消えていく
掲載日:2023/03/25
消えていく
自由な時間がたくさんあると
ぼんやりと日をやり過ごすことが多くなる
ぼんやりとやり過ごした時間が
幻のように消えていく
そのことにも気付かずに
パラパラと風で捲られる本のページ
目次なしのストーリーは最初の章から混沌としている
話しはあっちこっち飛んでいて空白も結構ある
最終章がどのようになるのかは興味があり
結構ドキドキとさせられる
しかしそれを読む機会は私にはない
消えていく後ろを振り返ると
幻影がほのかに脳のどこかに記録され
ある日突然思い出に姿を変えて
桜の花びらが散るように
儚く、ただ美しと悲哀さが
胸を掻きむしる




