春暁の俳句
春暁や
雨の香笑う
雀かな
先日夜明け頃に目が覚めたので、外に出て一服がてら詠んだ句です。
春先の肌寒く澄んだ空気の中、明るく染まり始める東の空をぼんやりと眺めていると何処からか雀の声が聞こえてきました。
足元には水溜り。どうやら夜中に雨が降っていたようです。
まんま孟浩然じゃねえか!
折角だから、桜の花でも散っていたら百点満点だったのに!
などと二日酔いの頭にニコチンを補給しながら考え、慣れない俳句を詠んだ次第です。
季語は“春暁”
澄んだ空気は“雨の香”で表現してみました。そして、雨が止んで朝が来た事を喜び囀る雀。
また句末に“かな”を用いて、夜明け頃独特の静かで優し気のある感じに仕上げてみたのですが、どうなのでしょう。
俳句の知識は少ない故に自己評価すら出来ませぬ。