第3話:翼羽アリス、アイドル・クラッシャーを始める-"Yohane Alice" and an idol crusher are begun. -
※小説家へなろうへ移植する際、エキサイト翻訳の英文追加を行っております。 今回はなろうの方へ掲載するには…という1シーンをカットしました。何処をカットしたのかはpixiv参照の方向でお願いします。
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・2015年5月6日午後1時41分付:前書きをコンパクトに。行間調整等を行いましたが、本編内容には変更はありません。
西暦2012年、超有名アイドル解放組織IKS47の動きは活発になった。
4月に起こった上野公園における抗議集会の鎮圧、それ以外にも多くの事件に関与している疑いが浮上する。
それだけの行動を起こしているのだが、彼らを逮捕できないという状況は続く。ネット上では彼らの悪事ばかりが取り上げられているはずなのに…何故なのか?
それは、麻薬販売シンジケートの摘発、遠隔操作ウイルスの作成者逮捕、リサイクル可能資源の海外流出等の事件がIKS47と協力して解決した物だった現実が存在する。
そう言った事情もあって、警察も政府も迂闊には逮捕を実行に移せない現状があった。
そんな中、8月に彼らの代理人と名乗る人物が国会に姿を見せた事で動きを見せる。
その代理人の正体、それは九音玲二だった。
「関係者以外は立ち入り禁止だ」
議事堂前、九音は警備員によって足止めをされていた。そして、九音の方は何かをポケットから取り出す。
「話は、この人に通しています。直接連絡をすれば分かりますよ」
九音が取りだした物、それはスマートフォンだった。画面には官房長官のメールと思われる文面が表示されている。
「確認をとる。少し待っていろ」
警備員が自分のスマートフォンを取り出し、国会内の何処かへと連絡をする。
『その人物は問題ない。メールの方も彼に送った物だ』
電話に出た人物、それは官房長官だった。そして、警備員はゲートを開き、特別車を手配して九音に車へ乗るように指示する。
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「我々の目的、それは超有名アイドルを復活させる事です。今の国民には、心の拠り所になるようなアイドルが必要だ」
『しかし、ソーシャルゲームのコンプガチャ、CDに同封した握手券でファンを釣るような商法…それらがアイドル破産という単語を生み出し、流行語にもなってしまった』
「それは、一部のBL作品や某□□□漫画の信者による罠です。彼女たちこそ、日本には不必要の存在。超有名アイドルこそ日本が誇るコンテンツなのです」
『それでも超有名アイドルを即座に解放する訳にはいかない。君達に賞金を懸けた理由、知らない訳ではないだろう』
「賞金に関しては知っていますよ。しかし、そんな事をすれば悪質なBL勢を生み出す事になり、悲しみの連鎖は永遠に続くでしょう」
『君達は何を求めている?』
「現状のアイドル法案を廃案にし、超有名アイドルを完全開放、その代わりにBL勢を締め出すのです」
『一部の勢力を締め出したとしても、同じ事を繰り返す可能性は否定できない。それは、海外から輸入されたドラマ等でも実証されている』
「確かに。一部のコンテンツを締め出せば〈表現の自由〉等を脅かすという勢力は出てくるでしょう。しかし、某□□□漫画の信者は違う」
『一体、どこが違うというのか?』
「彼女達はカップリングさえ作れれば、他の勢力が反対していたとしても脅迫事件等で黙らせるというやり方を取る。そう言った勢力が全てに言えるか…というと、そうではないのは事実だが」
(中略)
『同じ事は超有名アイドルにも当てはまると思うが…』
「超有名アイドルにも、悪質な転売に走るような人物や違うアイドルグループに対して炎上を狙った勢力がいたのは事実だ。それを否定するつもりはない」
『下手をすれば、超有名アイドルは海外への輸出を禁止し、日本の産業そのものにも輸出制限を書ける可能性もあった。それ位に超有名アイドルは危険な存在だ』
「しかし、我々が想定していたような使い方とは別の利用方法をされた物は複数存在します。超有名アイドルも正しく広めれば、必ず海外からも理解される事でしょう」
(後略)
(週刊△△に掲載された記事より一部抜粋。対談に応じたのは九音玲二と官房長官)
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8月に行われた官房長官と九音玲二の秘密対談、これは新聞やテレビ局のニュースでは取り上げられず、週刊誌にようやく掲載されているというレベルだった。
