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最終回.いつもの日常

朝、起きる。今日は大学は休み。

そういえば、今日はあの戦いから丁度1ヶ月みたい。時が経つのは早いもんだね。

なんて1人呟くと、


「そうですね、紅葉」


「わっ。もう、いるなら言ってくれればいいのに。桔梗」


「ふふ、ごめんなさい。それと、朝ごはん出来ていますよ」


「ほんと?いつもありがとうね」


あの時消えたと思った桔梗は、実はそうではなかった。あの時桔梗は、神としての力を使い果たし、神じゃなくなったらしい。そしてTRFに干渉出来なくなった桔梗は、強制ログアウトの要領で弾き出され、気がつくとボクの部屋にいたらしい。

つくづく無事で良かったと、その時は泣いちゃった。


「あ、そうだ。桔梗、燈華と買い物行くんだけど

、来る?」


「そうですか。せっかくですし、ご一緒しましょう」


また新しいグッズが発売されたので、燈華と買いに行こうと思っていたので誘ってみる。

桔梗は神の力を失ったとはいえ、狐の耳と尻尾は残っている。でも、本人の意思で自由に隠せるらしいので問題はない。たまにストレスが溜まった時なんかは、桔梗の尻尾を抱いて寝させて貰ったり、ナイスバディな桔梗を抱きしめて癒されたりしてるのは秘密。


======


「おまたせ、燈華」


「あ、先輩!と、桔梗さん!」


燈華と合流して、ショップに向かう。かつてはコラボショップだったそこは、いつからか公式ショップとして運営されるようになった。本当に人気になったなぁ、TRFは。


「・・・それにしても、先輩と桔梗さんって、本当にそっくりですよね」


「そうですね。紅葉の中で眠っている間に、紅葉に染められてしまったようですから」


頬を赤らめて言うのやめてくれるかなぁ。語弊があるよ。


「まあ私としては先輩が2人になったみたいで眼福以外に無いんですけど。傍から見たら双子か姉妹に見えますよ」


「そう?まあ、戸籍にはお母さんの娘って登録したけど」


「ですから姉妹というのも間違ってはいませんね」


「仲良しですね。少し嫉妬しちゃうくらいに」


燈華からの視線がやや痛い。


======


「・・・というわけで、今日はここまで。また次回もお待ちしています」


「またね〜」

「ありがとうね〜」


いつもの配信を終える。視聴者はますます増えて、投げ銭の額もありがたいことに増えた。これはまた何かやらないとだね。


「お疲れ様。・・・そうだモミジ、桔梗さんは元気?」


「うん。一昨日はトウカと一緒に買い物行ったよ」


「いいわね〜。また桔梗さんと会いたいわ〜」


「桔梗さん、ほんとに黒髪美人って感じでしたよ」


「羨ましいのです」


「だから、今度はこっちにおいでよ。そしたら桔梗とも会えるから」


「そうね。またやりましょ」


ということで、次のオフ会の日程決めが始まった。そして、桔梗と現実で会った全員がボクとそっくりなことに驚くのは、また別のお話。


======


そして次の日が始まる。1日過ごして、夜になり。


「いらっしゃいませ。今日も来てくれてありがとうございます」


今日ものんびり配信をしていこう。

最初のお話を投稿してから1年以上、途中数ヶ月の修行(失踪)を挟みながら、完結させられました!ここまでお読み頂き、ありがとうございました!


そして新作始めました!こちらのURLから行けます!

転生したので男の娘になる。~見た目は女の子っぽいけど男です。百合パーティにしか見えないハーレムパーティはかつての伝説の人~

https://ncode.syosetu.com/n6164jf/

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