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解放の詩

作者: お茶漬け

空が泣いている。喜びは地に落ち、形はすぐに失った。

風が吹き荒れる。すじ雲が形をかえ、霞と化した。

青く透き通った空に太陽が白く輝いている。下を見ても空が広がっていた。太陽はどこにもない。永遠に続く青が広がっている。

空の青と雲と太陽の白が彩る世界。

風の中で形を持たない世界の中で、私は自由の咆哮を上げた。

私はもう自由だ。この世界のなかで何も縛られない。

時間も空間も関係ない。私は本当の意味で自由となったのだ。


母は私に優しい人になれといった。父は私に強い人になれといった。私は、どちらにもなろうとした。だけど、どちらもなれる才能などなかったようだ。


風が吹き荒れる。髪が吹き荒れる。


何もかもを吹き飛ばしてしまうような風を心地よく感じた。


空よ、雲よ、太陽よ。私はあなたと共にあろう。この自由の喜びとともにあろう。


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