この対談が行われた真相は不明だが、その数ヵ月後にはアイドル・クラッシャーのルール改訂等も行われ、IKS47が参戦できるように変更された。
これによって、IKS47を正統的な理由で倒す事も可能になったのである。賞金欲しさにIKS47へ挑むBL勢が後を絶たなかったが、最終的に返り討ちと言う結果となる。
それから更に1年以上が経過した2014年3月、更なるルール改訂が行われた。
その翌月である4月1日には、ある宣言がされたのである。
『ある1つのゲームで勝利した時に、アイドル法案廃止を含めた検討をする』
そのゲームは、何とアイドル・クラッシャーだった。どうやら、ルール改訂に関してはIKS47の仕込みだった事が判明したのは、この宣言を聞いた後だったのである。
IKS47にリアルチートが増えつつあった現状、政府にとっては打つ手なしと判断し、次期総理大臣の称号を与えるとした。
それが、後に大事件を生み出すきっかけになろうとは…政府も、この時は予想していなかった。
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西暦2014年5月2日午前11時30分、ある人物のアイドル・クラッシャー参戦には衝撃を受けているように見えていた。
【どういう事だ?】
【スーツのデザインは異なるが、あの動きは知っている人物だ】
【!?】
ネット上のつぶやきでは、この試合を動画で見た衝撃を物語るコメントが多い。
その半数が【どういう事なの?】や【どうしてこうなった】のようなコメントだった。
〈アイドル・クラッシャー終了。チームサバイバル全滅、IKS47・チームIが勝利しました〉
試合の結果は、100人以上というサバイバルゲーム経験者チームを全滅と言う結果になった。全滅の場合、リーダー機を最後に撃破すれば全滅判定になる。
「全ては、アイドルコンテンツ復活の為に!」
リーダーと思われる緑のパワードスーツを着た人物がメットを外すと、その正体は何とクラウド=ノエルだったのだ。
【敵前逃亡者が、何故IKS47にいる?】
【一体、彼を採用した理由は何だ?】
ネット上でクラウドをIKSに電撃参戦した理由が分からない…と言う意見が多い。
その理由の一つには、アイドル戦争にて敵前逃亡に近い状態で戦闘離脱をした事にある。
戦力としては申し分がない人物だが、こうした部分が周囲に不安を与えている…と分析するネット住民は多いのだ。
【また敵前逃亡をするのでは?】
【そう決めつけて、後でIKSに消されると面倒だ】
【それもそうかもしれない。まずは様子見か】
【彼が九音と再び組むという事自体、あり得ない話だからな】
【過去にアイドル戦争では、スキャンダルがあったという話もあるが…】
しかし、今は様子見をするしかないと考えるネット住民も多い。その一方で、アイドル戦争の時に起きたスキャンダルを引きずるファンもいるようだ。
その一方、ネット上の本命と違う本命が注目を浴びていた。場所は埼玉県草加市で、一方の相手はイージスにも敗れた経験を持つチーム2課ポリスだと分かる。
『これで決める!』
グレーを基調とした黒いインナースーツ、重戦車を思わせるようなパワードアーマーを装着した女性が戦車砲を構える。
実在戦車に近いような装甲デザイン、脚部は無限軌道での走行も可能、破壊力が非常に高い砲弾も使用可能と言う軍事的な要素が非常に濃いパワードアーマーでもあった。
それほどのパワードアーマーを、女性が軽々と操っている事実は、2課ポリスのメンバーも驚きを隠せない。2課ポリスでも、ロボットをアイドル・クラッシャーで上手く動かせるまでに実戦込みで半年である。
最近の学校ではアイドル・クラッシャーが必修科目にでもなっているのだろうか? そんな疑問を、非常に反応良く動くパワードアーマーから感じていた。
「そう簡単にやらせるか!」
2課ポリスとしては、何度も連敗をする訳にはいかない。それに加えて、イージスのようなロボット相手ではない為に苦戦を強いられている。
「しまった!?」
前方のリーダー機を発見し、指揮車数台が攻撃を加えようとした、その時だった。スピーカーから流れたのはアイドル・クラッシャー終了のアナウンスだった。
〈アイドル・クラッシャー終了。チーム2課ポリスリーダー機撃破に伴い、チームパンツァーの勝利となりました〉
2課ポリスのメンバーは、思わず悔しがった。イージス戦で惨敗した事が影響していたのか、それとも…。
「あなた方は頑張った方ですが、私達の方が一枚上手だっただけの事です」
指揮車の目の前にいた、パワードアーマーを装着したリーダーがメットを外す。その素顔は黒髪の短いツインテールの女性だった。
「超有名アイドル勢やイージス対策だけでは、アイドル・クラッシャーは勝てないという事か」
