49話 ハイロウの進化と試練の館
ラセツが進化した後ハイロウもLv40に到達しスターウルフへと進化した。
【NAME】ハイロウ
【CLASS】スターウルフ
【LV】40/60
【HP】3853/3853
【MP】1699/1699
【STR】619
【VIT】323
【INT】138
【AGI】380
【DEX】129
【LUC】70
スキル
爪攻撃 Lv4
牙攻撃 Lv4
風魔法 Lv2
身体強化 Lv5
気配察知 Lv4
嗅覚
風耐性 Lv2
光魔法 Lv2
変化 Lv2
ハイウルフへの進化と思っていたのでSSR扱いのスターウルフになって少しびっくりした。
ユウ:ハイロウ、聞こえるか?
ハイロウ:わふ!聞こえますご主人様!
ユウ:よく進化した。これからも俺達のために頼むぞ。
ハイロウ:わふわふっ!お任せ下さい。
ユウ:ところで変化Lv2を覚えたようだが何が出来るんだ?
ハイロウ:体を大きくしたり小さく出来わふっ!
お前、語尾わふになったの?
それにしても大きくしたり小さくか。変化だから姿形を変えるのかと思ったが少し違うらしい。ハイロウを呼び出しスキルのチェックをしてみる。
ユウ:じゃあ今の倍くらい大きくしてみてくれ。
わふっ!と吠えてから体がうっすらと光る。スキルを発動したようだ。
みるみる大きくなるハイロウ………だが、
「おい、ハイロウよ、お前大きくなったらなんかヨボヨボになってきてないか?」
見るからに年を取った老犬、いや老ウルフになったのだ。
ハイロウ:わ、わふ。どうやら年も大きくなってしまうようですご主人様。
「早く戻れ」
なんだよこれ、これ以上体大きくしたら死にそうだったじゃねーかよ。
小さくしたら何、子犬になるの・・・・!
「よし今度は小さくなってみろ」
みるみる小さくなり子犬になった。真っ白い子犬の出来上がりである。キャンキャン吠えてる。
かわいいじゃないか!すかさず抱き上げ撫でる、モフる。
手足も尻尾も短い!ぷりてぃーである!ペットである!
しばらくハイロウで遊んでいるとルーリがやってきた。
「何その子かわいい!貸して!貸して!」
盗られたのである。
「おい、もういいだろ。早くよこせ」
「ええ!まだいいじゃん。ねー」
ハイロウを返してくれないので仕事をすることにした。不貞寝ならぬ不貞仕事である。
やるべき事があったのでハイロウに構ってる暇はなかったのだ(今更
まずは下級試練の整備としてウェアウルフ、ゴブリンリーダー、オーク、オーガをボス設定にした。
それぞれPTを組んでいたために経験値が均等に入ったおかげで平均Lv20~22になっていた。
これ以上高くしてしまうと下級では倒せなくなる可能性が高い。
そうなると挑む者が少なくなってしまうのだ。余裕で倒せても面白くないしぜんぜん勝てなくても面白くない。
挑戦者はLv15以下の5人PTで挑むのでこれくらいが丁度いいらしい。
それにボス設定によって腕輪がなくても何度も死んで大丈夫になった。挑戦できる人数も増える事だろう。その分死ぬ人数も増えることになるしな。
そして中級試練の開放だ。
配置する魔物はこれまで牢屋でLv上げをさせていたハイオーク、ハイオーガ、シャドウウルフ、スライムキングのPTである。
これらはまだLv15前後と低いので腕輪を付けさせて戦わせる。
ただバトル組のリュウイチ達を残り1枠のPTに入れてあるのでバトルロイヤルで得た経験値でLvはすぐ上がると思っている。
こいつらも35くらいになったらボスに設定するつもりだ。
上位で呼び出した魔物は下位に比べてスキルも増えているしレベルが低くてもそれなりの勝負が出来るのではないかと思っている。
例えば
オーク ハイオーク
棒術Lv2 棒術Lv3
身体強化Lv2 身体強化Lv4
HP回復強化Lv2
物理耐性Lv1
とスキルだけ見ても強さが一目瞭然である。
魔法使いが来たら簡単にやられそうではあるがな。
地下1階の整備もしてみる。
ダミーコアを使ったコアルーム、メインコアルーム、そして召喚するものが大きくてもいいように召喚部屋。
その他、領域内の各地に飛べる転移陣を一部屋にまとめた。
これは住人や客には見つからない場所(控室や関係者部屋)に配置してある配下専用の転移陣である。
その隣には配下の魔物達の居住区を作る。
こちらは自重無しで作っていいので適当に家を作り好きなように選んでもらった。
最初期に作ったゴブリンラットスライム達は相変わらずそのまま居てもらうことにする。
さて続きましてはハイエルフを2体 エルダードワーフを2体 アークデビルを2体 インキュバスサキュバスを1体ずつ召喚
アークデビルとサキュバスインキュバスには変化のスキルを与えた。
さすがに魔族の様な姿では人間の町には溶け込めないだろうし、何かイザコザがあった時に俺が面白くない。
それぞれ2人でPTを組ませて、得意武器か得意魔法を伸ばすようにスキルを与え、さらにPTの片方に収納Lv6とリバイブ、もう片方に完全回復とHP回復強化Lv6を習得させた。
明日から牢屋でLv10に上げさせたあとに王都へ転移させ、そこから人間国・グランエント内の各町へと旅立たせる。
王都から四方にノースエント、サウスエント、イースエント、ウエスエントと大きな町があるらしい。
王都以外の各町からも転移による人集めのためであるが、それだけだったらワイバーンを飛ばせばいい。
今回はそれとは別に道中の魔物退治、ダンジョンの位置の把握、盗賊の確保も兼ねてのゆっくり旅だ。
期間は1週間を考えている。各町では家を購入させてそこに転移陣を設置させる。
それもこれも俺の願望から始まったのだが、
「セバスさん、盗賊退治行きたい。」
「どこにいるかも分からないのに行かせられません。」
「じゃあ旅をしたい。」
「まだ町が始まったばかりです。それにいつゴルドが仕掛けてくるか分かりませんので今は町に居てください。」
セバスにこう言われて仕方なくの策が今回の作戦であった。
こうなったら早く人間国の問題を納めて次の目標である獣人国・ドレイクへは俺が行くのだ。
その前にルーリ!早くハイロウ返せよ!
「もう少し待ってよ!。この子かわいいんだもん」
ユウ:ハイロウ元の姿に戻れ。
ハイロウを抱き上げていたルーリは抱えきれず見事に押し潰されたのだった。
ハイロウの巧妙な罠により俺達は仕事ができなくなっていた。
――――そして1週間が過ぎた。
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