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64話 過去最高

 


 捕まえた兵士達の処分について


 1、奴隷にし仮面を付けて警備隊or隠密部隊へ編入する。

 2、専用階層を作りそこで自給自足の生活をさせる。


 この二つに絞って考えていた。



 これは全員に対してではなくこの町に敵意のない者への処分である。


 敵意のある(赤い光点)場合は即座にDP生産所行きは決定している。



 黄色の光点の者はまず専用階層で生活させ、様子を見てからその後を決めることにした。



 現在31階層にある草原を少しいじって地上と同調するように昼夜を設置。その他季節や天気も地上に同調させた。


 とりあえず家を5軒ほど建て、そこにエルフを6人とハイエルフ2人、ドワーフ2人を住まわせた。


 ハイエルフ2人を村長として任せることにした。



 さぁ1600人のリバイブ&面接と行こうか。





 まずは子爵からだ。


 収納から遺体を取り出す。あ、いま1600の遺体はすべて俺の収納に移動してある。その方が便利だしな。


 遺体にリバイブをかけると即座に生き返った。


「なっ!」


 ああ、殺してすぐに収納に入れっぱなしだから死ぬ直前の光景を見ているのだろうか、いきなり驚愕の顔をうかべた。



「何だ、ここは。貴様私に何をした!」


 ちょうどいいや。説明してやろう。


「ああ、子爵様。あなた達は負けましたよ。勇者の力によってね」


「そ、そんばかな!嘘に決まってる!」


「信じる信じないはそっちの勝手だ。ただお前はこれから牢にて罰を受けることになる」


「罰だと??誰に物を言っている!私が何をしたのだ!」



 あれ?健忘症が始まったのかな?


「ニューべガスを攻めたことをお忘れですか?」


「あ、それでわしの部下達はどうした?男爵達は?」


「ああ、皆様一緒に罰を受けることになりますよ。全員を捕えてありますので」


「な、なんだと??」



 サブコアで確認すると光点は赤。はいアウト。サキュバスを呼ぼうとしたがこいつには魅了をかけず素面の状態で毎日働いて(死んで)もらおう。



 子爵を牢に放り込む。無礼だ、出せと煩いので立場を分からせるためぶん殴って黙らせた。これで少しは静かになるだろう。大丈夫死なない程度に加減した。




 次々と生き返らせ、サブコアで確認していく。



 ほとんどが赤い光点だったが、黄色の光点の者は53人いた。これが少ないか多いかは分からないが村を作るのには丁度良いだろう。


 53人のうち女性が20人だ。やはり女性の方が戦闘には消極的だったのだろうか。



 53人と言う事で31階層に10人で住める家を5軒建てた。これであとは自分達で暮らしていってもらおう。


 家に畑に湖、小牧場に牛4頭、馬4頭。うん大丈夫だ。 



 その53人に面談の後は俺の姿は見せず念話でハイエルフを通して話しかけた



「あなた達は今回の戦いに負けました。ただここにいる者達は情状酌量の余地があるとみてここで暮らしてもらうことになりました。ここは勇者の恩恵により隔離された場所であり元の世界とは違う空間になっています。


