↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
56/919

56話

オリオン領ドック内


アレクは、中型艦 旗艦ルドルフを塗装していた。

「これは、ハロルドブルーでないとまずい。」とか言いながら。


魔法で塗装した後に、雰囲気を出すために、刷毛でぺたぺた塗っている。


アレクのこだわりは、色だけではない。艦内の艦長席にもこだわりがある。豪華に、優雅にを出すべく、悩み、悩みまくっている。

オリオン家にあったソファーを持ち出した。もちろん一人用のソファーだ。

指令室の艦長席を床上げして、ソファーを設置。満足げなアレク。どこかの英雄伝説だな。  


他の艦もハロルドブルーに塗装していく。

ハロルドが聞いたら、頭を抱えるであろう。

青い彗星号のハロルドブルーをオリオン家のイメージ色にしようとしている。カインは赤い彗星だから赤で。僕は普通の木目で。レオン兄はレオン号が白だから白かな。と独り言を、ぶつぶつとつぶやいて一人で納得している。


「か、完璧だ。」


アレクは、急いでルドルフを連れてきた。

「じゃぁぁん。ルドルフ兄の旗艦です」


「ハロルドブルーに塗られた。ルドルフ号です。」

胸を張るアレク、倒れそうだ。

「・・・・・・・・・・」「アレク、少し聞きたいんだが、なぜ青く塗ったんだい。」


「それはですね、ハロルドブルーはですね。オリオン家の色で・・・・・・・・・」

アレク、熱く、力強く、力説する。

「・・・・・・・」


「いや、空から侵攻するなら青でないと。」これで説得できました。


自分の力説で、納得してもらい。ハロルドにも見せた。「ハロルドブルーが・・」 怒られた。


アレクは、艦隊出陣式を見送った。「ハロルドブルーがよかった」感想だった。


オリオン領南部新領地


領地の防衛、それは敵が攻めてきた時、防衛するものである。

今は、敵は来ない。


アレク、自由である。


少しは、治安維持をやらなければと思い。交番の設置を急いだ。

アレク、自由がなくなった。忙しいのだ。

何しろ広い、追いつかないのだ。人材育成が間に合わない。

リック隊、マック隊、ユリ隊の隊員達を隊長に格上げして、新領地を巡回させている。急場しのぎだ。


人材確保のため、アレクは都市ブレストに来ていた。

ここもまだ落ち着かないな、南部は仕事を求めるもので溢れている。だが兵士に雇える人がいないのだ。

「こんなに人がいるのになー。」


ブレストの城に、ちょうどイリア姉とクリス姉様がいたので、挨拶に向かう。

「イリア姉、クリス姉様、人材確保にブレストに来ましたので、挨拶に来ました。」

アレク、要望を言いながら、挨拶をしていく。


「よく来てくれましたね。アレクス君、お座りになって。」

「アレク、よくきてくたわ。頼みがあるのよ。」

アレクは、しまった。と思ったがもう遅かった。


両脇を固められもう逃げれる状態になかった。無念だ。

イリアが以前の話を始める。イリアが財務担当になった当時、アレクは銀行の事を、イリアに伝えたことがあった。イリアはこの新領地に銀行を造り、為替をやろうとしていた。

「為替は、便利ですよ。お金を持たなくても商売ができますからね。」「まずオリオン領内だけでやりましょう。信用を獲得して。次がありますからね。」

「将来的には、お金を貸し出しと預金をさせるのですね。」


アレクは銀行業務の説明をした。銀行を成功させれば、経済支配も夢ではないと。熱く語りすぎ、むせていた。

「オリオン領は広くなりすぎたわ。北部に始まり、迷宮都市、南部大森林の街、そして南部の新領地、普通の国が入る広さよ。大森林をいれたら5,6か国入るわね。」

「そうですね、広くなりましたね。伯爵領じゃないですね。」

「その辺は、父上に考えがあるみたい。そのうち話にでるでしょ。」


アレク、イリア、クリスは銀行について話し合った。

本店は、都市ブレストに置く。支店をオリオン領都に1つ、迷宮都市に1つ、大森林の街に1つ、新領地に3つ支店を出す事となった。

アレクは、偽造できないように、為替作成を依頼された。

「了解です、銀行業務を円滑に出来るシステムを造ります。」

「その代り、人をお願いします。交番兵がいないのです。」「どうにもなりません。」

「そちらは、マリアと相談して、何とかするわ。」

「私も、協力しますわ。」


アレクは、人材の目処が立ち、(丸投げ)喜び勇んで、為替の作成に入った。


アレクは、銀行業務で本人確認が問題になると考えていた。詐欺が横行するだろうと思い、騙されないようにしなくてはいけない。二重三重にしないとな。

アレクは、銀行発行の顔写真入りの身分証を作成、指紋認証を出来るようにした。本人確認の為である。

為替自体も、偽造できないように、透かしを入れた。紙自体も通常では作成できないようにしている。


後は運用次第だろう。


銀行には、宣伝が必要だろうと考えた。


アレクは、そのまま、ガレオン号に飛び乗り、マリアの元に向かった。


マリアに会い、アレクはラジオ放送をやろうと、マリアに伝える。

マリアも、利点を理解している。広域に情報の伝達が出来るのだ。広いオリオン領には、もってこいの品物である。他でも売れるのだ。

一通りの打ち合わせを行い、またガレオン号にのり、ブレストに戻っていた。

「あれ、僕は、働き過ぎではなのか。」「一瞬、疑問に思ったが、錯覚だ、と思うようになった。」

不思議だなーーー。


アレクは、銀行の偽造防止の説明とサンプルを置いて、今度は迷宮都市にいく。

ここで、偽造防止のシステム、迷宮を使い人では偽造できないようにするのだ。

自分で、完璧だ。完璧だ。と思い込み、仕事に打ち込んでいった。

アレクの部下たちは、心配になり、マリアとイリアに相談したが、あと三日でやめるわ、と伝えられただけであった。

アレクは、三日後、糸が切れたように眠りにつき、起きたらマリアとイリアに、恨み言を言っていた。

相手にされず拗ねていたが、マリアとイリアに持ち上げられ、また仕事をしていた。


アレクの頑張りで、銀行が出来るようになってきたのだ。

アレクは、あとは丸投げだーーーっと。都市ブレストを逃げていった。


「ブレストなんか、きらいだーーー」と叫んでいたのは、イリアの部下しか知らない。


アレクは、本来の仕事、治安維持と防衛の仕事に戻った。

仕事が、楽に感じたのは、アレクだけではないようだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。