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18.アプデ後の初配信

「いらっしゃいませ、今日もいつもの通り配信していくよ。どうぞごゆっくり」


『へい大将やってる?』

『とりあえずビールで』

『配信を肴にしにきました』


「ドリンクはセルフサービスだよ、なんちゃって。さて、今日の配信だけど、ここで配信するのを今日で最後にするよ。理由は、海に行くからね」


『やっぱ引っ越すか』

『まあそうだろうな』

『これで配信の幅が広がり・・・ますか?』


「まあ少なくとも魚種は増えるだろうし、楽しくはなるんじゃないかな?あと個人的に街がどんな感じなのか気になる」


『地名はトレスだっけか?』

『ウノドストレスときたら次はクワトロかな?』

『噂によると領主が絡むクエストがあるとかないとか』


「領主が?確か今までは存在は発表されてたけど容姿とかは発表されずにクエストとかイベントにも絡まなかったよね?」


『今までの街の領主ってなんて名前なん?ワイこれやってないから分からんのや』


「えーと、ウノの領主がメタリカント家、ドスの領主がメガデスナ家で、トレスは何だっけ?みんな教えてー」


『トレス領主はツェペラン家で、クエストに絡むのはレドって名前っぽい。公式情報で唯一名前が出てた』


「そうなんだ、ありがとう。にしても、なんか命名が昔の奇妙な冒険っぽい気がするのは気のせいかな?」


『それ思った』

『メタリカント、メガデスナ、そんでもってレド・ツェペラン。なるほどな』

『なんか聞いたことあると思ったらそれか』


「そのうち次の領主名予想とかするサイトとかできそうだね」


===============

「さて、明日は、というか今日からトレスへの引っ越し作業をするから今日は早めに終わるよ。今日も見てくれてありがとう。またのご来店をお待ちしているよ」


早めに配信を終了して、身支度をする。


「さて、旅に出ますか」


目的地はトレス。フルダイブだからどれだけ走っても筋肉痛にはならないので限界まで走ろう。


しばらく走ってマップが変わり、海岸が見えてくる。海辺で潮風を感じながら移動していると長い桟橋を備えた街が見えてきた。多分ここがトレスだと思う。


街に入ってまずやることは、桟橋というか海上にある拠点を探すこと。


「っと、遠くから見るとそうでもないように見えるけど、近くで見るとすごいな。近代的だ」


そう、トレスの街は恐らくは港湾都市ゆえに海外の技術や先進的なモノが流入した結果という設定だろうけど、近代的な街だった。現実でいうところの、そう、20世紀前半の感じ。


「なんか面白そうなアイテムとかないかな?っと、まずは拠点を探さないと」


街の散策はその後でもいいしね。



「この桟橋にコテージ的なやつがあるし、この辺で買えると思うんだけど・・・。あ、ここ買える。丁度いい場所だし、このホームにしようかな」


少々お高いけど、今まで貯まるだけだったお金を使う機会なんてこれくらいだし、いいかな。


「よし、買えた。それじゃ、家具を配置したら街に繰り出しますか」


配信の時に使う家具を置いて、お風呂場に尻尾の手入れ用の諸々を置いて、と色々と配置する。

配置が完了したので早速街に出て何があるか見てみようと思う。


===============


街を歩いてみれば、なるほど港町といったところで、網だの釣り糸だのを売っている店が多く見られる。それに市場に行けば海産物を取り扱う、魚市場の様相を呈している。


「この辺の餌とかを買うと釣れる魚種も変わったりするのかな?」


ひとまずそれぞれ10個ずつ買ってみた。


「あ、そうだ。『一斉召喚』」


特に理由はないけど、狐たちを呼んでみる。


「水狐、風狐、雷狐はいるけど、あれ、炎狐は?というか首元が暖かいような?・・・あ」 


いないと思ったら、ボクの首に巻きついてた。全く、可愛いやつめ。


「よしよし、可愛いやつめ。ってこら風狐、胸を揉むんじゃない」


とりあえずチョップしておこうか。すると風狐は「こゃ〜ん」と鳴いた。許す。



一通り狐たちと戯れた後、ちょっと外を散策しようとフィールドへ出る。


「あれ?お〜い、みんなどこ行くの〜?」


外へ出ると狐たち(外に出てから召喚した)が勝手に探索へ行ってしまい、いなくなってしまった。


しばらくすると、不意に

<≪炎狐≫が進化可能レベルに達しました>

という表示が現れ、続いて水狐、風狐、雷狐にも同様の表示が現れた。


「う〜ん、何が起きるか分かんないし、時間がある時にしよう。みんな帰っておいで!」


このままではいざという時に大変なので呼び戻す。見た目は変わっていないので、4匹のレベルも分からなかった。


「それじゃ、散策しようかな。海辺に行ってみるか」


砂浜に行けば、モンスターらしいでかいヤドカリやカニがいたり、いかにもダンジョンといった雰囲気の洞窟であったりと色々ある。あ、ワープポイントみっけ。


===============


それから気づけばリアル時間で日を跨ぐくらいの時間になり、付近のワープポイントをあらかた起動したところで時間に気づいた。


「やば、もうこんな時間?明日遅れちゃう」


ボクは急いでログアウトして、やることをやって寝た。


皆様、大変お久しぶりです。まずは遅れに遅れまくり申し訳ございませんでした!言い訳をさせていただきますと、新生活で授業やらサークルやらで時間が無かったんです。

まあ1番の原因はA○EXなんですけれども。これからまた一月以内には投稿したいところ。ご了承お願いします_:(´ཀ`」 ∠):

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新待ってました! AP〇X楽しいですよね(最近やってないけど) 次回の更新も楽しみにしてます
[一言] まってましたよ〜〜〜 次回も楽しみにしています
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