冒険者登録
「やばい、一問も解らない」
サクトは混乱していた。そう、筆記試験の問題が一問も解らないのだ。
「よし、筆記試験は諦めよう」
ぼくは問題を見て驚愕した。
「直径五十センチのファイアボールを使うには大体どれくらいの魔力を使いますか。三だな」
「大魔導師サリゴットが使った魔法の名前はなにですか。かっ飛ばせ山田君でいいか」
「現騎士団長は最近あるものと戦っています。薄毛と戦っているでいいか」
「現王様は最近ある対策をしました。その対策とは、薄毛対策だな」
「魔王軍は最近あるところを攻めて来ました。どこでしょう。ハッピーガール帝国でいいか」
ぼくはそれからも適当に書いて筆記試験を終えた。
「これで筆記試験は終わりです。ペンを置いてください」
筆記試験の終わりを告げるアナウンスが聞こえてきた。
「はーよく寝たわ、筆記試験は捨てたし次の試験で頑張るか」
意気込んでいたら、ソフィーが話しかけてきたを。
「なにを言ってるんだ?これからもう試験はないぞ」
「え?まじ?ぼく筆記試験捨ててんだけど」
そう言うとソフィーは飽きられたように
「大丈夫なのか?それ」
そして会話を交えながら帰宅した。
「受かったかを発表するのはたしか一週間後だったよなー、なにして過ごそう」
呟いて考えていると少女に話しかけられた。
「ねーねー、暇なの?そしたらうちのギルドに入らない?」
「ギルドに入るのもいいかもなー」
ギルドとは冒険者ギルドにある機能の一つだ。
そもそもギルドとは、この世界にわいているモンスターを狩る仕事だ。モンスターを狩る以外にもあるがだいたいのものがモンスター狩りを受ける。
そして冒険者はパーティーを組むのだ。それをギルドという。
ギルドは百人以上のギルドもあれば三人だけのギルドもある。
そして活躍してるギルド上位百のギルドはギルドの掲示板に掲載されるのだ。
ギルド上位百に入っているといい依頼も回ってくるのだ。
掲示板に載るためにみんな頑張るかということだ。そうしたら優秀な者は取り合いになったりする。
そして冒険者ランクというものもあって高ければ高いほど強いという証なのだ。
冒険者ランクはS~Gまである、Sが高くて英雄レベルの人しかいない、それと対称的にGはなったばかりの初心者だ。
そして今ぼくは、ギルドに入るか誘われているのだ。
「ねーねー入るの?入らないの?」
「じゃあ入るよ」
そしてぼくは少女のギルドに入ることに決まった。
「そう言えばなんだけどぼくまだ冒険者登録してないけど大丈夫なの?」
「大丈夫だよ、私達のパーティー初心者ばっかりだから」
「そっか」
そのまま歩いていると冒険者ギルドについた。
ムキムキの怖い男からガンかけられている。チョー怖いぼくか弱いから
受付につくと美しい女性が
「冒険者登録ですか?それとも依頼ですか」
「冒険者登録でお願いします」
「わかりました」
そしてしばらくすると名前とGと書いてある白色のプレートを貰った。
「冒険者プレートはなくすと3000Gで発行できます」
Gはこの世界のお金だ。
「わかりました。失くさないようにきおつけます」
「はい、きおつけてくださいね」
冒険者プレートを受けとるとギルドに誘ってくれた少女のもとへ行った。
「冒険者登録は出来た?」
「出来ました」
「これからギルドメンバーになるんだし自己紹介しとかないとね、私の名前はアリア・サレン短剣使いよ」
「ぼくの名前はサクト・ノーレルだよ、よろしく」
自己紹介をしてアリアはギルドメンバーがいるところに連れてってくれた。
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