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まあ、それで当然ではあるのよ

作者: マダナイ

 およそ全ての作者様が等しくその瞬間つぶやくであろう。

曰く

「うわまた」

 その目には、かつて投稿した自作品にひそんでいた誤字、誤変換。

 ああ、誤字報告は有効にしているのに。

 あんなに何度も読み返したのに。

 

 しかし。自らの目が節穴と嘆くには及ばない。ひとのパターン認識は、とんでもなく高性能にできている。だから、多少の誤りは脳内で修正、補完されるようにできている。

 修正、補完されてしまうのだ。

 それを意識して探している時ですら。

 さらに作者自身が考えた文章だから補完精度がやたらと高い事が事態に拍車を掛ける。

 その点、他者の文章だと補完精度が落ちるから見つけやすくなるので、読んでいただくのはエラー発見にとても有効ではある。友人、家族、パートナーなど身近な人物にあらかじめ目を通してもらえるなら随分誤字、誤変換は拾い出せるだろう。

 ああしかし。多くの作者様はネット小説投稿を密かな趣味にしているのかも知れない。僕の、私の想像し創造した最高のヨタ話は、不特定多数に匿名で公開するのは平気でも、実名と人となりを知る彼、あるいは彼女に見せるのは大変に気恥かしいものだから。

 その点、感想や誤字報告は貴重である。見落としのある不完全な文章でお目汚しするのは忸怩たるものはあれど。どうか広い心で緩徐していただきたい。自分では駆逐できないのだ。ほんの少しだけなら罵倒嘲笑もやむ無しと受け入れるから。wいっこくらいでゆるしてもらえれば大変にたすかるけど。

 商業作品だと編集が下読みしてくれるのでさらに完成度は上がるだろう。

 ああ、でも、しかし。

 書籍化作品でも明らかな間違いが放置されている事例もあるし。

 そうして僕らはまた項垂れるのだ。

「うわまた」



 


とは言え、翻訳しながら読み進めるレベルは脱したいものです

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