第11話:浮かび上がった世界線-The world line which emerged-
※小説家へなろうへ移植する際、エキサイト翻訳の英文追加を行っております。 今回、1場面で微妙な修正を行っています。チーム・パンツァー→チーム・トルーパー
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・2015年5月7日午前2時15分付:行間調整、前書きコンパクト化
『その力は使い方を間違えれば、日本を物理的にも破滅させる事も出来る力だ』
この言葉は2つのプロジェクトを指していた。
〈イージス計画〉と〈プロジェクト・イージス〉である。
政府が考えていた、日本全土を巨大な盾で完全防御をしようと考えていたプロジェクトイージス、新たなARゲームの可能性を見出そうと考えていたイージス計画。
結局、プロジェクトイージスは予算が膨れ上がった関係で中止、イージス計画も途中までで凍結したという話となっている。
ところが、この2つの計画は引き継がれていたのだ。
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予算の関係で中止になってから20年後、西暦2004年の事である。
「地球上から飛来するであろうデブリ等に代表される飛来物、それを日本へ落下させない為の計画がありました」
日本の科学者たちが集まる〈サミット〉がつくば市で開かれた。
サミットと言う割には大きな会場を借りず、公民館クラスの会場でテーブルにはお菓子等も置かれている。借りている部屋も、お座敷である。
その正体とは、架空科学に関して議論をするというテーブルトークRPGの集まりだったのだ。サミットと言うのも…。
「プロジェクト・イージス、この計画は20年前に中止になった。しかし、この計画には衝撃の事実があったのだ」
メガネをかけた男性が語りだした。その周囲には10人~20人単位の参加者が集まっている。
「この計画が出来たきっかけ、それは有名な某SFアニメでスペースコロニーが落下するというシーンがあった。それを見た政府が未来に起こるであろう危機に対し…」
その話に割り込みをかけてきた人物がいた。彼は別の人物に誘われて、ここに来たというような感じである。
「まさか、そのアニメを見て将来的に地球が滅亡するかもしれないから、イージス計画を立ち上げたのか?」
割り込みをかけてきた男性は、黒髪のロングヘアで若干背も高いように見える。有名男性アイドルグループに入る前の、九音玲二である。
「そのまさかだよ。アニメや特撮の世界は作り物で、フィクションだ。しかし、それらの事件が現実で起こらないという保証はどこにもない。違うか?」
メガネの男性は断言する。彼と九音は、この会場で知り合った。
そして、月に1度くらいのペースで同じような集まりに参加しては、近い未来を語り合った。最終的に、九音が芸能界入りするまでは会っていたと思われる。
時は流れて西暦2007年、アイドル戦争が起こるのでは…と思われる中、九音は意外な人物と芸能事務所で巡り合う。
「久しぶりだな。九音?」
久しぶりと言われる筋合いは…と自分の名前を呼ばれた九音は疑問に思った。しかし、彼がポケットからメガネを取りだした事でようやく思い出した。
これが、九音とクラウド=ノエルの出会いだった。
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〈イージス計画自体は20年前位に予算が取れずに中止になった経緯があるらしい〉
〈後に、その計画を何処かが引き継いで、アイドル・クラッシャーに使用される建造物保護用のバリアを開発したのでは…と言う説がある〉
〈イージス計画に関しては、莫大なエネルギーをどうやって確保するのかと言う問題が解決できなかった。太陽発電が進化していれば、あるいは別の何かで代用が可能ならば〉
それとは別に、イージス・プロジェクトのデータを集めている人物がいた。
「イージス計画とイージス・プロジェクト、本来は1つの計画だったのが2つに分離していた…」
西新井の自宅、そこには色々な雑誌が整頓され、パソコン、ゲーム機、携帯電話等も置かれている。
「これを1つとした時、本当の意味でイージス計画は発動する」
その人物はメイド服と言う外見に、前髪はぱっつんと言う女性。彼女の目的とは、一体…?
