アントン
そこには銀のローブを着たイケメンの男がいた。
「大丈夫かい?見たところだとゴブリン退治にきてホブゴブリンに襲われてた所だと思ったんだけど」
「はいそうだったんです。助けてくれてありがとうございました」
「いえいえどういたしまして」
そして男は去っていった。
カッコよかったなーと思ってレインの方を見てみると銀のローブを着た男にレインが惚れていた。
「なるほど、あれがイケメン効果ってやつか」
ぼくは小声で言った
「ん、なんか言った?」
「なんにもないよ」
その後ぼくたちは倒したゴブリンの退治証明の部位の耳を取ってギルドに帰った。
「大丈夫でしたか?」
「はい、大丈夫でした」
ぼくは七個の耳を渡して2100Gを貰った。
パーティーの所へ戻った。
ぼくたちは報酬を分けて解散した。
「ねむたーい、早く宿戻って寝よ」
その時腹がなった。
「やっぱご飯食べてくか」
ぼくは突き当たりにあった定食屋に向かった。
「いらっしゃいませー」
内装は少し古いがキレイだ。それよりも肉のいい匂いがする。満席だ
奇跡的に空いていた席に座った。
「ステーキ定食ください」
「わかりました」
ぼくはワクワクしながら待った。
ワクワクしていたその時玄関で大きな声が聞こえた。
「席が空いてねーだと?俺様を誰だと思っていやがる、Dランク冒険者のアントン様だぞ、知らねーのか」
「あ、あの重々承知していますが...」
え?ぼくアントン知らないんだけど、あの人有名なのかなー?と思っていたら
「おいガキ席譲れや」
「嫌ですよなんで譲らなきゃ」
「なんだと~舐めてると潰すぞ」
アントンが剣を抜こうとした時、剣を抜くところを凍らせた。
「は?なんで抜けねーてってなんか凍ってる!」
「不幸になんで凍ってるんだろうなー不思議だなー」
「しらばっれんじゃねー」
アントンが胸ぐらを掴んでぐわんぐわんしてくる。やめて酔っちゃう吐いちゃうよ
胸ぐらを掴んで殴ろうとした時玄関のドアから騎士らしき奴がきた。
「だれだ!暴れているやつは!」
「ち、お前がさっさと譲らねーからだ」
男は連行されてしまった。
「酔っちゃったぜ」
「スミマセン、アントンさん前から満席だとああやって脅すんですよ、それだから困っちゃって」
「いいんですよ」
その後ステーキ定食を食べて満足しながら宿へ帰った。
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本日三回目です。