第1章「編入」
初投稿です。誤字脱字があっても暖かい目で読んでいただけると嬉しいです。
「なぁなぁ、ユウキ君よぅ〜。お前のいとこの黒神夜子さんって、あの有名な女子校に通ってんだろ?可愛い子を紹介してよう〜。」
下心剥き出しだな。まぁ、ヨッちゃんはあそこに通ってる生徒だけど…
「あそこ、全寮制だから諦めてうちの生徒にでも告ってろ。じゃあ、うちはあっちだから。じゃあな。」
確かにヨッちゃんは、あそこの生徒だ。しかし、あそこは、女子だからといって、そう易々と入ることはできないらしい。何故かというと、あそこは、魔法使いのための学校なのだからだ。ん?何やら背中に柔らかい感触が…
「久しぶり、ユーウ君‼︎」
そこにいたのは、黒神 夜子…僕のいとこだ。
「どうしたの、ヨッちゃん?寮にいるんじゃなかったの?」
「お母さんが呼んだからね。」
叔母さんが?一体何で…
「ユウ君も一緒にってさ。」ーーー
「「ただいま。」」
僕は、何故呼ばれたのか、不思議だった。
脱いだ靴を並べて、リビングに入った。そこにいたのは、叔母さんともう1人は…
「あっ理事長先生。」
え⁉︎理事長先生?どうしてうちに?
「お邪魔しています。黒神さん、桜川君。今日はですね、桜川君を、我が校、国立第壱魔術学園高等部に編入してもらいたくて、来たんですよ。」