そして、政府は各種エネルギーの確保に目処が付いたかのように、建造物保護用バリアを改良した物を日本各地へ配置した。
このシステムには太陽発電パネルが組み込まれており、エネルギーを自前で用意できるという物になっている。
後に、アイドル戦争で予想外の活躍となり、増産される流れとなった。
更に付け加えれば、この建造物保護用バリアが思わぬ形で利用される事になるのだが、それが〈バリアの技術による物と〉判明するのは数年後である。
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西暦2014年5月18日午後2時、熱狂が冷めない中でアイドル・クラッシャー2の決勝戦が始まった。
『東側エリアより、チーム・アリスの入場です!』
実況を担当していると思われる人物のコールと共に、東側エリアから姿を見せたのは翼羽アリスとメイド部隊のメンバーである。
そして、メイド服姿の上条あきらの姿も確認出来る。
「まさか、こんな所で会う事になるなんて…」
水上沙夜が決勝に進出した事に対し、上条あきらは一言だけつぶやく。
「みんなー! 遂に決勝戦だよ! 最後まで応援よろしくね!」
アリスに関しては、深刻な表情をしている上条あきらとは反対に、ポジティブ思考と言わんばかりの表情をしている。
そして、周囲の声援に答えるかのように手を振った。
他のメイド達も、剣を持っていたり、薙刀を持っていたり、中には巫女装束にしか見えないものや、アマゾネスのようなメイドも存在する。
さすがに男のメイドは存在しないが…。
『西側エリアより、オリジナルイージス、水上沙夜の入場です!』
コールと同時に上空から西側エリアに降りてきたのは、オリジナルイージスだった。そして、着地したイージスのコクピットハッチが開く。
「私も手加減はしない。全力で挑む!」
ハッチから姿を見せたのは、パイロットスーツにメットを脱いだ水上だった。一言喋った後は、コクピットの中へと戻り、ハッチも閉じる。
『今回は、どちらかのリーダーが撃破されるまでのせん滅戦となるようです。ただし、イージスは1体の為、3回までのダウンが認められます』
実況の人物よりルールに関しての説明が入る。今回はリーダー撃破が勝利条件となるようだが、イージスは1体の為に2回までのダウンが認められる。俗に言う3ノックダウン方式だった。
午後2時5分、試合開始を告げるアナウンスが流れる。
『それでは、試合開始です―』
そして、アリス側はメンバーを分散させてイージスを追い詰める作戦に。一方でイージスは敵を索敵していたのだが…。
上空に姿を見せたのは、黄金のパワードアーマーの人物だった。しかも、空を飛んでいるようにも見える。
「飛行ユニットだと?」
「飛行できるのはイージスだけという話を聞いている」
「その昔、アイドル戦争で飛行ユニットが存在したという話もあるが…」
観戦していた観客も、この乱入に関しては非常に驚いているようでもあった。
《未確認パワードアーマーが接近中。識別は、レギオンです》
「そんなバカな事が…! あのレギオンは偽物だったの?」
イージスAIと上条あきらが同時に驚く。2チームの目前に現れた黄金のパワードアーマー、その正体はレギオンだったのだ。
その証拠に、ライオンモチーフのレギオンメットは本戦に登場したレギオンと全く同じ、持っているレギオンブレードも一致している。
『この茶番も、いよいよフィナーレだ。日本のコンテンツ産業は、一度リセットするべきなのだと確信している』
ノエルが指をパチンと鳴らすと、彼の周囲には飛行ブースターを装着した超有名アイドルが複数人現れたのである。
「この光景って…」
アリスが、超有名アイドルの大軍勢を見て何かを思い出そうとしていた。
《間違いありません。彼は、アイドル戦争の続き…つまり、第2次アイドル戦争を起こそうとしています》
イージスAIは一つの結論を出すのだが、水上は目の前の光景を見て言葉が出ずにいた。
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午後2時10分、会場のエリア外ではIKS47の残党とIKS反乱軍だけではなく、更にはチーム・バスケやチーム・サイクリング、チーム・スイミング等のBL勢とも手を組むという展開になっていた。
