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11話 師匠と弟子

ある日


アレクは直臣のリック、マック、ユリと共に、山の中を歩いている。皆、無言で気配を消している。

100メートル先に、ブラックベアーが蜂蜜を食べているのだ。

アレクは指で、各自にサインを送る。リック、マック、ユリの3人は、気配を消し3方に散らばる。

3人は、ブラックベアーの後ろと左右から、30メートル近くまで、近づき身をひそめる。

真後ろにいる、ユリがリックとマックに手で合図をする。リックとマックは合図を返し、10秒後に一斉に攻撃した。


リックは魔力弾を、マックはウインドカッターを、ユリはウォーターカッターを発射そして、3秒後に各自がもう一発放つ。

ブラックベアーは、4発目の魔力弾が致命傷となり絶命した。


「俺たちの蜂蜜を、盗む奴は死刑だね」

「結構、被害受けてますね」

「ありゃぁ、巣箱がめちゃくちゃだ」

「他も早急に、確認しないとね」

「ブラックベアーを血抜きしてから、確認しに行こう」

「「「了解」」」

3人はテキパキと作業を開始する。

アレクは巣箱を直しているようだ。

血抜きも終わり、4人は他の巣箱を確認して廻る。

山の中を駆けまわり、中々の重労働だが、4人とも身体強化ができるようになっていたので疲れ知らずだ。

スピードも速い。

もちろん、アレクが先頭を走り、3人が必死で追いかけるパターンだ。


アレクは、他の3人が遅れ気味でも気にしない。自分勝手だから。


4人は、すべての巣箱の確認と、蜂蜜を回収した。


「リック、魔力弾の威力が上がったね。」

「そうなんだよ。でもブラックベアーは1発じゃ、まだ倒せなかった」

「無理して、1発で倒そうと思わないことだね。これ以上、威力を上げるのは、何年も掛かるからね。連発を練習するとか?魔法の技術を上げたほうがいいよ」

「わかったよ、師匠」

アレクは、3人に魔法の実験体もとい、弟子として研究を手伝わせているのだ。

実験体1号のリックは、結構ひどい目にあっている。ちなみに2号はマック、3号はユリである。

本人たちは知らない、自分に番号が付けられている事を。


アレク、彼らは囚人ではないぞ。


だが3人も、負けてはいない。アレクス様と呼びにくいので、師匠と呼び方を変えたのをアレクは知らない。


アレクは、師匠と初めて呼ばれたとき、嬉しそうにしていた。


アレク、お前ちょろいな。


「マックは、風が一番得意だよね」

「風が一番で火も少しできるようになってきたかな」

「ウインドカッターは飛んでくるのが見えないし使い勝手がいいから、これも連発の練習だね。火は魔物相手だと、素材をダメにするから使わないようにね」

「火を練習するときは、火事に気を付けてね。」

「火って、使うところがないんだよね」

「あるよ、人間を相手にするときは、火が一番だよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」


「ユリは、水が得意だよね」

「はい、水ばかり練習してましたから。師匠が水の得意な人は、治療魔法ができるようになるとおっしゃいましたので」

「そうなんだよ、これには根拠があって、人間の70%は水でできているんだ。それで元々は生物は海から・・・・等々・・・・」10分ぐらいアレクはしゃべり続けてた。3人は専門的過ぎて理解が出来ないので、聞いてるふりをしている。アレクの声は、右から左に抜けていっている。


「そうそう、ウインドカッター改の丸ノコだけど、威力を数倍にする方法を見つけたんだ。

いい、見てて、まず手のひらの上に丸ノコを造るときに、この粉を手のひらに乗せておくんだ。

丸ノコに、こうやって吸収させて投げると。」


がががががぁぁぁぁぁ


「すげぇぇ、石が割れてる」

「ユリ、やってみて」

「はい」


ががぁぁ


「練習すれば威力も上がるよ」

「師匠、この粉は何ですか」

「鉄を粉にしたんだよ」

「高速回転してる水に、鉄の粉を混ぜて使うと、ほとんどのものが切れるようになるよ。」

「鉄の粉がない時は、砂とかでも結構威力あるから。」

「師匠、凄すぎですね」


アレクはいい気分になっていた。褒められると伸びるタイプなのだ。


休憩が終わり、少し練習してから、4人は山を下りた。


領都に戻り、4人で蜂蜜クッキーを作っていたら、母と姉に見つかり、全部取られて4人で泣いた。


哀れだ。







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― 新着の感想 ―
[気になる点] 誤字脱字が多すぎる、人物名も滅茶苦茶、アレクが特にひどい、主人公の名前を間違えるなんて話にならない 書いた原稿を読み直しもしないの? [一言] 小説としては成り立っているのに、あまりに…
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