指揮車の人物は超有名アイドルの使用するチート能力、イージスのディーヴァシステムに代表される未知の技術対策だけではアイドル・クラッシャーは勝てないのだと悟った。
「参加しているのは、超有名アイドルやイージスのような単独勢力だけではありません。他にも多数のプレイヤーが参加しているのです」
彼女の名は蒼井つばさ、チームパンツァーのリーダーを担当している人物でもあった。
チームパンツァー、女性5名というチームで、修理ユニット1、補給ユニット1、戦闘ユニット3というバランスのとれたチームである。
その中でも、つばさの能力は他のメンバーよりも上なのだが、それでも彼女だけが強い訳ではない。それ以外のメンバーもアイドル・クラッシャーの経験者で構成されているのが大きいだろう。
【パンツァーはバランスがいい。戦闘ユニットと修理および補給ユニット、リーダー機の割合で7:1:1:1が理想とされている】
【イージスのような1人で参戦しているような特例を除外すると、バランスとしては戦闘7:特殊3だな】
【しかし、リーダー機と戦闘ユニットは同じ扱いではないのか?】
【戦闘をしないリーダー機も認められている。この場合は、戦闘ユニットが大量に存在するというケースに利用されている】
【色々とチーム構成も大変だな】
チームパンツァーのバランスは、確かに優秀である。しかし、セオリー通りにいかないのがアイドル・クラッシャーだ。
セオリー通りにいかないのは、アイドル・クラッシャーの試合だけではない。参加するチームや選手にも色々な事情が存在する。
その中でも極めつけの理由を持っているのは、彼女だった。現在は秋葉原でバトルを行っているのだが…。
「あれも超有名アイドルなのか?」
「彼女は違う。超有名アイドルリストにも載っていない」
「情報が古いだけではないのか?」
「情報は2014年3月期付の最新版だ。載っていないとなると、規制法案対象のアイドルではないというべきか」
周囲の観客も衝撃を隠せない程、彼女のデビューは衝撃的だったのだ。
「あの外見からすると、コスプレイヤーか?」
「メイド服が全てコスプレイヤーとは限らない。実際のメイドかもしれないぞ」
「腕に装着しているのは、携帯音楽プレイヤーのように見える」
「アイドル・クラッシャーに使用する端末に関しては、特にメーカー縛りは存在しない。自作物かもしれない」
身長162センチと若干小柄、金髪のセミショート、3サイズは73、59、70(推定)、右腕には携帯音楽プレイヤーにも見えるガントレットを装着している。
彼女の名は翼羽アリス、実は別分野でアイドルデビューが約束されていた人物だが、芸能事務所が警察の強制調査で消滅した事でデビューも白紙になっている。
この白紙化に関しては諸説あり、アイドル規制法案の違反でデビューが白紙化、別の事件での強制調査でデビューが白紙化等が語られているのだが、真相は定かではない。
「この相手には、これね!」
アリスの手元に出現したのはビームの刃で出来た薙刀だった。それを勢いよく振り回し、周囲の敵を薙ぎ払う。
「次は、これかな?」
アリスがガントレットを操作して、次に呼び出したのは2丁のハンドガンだった。そして、スタイリッシュアクションで隠れている敵を含めて一掃していく。
ビームピストルからは銃声がするが、音量がかなり抑えられているように思える。サイレンサーに代表される消音型の銃を使っているのか…と思われたが、実際はレーザーのようだ。
激しいアクションを展開するアリスだが、スカートがめくれた下にはビームダガーを隠しており、頭上から襲いかかってきた敵をビームダガーで迎撃し、ハンドガンで周囲の敵に対応する。
「おい、今の見たか?」
サバイバルゲームに使用するようなスーツを着ている男性兵士Aが、何かに気付いた。
「ニーソだな。まさか、スカートの下にビームダガーやショットガンも隠しているとは驚きだ」
別の男性兵士Bはスカートの下に武器を隠している部分に驚いているようだが、男性兵士Aはハリセンでツッコミをしたいような状態になっていた。
「そこじゃない。彼女が穿いているのは、ふんどし…」
男性兵士Aが何かを言おうとした時、別のメンバーがビームサーベルを持って接近している事に気づかず、あっさりと撃破された。
バトルは終了し、その結果は周囲が驚くような結果だった。
〈アイドル・クラッシャー終了。チーム・アイドルハンドレッド、リーダーの戦意喪失に伴い、チーム・アリスの勝利となりました〉
チーム・アリス、アリスを中心とした武装メイド集団である。元々はアリスとは別の人物がリーダーだったのだが、アリスがリーダーに代わってからは連勝を続けている。
「みんな、応援ありがとう!」
アリスが周囲の観客に向けて、手を振っている。これも一種のファンサービスなのだろうか?