「イージスの火力は化け物か?」
「イージス自体がバランスブレイカーの気配がする」
「実際にイージスを倒した人物もいる以上、バランスブレイカーとは違う!」
それぞれのチームが黄色及び紫のイージスに挑むのだが、全てが返り討ちにあうという状態になっている現状のようだ。
「何故、チーム・トルーパーも裏切るのだ?」
会場を防衛し続ける黄色のイージスと上条麗菜、途中から駆けつけたチーム・ランスロットだけではなく、このエリアにチーム・パンツァーとチーム・トルーパーが助っ人で加入した事も返り討ちの理由の一つだろう。
「我々の目的は、チートと言う概念を利用してランキング独占を考えようとする存在。超有名アイドルやBL勢には恨みがないが、これも運命か」
トルーパーリーダーがミサイルランチャーを構え、マイクロミサイルを一斉発射し、次々と迫ってくる敵を撃破していく。
「ランキングや唯一神にこだわる信者は、純粋に作品を愛しているファンに対しても謝罪すべきです! それを認めずに自分たちのやり方だけを押しつけるなんて―」
更に、途中からチーム・ウィッチが駆けつける。彼女達は、数少ない飛行ユニットを有しているチームでもある。ウィッチリーダー以外も実力者揃いである。
激闘の末、上条達は20分後の午後2時30分、全ての勢力を撃破してエリア侵入を阻止する事に成功した。
その一方で、途中からチーム・ランスロットの赤騎士が姿を消していたのである。消えたのは、チーム・ウィッチが合流したあたりからと思われるが…。
同時刻、会場エリア内ではチーム・アリスとイージスが共同戦線でクラウド=ノエルと超有名アイドルの大群と戦っている。
《敵数不明! このままではこちらの敗北は…》
イージスAIの警告が続くのだが、水上は受け入れるような気配はない。
「こちらとしても、敗北を認める訳にはいかないのよ!」
上条あきらがパンチの一撃で超有名アイドル10人を軽々と吹き飛ばすが、フルパワーを使い続ける訳にはいかない事情もある。
『諦めろ! 今のお前達では、無尽蔵に復活する彼女達を倒すことなど不可能だ』
そして、ノエルはホバーマシン型のアーマーユニットを呼び出し、分離したユニットがノエルに装着されていく。
『これが、真の意味でのリアルチートアイドル。賢者の石とも言われる、永久不変の力だ!』
真の姿を見せたのは、レギオンとは別のパワードアーマー、かつてアイドル戦争で戦っていた時の黄金のヒーローを思わせるデザインだったのだ。
『この力があれば、超有名アイドルなど不要の存在となる。そして、リアルチートアイドルの力でアカシックレコードから超有名アイドルを抹消する!』
そして、ノエルが両肩のブラスター砲をチャージしようと考えていた、その時だった。
「そこまでだ!」
エリア内に現れた人物、それは何と赤騎士だったのである。その姿を見て驚いたのは、意外な事にノエルだった。
『赤騎士、今更出てきた所で―!?』
ノエルが赤騎士へ向けてビームライフルを放つが、攻撃があっさりと無効化された事にノエルが疑問を抱く。
「お前がインフィニティ・ピースを解読している事は、既に分かっていた。
そして、アカシックレコードのキーを持っている事も」
赤騎士は特殊なアカシックレコードのキーをノエルが持っていた事を知っていた。これに関しては、周囲も驚くのだが…。
『なるほど。例の設計図や予言の書が閲覧できたのはインフィニティ・ピースの力ではなく、アカシックレコードだったのか』
ノエルは、インフィニティ・ピースの解読中に謎の文章や設計図、予言の書を偶然閲覧した。
そこに書かれていたのは、超有名アイドルが未来永劫続くというネタ帳、超有名アイドルファンの暴走で破滅した未来を描いたゲームの攻略ガイド、強化型装甲と呼ばれる謎の装備に関する考察…。
『超有名アイドルが存在しなければ、全ての世界で平和が訪れるという証拠ではないのか? アカシックレコードが見せた未来は』
そして、ノエルは超高速のレギオンブレイドによる剣撃で赤騎士のアーマーを切り刻んでいく。
『まさか!?』
ノエルは切り刻んだアーマーの下から出てきた別デザインのアーマーを見て驚いた。まさか、赤騎士のアーマーは偽装だったのか?