 ここは戦争も魔物も居ない土地であり、畑を耕し家族を作って暮らしてください。何か質問は?」


 すると1人の青年が手をあげる


「一緒に来た他の人たちはどうなったのでしょうか?」


「全員死にました。ここにいる以外はあなた達と違いあの町に攻撃を仕掛けましたので」


「私達も攻撃を仕掛けましたが……」


「ええ、ですがあなた達は命令で仕方なく攻撃に加わった。違いますか?」


「確かにそうですが……全員死んだ……」


 そう言って俯く青年。もしかすると処刑された中に友達がいたのかもしれないな。居ない方がおかしいか。同じ釜の飯を食い、寝食をともにしてきたはずだからな。


「他には?」


 今度は女性が手をあげる。


「私結婚しているのですが元の世界に戻れないのでしょうか?」


「残念ながら今の所は戻れません。なのでここで別の人と結婚するか、それとも結婚せずにいるかは個人の考えにお任せします」


「お願いします!帰して下さい!お願いします!」


 そう取り乱して詰め寄る女性。


「落ち着いてください。今の所戻れないと言っただけで絶対戻れない訳ではありません」


「え?」


 話を聞いている全員が波を打ったように静まる。



「いいですか。あなた達は戦争を仕掛けて負けました。これは理解できますね?」


「はい」


 全員が頷く。そして早く続きを、と促す。


「そしてあなた達以外は全員死んでます。もちろん一緒に来た貴族達もです。あの町に害を(もたら)そうとしたのですから当然の事でしょう。ですがあなた達には敵意は見られませんでした。なので今こうして生きているという事です。ここまでも大丈夫ですね?」


「はい」


 念話で話をさせているため俺には相手の顔が見えない。なので理解できているか判断できないのでいちいち確認するしかなかった。


「そんなあなた達が今すぐ王都や領地の家族の元に帰ったらどうなるでしょうか?」


「家族は喜ぶと思う…」


 そうさっきの女性が呟くように言う。


「ええ、あなたの旦那様や家族は喜ぶでしょうね。ただ周りの人たちの反応はどうでしょう。その時あなたはどう説明するのでしょう」



 女性はしばし考えこむ。周りの兵は全員死んだ中、自分だけが生きて帰ってきた。当然死んだ兵の家族は何があった、どうやって死んだなど説明を求めてくるであろう。


「周りからは、なんであんただけ帰ってきた!とか言われるでしょうね。それで私に敵意がなかったからと説明した所で納得してくれないでしょうね」


 そう言うと全員が考え込んだ。


「下手したら敵前逃亡と取られて逃亡兵扱いかもしれない?」


「そう言う訳です。今あなた達に出来る事は帰る手段を探すのではなく、いかにここで暮らしていくかを考える事です。いずれ時期が来たら帰れるはずですよ」


 そう言うと周りと視線を交わし頷く元兵士達。


「分かりました、よろしくお願いします」


「ええ、力を合わせて生きていきましょうね」


「……はい」


 納得は出来ないながらも他に道がないと悟ったのだろうか、力無く受け入れるしかなかった。


 こうして選別組の処分は決まった。あとでハイエルフから分かった事を伝えて貰って徐々に改善すれば大丈夫だろう。







 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆









 さて逆に選別されなかった者たちはサキュバス達に魅了をかけられ一部分(股間)以外はおとなしくなっている。



 そこにサキュバスからお願いをされる。


「ユウ様、我らのエネルギー補給のために何体か頂けないでしょうか?」


「ん?ああ、構わないがお前達はインキュバスとサキュバスでは補給できないのか?」


「可能でございますが、配下同士で行ってもよろしいのでしょうか?」


「ああ、問題ない。子供が出来たらドンドン産んでいいぞ。お前達に限らず配下全員に伝えておいてくれ」


「はい。ありがとうございます。必ず伝えておきます」


「で、どうする?補給用は」


「よろしいのですか?」


「構わん。ただし何処かへ連れ出すと管理が厄介だ。この牢屋内で補給するなら構わんぞ」


「畏まりました。寛大なご配慮に感謝いたします」


 話し終わると上機嫌で出ていくサキュバス。よっぽど溜ってたのかな?ゴブリン達は勝手に増えていってるから、みんな勝手に子作りしてるもんだと思っていたが知性がある分違うのかな?



 ま、これからは勝手に増えてくれるだろう。


 1層の配下の部屋も狭くなったらまた足せば問題ないしな。








 そして翌日ニューべガスは過去最高のDPを稼ぎだした。




 地下牢屋


 魔物1600体×平均12×500×2=1830万

 捕虜1564体×平均50×500×2=7820万

 監禁3164体×平均30×1.5×24=176万



 闘技場


 死亡者760人×平均35×500=1330万


 ホテル


 15000人×平均20×0.5×24=360万


 試練の館


 死亡者100人×平均15×500=75万




 合計 1億1591万DPとなる。1兆DPまで約23年!









いつもお読みいただきありがとうございます。

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今後もよろしくお願いします

m(_ _)m

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