「うえ〜ん、え〜ん……うひょ、うひょひょひょひょ♪」
「何だ、それはヒグチ君、そんなの台本にないぞ(小声)」
「うひょひょひょうひょようひょう♪」
「ヒッヒグチ君?(汗)」
「うひゃあ、いっやひょほひょほおおおおおおおおおおおおおおお」
「ヒグチ君、しっかりしろ、大丈夫か」
「うひゃああ、ヒヒヒヒヒヒヒヒ」
「ちょっと待て。ヒグチ君、何でワイングラスじゃなくてボトルを持ってきてるの?」
「うひゃ!!」
「うひゃって、おい、わしの頭をかち割るんかい。わしの頭……血だらけや、ない……かーい(バタリ)」
「うひゃ、うひょひょひょうひょうひょひょひょうっははははああはあは」
フリーザー名言集なるものを検索した。使えなかった。