「超有名アイドルが存在から消えたとして、世界は平和になるのか?」
赤騎士の声が変わった。どうやら、先ほどの斬撃でボイスチェンジャーが故障したらしい。
『ありえない? そんな事が、あってたまるか!』
ノエルが何かに脅えているように見える。その声に聞き覚えがあるのだろうか?
「どうやら、気付いたようね」
そして、赤騎士はノエルと間合いを取って損傷したアーマー部分をパージする。
そこから現れたアーマーはブルー系のクリスタルを使用したかのようなアーマーで、赤騎士のアーマーとはデザインも全く違う。
「そして、この力の存在も、あなたは知っている!」
赤騎士と思われた人物は、別の空間から同じクリスタルを使用したかのような実体剣型のソードを呼び出して握る。
次の瞬間、青いクリスタル部分が発光し、それを見たノエルは更に焦り始めたようにも見えた。
『その力は超有名アイドル以上に危険な力! アカシックレコード・フルアクセスモード、それを使うというのか!』
ノエルは、赤騎士と思われた人物が使用した力が何なのか分かっていた。
「一か八か! これで歪められた世界を切り替える!」
ノエルと青騎士の激突で巨大な爆発が起こる。そして、何かを感じた水上はイージスのモードを切り替え、フルバリアモードを展開する。
《フルバリアモード、展開!》
しかし、オリジナルイージス1体だけではバリアを展開したとしても限界がある。その時だった。
『イージス、フルバリアだ!』
《了解! フルバリア展開!》
駆けつけたのは、彩月ハルトの乗るブラックイージスだった。ハルトが駆けつけた事で、バリアの範囲も広がったように見えるが…。
《フルバリア、展開します!》
《フルバリアを展開します!》
《フルバリア、展開するよ~!》
紫、緑、黄色のイージスも同時に駆けつけ、5体のイージスによるフルバリアはアカシックレコード・フルアクセスの爆発を無効化してしまったのだ。
「バカな―アカシックレコード・フルアクセスは、最強のチートではなかったのか」
黄金色をしていたパワードアーマーは、黒く変色し、レギオンのメットも消滅したのである。そこから顔を見せたノエルは、何かに絶望しているかのような表情をしていた。
「チートに最強も何もあるはずがない。そんな力で得た勝利に達成感等存在しない。ただの作業ゲーよ」
青いパワードアーマーを装着していた赤騎士と思われた人物も、装着していたアーマーはクリスタル部分が変色し、黒くなっていた。
そして、赤騎士はアーマーをフルパージし、インナースーツだけの姿になる。その体格は明らかに女性だった事に、ノエル以外の人物が衝撃を受けていた。
最終的にメットを脱ぐ、そこから見せた正体は予想外とも言える人物だった。
『西雲冬真なのか?』
ブラックイージスのコクピットから様子を見ていたハルトが驚く。赤騎士の正体、それは西雲冬真だったのだ。
「本来であれば、アカシックレコードの見せる未来を静観しているつもりだった。そして、アイドル戦争、アイドル・クラッシャー、イージス計画…全ては私が密かに動かしていた物よ」
しかし、アイドル戦争をイージスで無力化し、チートを使う事の虚しさを日本に知らしめたつもりだった。それで終われば、この悲劇も起こらなかったと西雲は語る。
「それに気付き、超有名アイドルが近い未来に滅亡するという現実を直視せずに暴走した人物がいた。それが、芸能事務所であり、IKS47だった」
「IKS47、あれを生み出したのは九音のはず。一体、どういう事だ?」
西雲の語りにノエルが疑問を持ち、それをぶつける。
「九音玲二はカリスマ性を利用されただけ。全ての元凶は芸能事務所側であり、莫大な利益を確保しようとした政治家でもある」
