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148話

大森林の迷宮発見。ハロルドは、あれだけの大きい大森林だ迷宮の1つや2つ在ると思っていた。だがフィールド型という聞いたことのない迷宮である。普通の迷宮は、洞窟型か迷路型が多い。

アレクはハロルドにこのフィールド型が地上で土地を拡張出来る事を伝えていく。湖の島も3倍に拡張をして開発を進めていることも次いでに伝える。

そして大森林の迷宮を冒険者の町として開発を進める計画を話をしていく。

「大森林の迷宮は位置的には、湖の島とエルフ王国の間です。まぁ少し湖よりですがね。」

「まぁ位置はよい。どうせ川で繋がっているからな。それよりも全長1キロの島が、数キロの島となっているのか信じられんな。」

「そうなのです。地上での拡張機能これは凄いですよ。地下、マジックバックなどの壁、もしくは布等で囲う物の中を拡張は出来ました。だけど今回は地上です、廻りに壁がありません。」

「その迷宮の島はまだ大きくできるのか。」

「はい出来ますね。魔力を大量消費しますが可能ですね。今は魔力がありませんので出来ません。」

「まだ大森林の中だったのが救いだな。普通の平原で発見されたらその場所を巡り戦争になるだろうな。」

「ですが土地などは有り余っているでしょう。」

「人の欲は無限なのだよ。」

「では、この大森林の迷宮には防衛の為、空軍の艦隊と水軍の艦隊を造船して駐留させます。」

「それがよいだろう。冒険者が来れば噂になるからな。」

「それでは、僕、いえ私はSEオリオン王国に一度戻り、艦隊の再編を行ないます。」

「アレク、頼むぞ。」



アレクはSEオリオン王国へ戻っていく。



SEオリオン王国王都オースト


「みんな、よく集まってくれた。」

SEオリオン王国で王国連合空軍の艦隊編成会議が行われる。


「今回、大森林で迷宮が発見されたことは知っていると思うが、迷宮防衛の為に艦隊を再編する。」

「師匠、艦隊を増やすのでしょうか。」

「リック、そうなるな。」

「今艦隊を持っているのはリック、マック、バレー、ホリー、レンジそして私だ。6艦隊で運用をしているが足りていないのが現状だろう。そこで新たな艦隊と水軍を新設する事にした。マックの所からマルコとトリス、私の所からカイとレイカに新たに艦隊の指揮官をさせるようになる。

そうなると10艦隊が運用できることになる。これが新たな艦隊編成だ。」


リック。水の都駐留艦隊、対グラムット帝国防衛任務。 中型艦1隻、空母2隻、小型艦20隻

マック。SEオリオン国内駐留艦隊、国内防衛任務。中型艦1隻、空母2隻、小型艦32隻

バレー。オリオン王国駐留艦隊、王都防衛任務。中型艦1隻、空母3隻、小型艦20隻

ホリー。南部王国連合巡回任務。中型艦1隻、空母1隻、小型艦12隻

レンジ。南部王国連合巡回任務。中型艦1隻、空母2隻、小型艦12隻

トリス。ノースオリオン駐留艦隊、防衛任務、 中型艦1隻、空母2隻、小型艦20隻

カイ。 大森林迷宮駐留艦隊、防衛民務、中型艦1隻、空母2隻、小型艦16隻、水軍小型艦20隻

レイカ。湖の島駐留艦隊、防衛任務、中型艦1隻、空母2隻、小型艦16隻、水軍小型艦20隻

マルコ。迷宮都市駐留艦隊、山脈周辺防衛任務、中型艦1隻、空母2隻、小型艦16隻


「こんな感じだな。」

「師匠は、ガレオン号だけですか。」

「いいや違うぞ。アレク艦隊の編成は、ガレオン号、中型艦3隻、空母2隻、小型艦16隻だ。」

「破壊力がありそうですね。」

「ガレオン号を改造したからね。ガレオン号1隻で地上部隊なら1万は相手に出来るね。」

「了解しました。」


「そうだ忘れていた。空軍艦隊を預かる君たちは空軍で小将となる。まだSEオリオン王国内だけの決め事だからね。王国連合での承認が下りたら正式に通達するから。水軍小型艦はカイとレイカのとこだね。部下で優秀な者に任せるようにしてくれ。管理は頼むぞ。」


「「はい。了解しました。」」


「リックの所も水軍は必要かな。」

「最近はグラムット帝国の姿が見え隠れしています。戦力は多いに越した事はありません。」

「そうだよね。湖の都は運河を挟んでるから必要だね。それに4か国防衛もあるね。」

「そうです。水の都からSEオリオン王国までだと5か国になります。」

「そうか、そうなるね。各国に水軍小型艦を12隻駐留させよう。4か国の管理運営はリックに任せる。SEオリオンの水軍小型艦はマックに任せるよ。」


「「はっ、了解しました。」」


アレクが次に向かうのは、SEオリオン王国の執務室である。

そこには、シルビアを抜いた、5人の秘書官が待ち構えていた。アレクが入室するとパウル、アルツ、エンリケ、ボアン、ヘレンの5人はアレクを取り囲み逃がさないようにしていた。アレクは腰が引けている。5人の目つきが怖くて、腰が引けてしまったようだ。


「さあ陛下。お仕事です。」

「す、少し話をしてからにしようよ。」

「駄目です。まずこの書類を片付けてからです。話はそれからです。」


アレクは一山50センチの書類を黙々と処理をしていく。一山が終わり、二山めで10分の休憩を貰えた。


「や。やっと終わった。疲れたー。」

「陛下、毎日やればこんな事にはなりませんよ。」

「ヘレン。それは無理だよ。SEオリオンに居ないことが多いからね。」

「そのことなんですが、何とかなりませんか。今は私とエンリケの二人で陛下がおりませんので処理していますが、さすがにこのままでは拙いと思います。」

「そうだよな、考えてみるよ。」

「早急にお願います。何しろSEオリオン王国は大国に位置づけられています。」

「えっ、そうなの。」

「えええええ、知らないんですか。」

「知らないよー。だってそんなの意識したことなんてないよ。」

「いいですか、SEオリオン王国は、南部でも国土は広い方になります。以前のオースト王国が大国となっていましたのでそのまま引き継いでいるのです。」

「へーー。そうだったのか。さすがアルツだね。任せて安心だね。」

「任されません。仕事をするのは陛下です。お忘れなく。」キッっとアルツはアレクを睨んでいる。

「そ、そうだね。頑張るよ。」

「私どもは、陛下の秘書官です。陛下が仕事をやり易いようにするのが仕事です。で、す、が仕事をサボるのは承服できません。」

「パウルが、がんばるよ。」

「ありがとうございます。これからはガレオン号艦内でも仕事をしてください。」

「・・・・・・・早急に何かの手立てを考えるよ。」

「宜しくお願い致します。」




そのあともアレクは秘書官たちにSEオリオン王国の開発、農地開拓、特別地区工場建設、特区商業地区開

発、ドックの建設等を延々と打ち合わせをさせられた。

アレクはフラフラになりながら、部屋に戻っていった。




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