j
影響というのはすごいもので、
それほど思っていなくとも案外見られている。
脱退して数日の間、後釜のようなものができていたり、
まぁ、何というか、おおよその変化が訪れていた。
罪悪感がないというと嘘になるが、
だからといってとりわけ出来ることがあるわけでもない。
僕は本来そういう人だったのだ。
今も人であるかどうかは甚だ疑問であるところだが、
それでも、僕が僕であることには変わりない。
ともあれ、
そんな「自分」が生きる世界が大切なわけで、
当然、そこでは「様々な情報」に侵されるわけで、
勿論、それは生きる上で必要不可欠なことであり、
相互作用するのはわかっているのだが、
だがしかし、やはり侵襲性の強い一方的なものもあるわけで、
受け取るより壊されかねない、ということもある。
何が普通になるか、というのは非常に魅力的でもあり、
それと同時に恐ろしくもある。
世界は選ぶ必要がある。
否、私はもう既に分かっている。
けれど、恐ろしいのだ。
このままその世界に行くということが
果てしない孤独が待ち受けているという真実が
私は怖くて怖くて仕方がない。
たどり着いたところで、そこには誰もいないのではないか。
何も共感できないし、分かり合えないのではないか。
一方的に知っている、というのはとても辛い。
どれだけ人を束ねても、否定しようとしても、
それを呆気なく否定してしまうというのは
本当に辛い。