午前12時、ファストフード店で焼きそばパンとコーラ、春雨サラダサンドをトレーの上に置き、自分の席へとすわると、おもむろに彼女はスマートフォンを取り出した。
「既に対抗馬と言われたチームが次々と黒星を付けている。これは、どういう事なのか?」
身長は177CM、黒髪のロングヘアに男物の服を着ている女性、彼女の存在は周囲の人物から見ても目立つ存在になっている。そして、彼女はつぶやきサイトのマイページを開き、メッセージを入力し始める。
【チーム・アリス、実力はありそうに見えるけど】
つぶやきサイトにメッセージを送信していたのは、上条あきらだった。彼女はアイドル・クラッシャーには参戦していない。
「それに、翼羽アリスには何か事情があるように見える。少し調べてみようかな」
しばらくして、上条は翼羽アリスの情報をつぶやきサイト上から検索しようとしたが、情報規制に引っ掛かった為に別のサイト経由で探す事にした。
《翼羽アリスには、芸能事務所がアイドル規制法案の類で違反があってデビューが流れたという話もある。しかし、真相は微妙に違うようだ》
《アイドル規制法案に関しては正解だが、それとは別に警察の強制調査を受けていたという話がある》
《何でも、違法な業界でデビューをさせようと考えていたらしい。どこの業界かは―》
「途中でメッセージが読めなくなっている? これが意味する物は一体?」
上条はメッセージの文字化け部分を解読しようと考えた。
しかし、違法な業界と言うとある程度の見当がつく。つまり、そう言う事なのか…と深く考えるのを止めた。
同刻、アリスはアイドル・クラッシャー用アンテナショップ内にあるシャワールームでシャワーを浴びていた。
「私がアイドルになるって言っていた分野って、アイドル・クラッシャーではなかったような気配がする」
シャワーを浴びた後、タオルで体を拭き、その後でアリスは着替え始める。その手には、何か布状の物を握っているのだが…?
「本当だったのかな? 超有名アイドルのデビューと見せかけて別のアイドルビデオ業界に勧誘するというパターンがあった噂」
布状の何かを手慣れた手つきで体に巻きつけていく。どうやら、アリスが持っていた布はさらしだったようだ。
「どちらにしても、アイドルにあこがれる人たちの思いを利用した事は許せない。何が何でも、IKS47の野望は止めないと」
アリスには、一連の事件がIKS47による仕業なのではないかと考えていた。おそらく、この考え方はBL勢が全ての元凶と考えている、とある人物と一緒の可能性もある。
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同日午前12時、西新井某所にある何かの施設内…。
「私の名前は西雲冬真。世界の中に存在するアカシックレコードにアクセス出来る力を持っています」
西雲冬真、今日も彼女は自分の研究部屋でラジオ番組の生放送を行う。このラジオは、どうやらネットラジオと言うカテゴリーらしい。
番組名は《アカシックレコード・プロファイル》、アカシックレコードと言う固有名詞は色々な所でも見かけた事のあるような単語だが…?
「今回、皆様に解説する単語は、ディーヴァシステムです」
そのシステムはアイドル戦争で初めて姿を見せました。イージスというロボットが展開した【人類にとって早すぎたシステム】の正体です。
イージスAIの歌う歌、その歌には人間から闘争心を奪うとも言われていました。実際は危険なシステムではない事が研究でも判明していますが…。
(中略)
そして、ディーヴァシステムは軍事利用を想定していた物、つまり、戦争で使われるかもしれない事が研究で同時に判明したのです。
その能力は、女性超有名アイドルグループと男性有名アイドルによるアイドル戦争を即座に終わらせた事からも実証されています。
ですが、ディーヴァシステムに関してはオカルト的要素があるのではないか…という観点から軍事転用は中止となりました。
実際、こうしたシステムが無差別テロに使われる事を考えた場合は怖い物がありますね。
最終的には、歌を歌うという部分のみがソフトとなって、現在のディーヴァシステムで作成された楽曲が動画サイトを盛り上げていると言っても過言ではありません。
(後略)
「次に紹介するのは、パワードアーマーです」
アイドル・クラッシャーで注目をされた技術ですが、本来であれば災害救助等のレスキュー分野で使われるべき技術であるのは明らかでしょう。
何故、このような技術がアイドル・クラッシャーと言う中で埋もれているのか、その理由は自分にも分かりません。データの解析が必要になると思います。
皆さんもアイドル・クラッシャーでは戦車や重機、ロボットも投入されています。殺傷能力を持たせなければ、何でもアリと言う世界です。
何故、殺傷能力を持たせていない物ならば何でもアリとしたのか? 事故や暴走等も考慮していないのか?
