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34. 急襲
「お待たせしました!当店自慢のドラゴンラーメンです」
※イメージです。実際の商品とは異なる場合があります。
先日食べたラーメンと全然違う。
具は山盛りではない。
どんぶりの中には濃厚な香りのスープ、そして麺が入っている。
麺の上には茹でた緑の葉野菜、薄切り肉などが乗っている。
私が昔食べたラーメンはもっとシンプルだった。
でも匂いは記憶の中のものと一致する。
これを食べたかったのだ。
何度そう願ったことか。
何度夢に見たことか。
それでは、頂きます。
スプーンでスープをすくう。
口元に近づける。
湯気でだけで口の中に風味が広がるようだ。
……その時。
―――ガラガラガラッ
勢いよく扉を開け、誰かが店内に入ってきた。
「いらっしゃ……」
店員たちが固まる。
私も思わず固まる。
そこにいたのは、頭から血を流した裸の女だった。