そして、西雲は黒く変色したロングソードを空に向ける。倒すべきはリアルチートである超有名アイドル商法で莫大な利益を得ている芸能事務所と、それを求めようとする政治家であると明らかにした。
周囲がざわめく中、それに違和感を持ったのはオリジナルイージスから降りてきた水上だった。メットは外さない状態で西雲に近寄り、手に持っていたハンドガンを突き付ける。
「イージスの力、その力で超有名アイドル商法を根絶するのが正しいと思っていた。しかし、実際は…」
そして、ハンドガンを持っていた手とは反対の左手でメットを脱ぐ。その目には涙があった。
「実際は、超有名アイドルがBL勢に入れ替わっただけの世界になってしまった。ランキング独占も、人心掌握も…行っている事は超有名アイドルファンと変わらない」
水上はハンドガンの引き金を引く。しかし、カチッという音が鳴っただけで銃弾が発射される事はなかった。
「教えて! これが世界に…ディストピアと化した世界の流れを変えようとした結果なの? あんなリアルチートに勝てないのなら、いっそのこと…」
再び水上は泣き崩れる。それを見た他のメンバーも、何かやりきれないような気持ちになってきている人物も何人かいる。
『戦う事をあきらめるな。抗ってみせろ!』
ブラックイージスに乗った状態でハルトが叫ぶ。おそらく、これは水上に向けての物だろう。
「抗った結果が、これだったのか? 超有名アイドル商法を無力化しようと戦った結果、BL勢の暴走を生み出して超有名アイドルに代わって日本を支配する。結局は、超有名アイドルによるディストピアがBL勢によるディストピアに変わるだけ―」
水上が泣きやむような状況ではない。そして、その中で1人の人物(?)が水上に向かって叫んだ。
《全ては終わっていません! まだ、残された希望はあります。アカシックレコードの力は借りられませんが、負けたと決めるには早いです!》
その声の主、それはオリジナルイージスAIだったのである。
《その通りだ。イージスシステムには、まだ未来を変えるだけの切り札が残されている》
それに続いたのは、ブラックイージスAIだった。
《人類がBL勢に屈する未来、それはアカシックレコードでも懸念されていた項目》
ブラックに続いたのは、パープルイージスAI…。
《アカシックレコードは予言の書だけど~それがすべて事実になるなんて分からないっしょ? やっぱり、気持ち次第で変えられるはずだよ。もっとポジティブに行こう! ね!》
パープルに続いたのはイエローイージスAIだった。最後に発言したのは、グリーンイージスAI…。
《変えられるという可能性があるなら、その世界を変えるだけの努力をしてみようよ! 永久不変だと思うのは個人の自由だけど、絶対に世界は変えられるはず!》
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次回予告
赤騎士の正体、それは何と西雲冬真だったのである。彼女は今までは監視と言う立場だったのだが、遂に直接介入を始めたのだ。
そして、IKS47の強制調査によって超有名アイドル勢は事実上の消滅、同じくBL勢も大敗で規模縮小と言う結果で一連の戦いは幕を閉じる。
これで全ては終わると誰もが信じて疑わなかった。
その中で、西雲冬真から明かされる、もう1つの敵とは? 世界を救う為に残された選択は勢力の根絶なのか、それとも…。
最終回、『連鎖のアイドルソング』
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