もちろん、その辺りのガイドラインも厳しく設定されており、それをクリアした物だけを使用可能と言うルールになっております。
何でもアリとしている一方で、こうしたガイドラインが決められているのも正常なゲームを進行できるようにと言う運営の取り組みと言えます。
しかし、そんな中でも一部で言われているチート問題が取り上げられております。週刊誌報道やニュースでも連日報道されているのでご存知な人は多いでしょう。
一番チートされていると言われている分野、それがパワードアーマーなのです。パワードアーマーの使い手が全てチートのプレイヤーではない事は運営も把握しており、公式ホームページでも告知されております。
つまり、運営も週刊誌報道やワイドショーの報道で〈ねつ造〉されている部分がある事を把握しているのかもしれません。
そして、SFアニメや特撮などをご覧になった方は「そういえば?」というシーンを見かける事もあるはずです。
該当するシーンを完全再現、あるいは完コピしてしまう使い手も現れました。
更に言えば半数以上のチート使用者がIKS47という組織に所属している超有名アイドルの…と、ここで時間が来てしまったようですね。
「それでは、また次回にお会いしましょう」
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一方、同時刻に北千住で行われていたバトルでは、200人近い人数のアイドル候補生と超有名アイドルと言うチームと戦っている人物がいた。
「あなた達では、私には勝てない。チート能力を使っている以上、実力差で明らかに負けるのは確定的だから」
背広姿にトライデント、腕にはARブレスと言うタブレット型端末を装着している女性、上条麗菜である。
「私達が負ける?」
「私たちの能力は、アイドル戦争で使われた当時のチートだと思ったら、大間違いよ!」
忍者の格好をした女性アイドルが瞬間移動をしたかのような超高速で上条に接近する。しかし、上条の表情が崩れる事は一切なかった。
次の瞬間、上条の背後には青色の長方形型シールドが瞬時に出現し、忍者アイドルの刀を受け流した。
「バカな!?」
忍者アイドルも思わず驚くが、彼女に続くかのようにスナイパーアイドルが狙撃銃で一斉に狙撃を開始する。だが、上条の表情は未だに崩れない。
「それで終わり? あなた達の言うチートも、大した事はないのね」
何と、狙撃が来ると思われる位置には既にシールドがスタンバイしており、全ての銃弾をガードしていたのである。上条の余裕とは、この事だったようだ。
「金の力を積み立てただけで、さほど実験もしていなかった技術では、この程度が限界。本当のチートは―」
何かを話そうとした上条は、シールドとしてスタンバイしていた12枚のシールドスラッシュを自分の所へ集結させる。
「こういう事を言うのよ!」
12枚のシールドスラッシュは、次々と周囲にいた超有名アイドルを気絶させていった。かかった時間は、10秒にも満たない。
「信じられない。我々は、超有名アイドルの地位を向上させたいだけなのに」
忍者アイドルは倒れる前に、これだけを言い残して気絶した。
「超有名アイドルは、どの世界でも自分たち以外の存在を排除し、唯一神として君臨しようという歴史を繰り返している。そんな大量消費型コンテンツ時代は、幕を閉じなくてはならない」
聞いているかもわからないつぶやきを残し、上条は別のエリアへと向かった。
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次回予告
『アイドル・クラッシャー2』に参戦する者の一部には、私利私欲の為に総理大臣になろうとする者も存在した。
しかし、それらの野望を抱いた人物は、黒のカラーリングをしたイージスに倒されたという。
ネット上では黒いイージスに、とある人物を重ねるネット住民が相次ぐ。
その一方で、クラウド=ノエルの発言が予想外の展開を生み出すきっかけを作りだしたのである。
次回、連鎖のアイドルソング『光と影の世界』
「超有名アイドル商法の連鎖を断ち切れるのは、誰なのか?」
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