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一話、NO-025 選ばれる人

はじめまして。基本的にインタビューや調査のことを書いた後、報告書や後日談、同好会内での様子などを書く、1現象2話で構成しようと思います。もちろん異常性が変わったりしたら別で数話作ります。

SCPが好き(詳しくはない)なので、もしすでにあったらごめんなさい。なければこれをもとに作ってくれても構いません。その際は、見せてください」

美郷理恵(みさとりえ)さんですね。本日はお会いしていただきありがとうございます。私は○○県の二胴冠高校で超常現象みたいな事を調査する同好会に所属している芽室姫奈めむろひめなと申します」私は対面に座る女性に自己紹介をする。


「私の方こそありがとうございます。誰も疑問に思ってくれなかったこのことを、相談させてくださいって言ってくれたことは本当にうれしかったんです。本当は私の方から行きたかったのですが、赤ちゃんを連れて○○県は遠くて、ごめんなさい」


「いえ、大丈夫ですよ。早速ですが本題に移ります。それにあたり、失礼な質問や提案をすることを先に謝罪しておきます。答えたくない質問や受け入れたくない要請は断ってください。我々は調査することが活動ですが、調査ができなかった、拒否された、失敗した、もちゃんとした結果として受け止めます」


「わかりました」


「では最初の質問です。あなたは自分、あるいは自分に起こる異常性を理解していますか?完全に、ではなくなんかこんな感じという認識でも大丈夫です」


「はい、しっかり理解しています。私は、「選ばれて」しまうんです。この5年で、私は参加していないコンクラーベ(ローマ教皇選挙)で満場一致で選ばれてしまいましたし、プロ野球のドラフトで4球団から1位指名をもらいました。この前の自民党総裁選でも私が一度選ばれました。」私はメモを取る。


「(現実改変系で、自覚症状があるタイプか)ありがとうございます。では次に、このことを周囲の人間は疑問を抱いていますか?先ほど疑問に思ってくれなかったとお聞きしましたが、規則なので質問します」


「いえ、だれもこのことについて疑問を抱いていないみたいです。テレビでも、次のローマ教皇に日本人の美郷理恵が選ばれました、条件を満たしていないので○○に変わりました、みたいな感じで、SNSでも何も反応がないんですよ。こんなことが起きているのに」


「(認識災害もあると、)ありがとうございます。では次です。このことで、何か実害が出たりはしますか?」


「いや、何もないです。選ばれるだけで、私が実際になることはないですし、だれも何も疑問に思わないので、噂されたりもしないです。ちょっと怖いな、と感じるくらいですね」


「では次に、この選ばれている間、怪我をしないとか、痛みを感じないとか、そんなことはありませんか?」


「それはないですね。この子は帝王切開で産んだんですけど、ちゃんとお腹は切れていたし、痛みもありました。その日に○○社の時期CEOに私が選ばれていたので、たぶん」


「(なるほど、破壊耐性は有していないと、)では次に、自分でこの選挙や○○の代表に選ばれようとすることはできますか?もしくは、選ばれるときに共通するあなたの行動はありますか?出産の日に選ばれたのであれば、強い痛みがあった日とか、感情が強く出たとか、」


「いや、まったく共通点はないと思います。私もいろいろ試したりしましたが、共通点や原因は不明です。先月の県知事選挙では選ばれなかったので、その点も不明です」


「(コントロールは出来ていない、そしてすべてに当てはまるわけでもない、)ありがとうございます、では次です。あなたを私たちの部室に連れてきた際、私やほかの部員に危害を加える可能性はありますか?」


「ないです。監禁とか家族に危害が加えられるなら別ですが、意味もなくそんなことはしないです。そしてもし、異常を持った人を部室(監視下)に置きたいという意図があるなら、断ります。子供が小さいので」(危険ではないが完全保有もできない、と)

以下、重要度の低い質問を数回


「ありがとうございます。一旦最後の質問です。私がまた調査を依頼したり、この場合ではどうなるか、の実験をおねがいしたら、あなたは受け入れますか?また、位置情報の共有等で私たちがあなたの居場所を監視することはできますか?」


「調査については、家事や育児の合間ならよろこんでお話しします。実験についてはまだ子供が生まれたばかりなので万が一を考えて断ります。位置情報はなんか嫌ですね。ただ、基本的に市内からは出ないと思います。遠くに行く際は連絡する、とかなら可能です。」


「(協力的な方。実験不可、緩い監視下にはおける、)わかりました。ありがとうございます。調査は以上です」


「私からも質問良いですか?」女性が立ち去ろうとする私に声をかける。答えられる質問なら、と私は返す


「気になった事全部聞くんですが、まず、これって治るんですか?あなたは何で気付いたんですか?そもそもあなたたちはどんな組織何ですか?私にぼんやりとでも存在を明かしても大丈夫なんですか?」


「治るかはわかりません。話を聞いた感じ特にあなたに危害はないですし、それを悪用しようという動きも見られないので放置でいいという認識を私はしました。」

「なぜ気付いたか、ですが、私に「気付ける」異常があるからです。」

「ただの部活動です。部員は全員こういった能力(異常)を持っていたり、扱ったりしますけど。調査ができ、かつリスクもあまりないのであれば知られても困りません。もちろん不特定多数に知られないように対策は取ります。あなたに話した私の情報も特に流出しても困らないものです。」


その後10分ほど話し、私はここを後にした。


☆1でも、評価をくれると嬉しいです。モチベーションになります。

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