始まり〜七年前〜
ぐだぐだ投稿ですけど、生暖かい目で見守って下さい
とある山奥の小さな町。
名前は久呂木。
この町には変わった言い伝えがある。
『神子に選ばれた者は神降ろしをし、町に恵みをもたらす』
これは昔の伝承を元に言われている言い伝えだ。
実際に神子を選ぶ儀式を元にした祭は今でも行われているが、悪魔でフリだ。
神社の人が町の若者から一人を選び、神降ろしの儀をやるとゆうただのなんちゃって儀式だ。
…で、今年も祭の季節は来た。
???
「え?…僕ですか?」
神主
「ああ、今年は君だ」
僕、高崎京平は今年の神子に選ばれました。
神主
「では早速、神降ろしの儀を執り行う」
町の人たちの歓声を聞きながら、僕は神社の本堂まで連れて来られた。
神主
「今年こそは成功してくれ…」
京平
「え?何か言いました?」
神主
「いや、何でもない。それより始めるぞ、そこに立っててくれ」
京平
「は、はあ…」
僕は幾何学模様の床の上に立たさた
神主
「では始めるぞ、静かに立ってなさい」
京平
「わかりました」
僕が了承すると神主は御経なのか呪文なのかよく分からない言葉を呟き始めた。
京平
「え?」
足下の幾何学模様が光だした。
神主
「※&×⊆#Я∃!!」
本当に何て言っているんだろう。
雰囲気から多分終わった瞬間、幾何学模様の光が一気に強くなった。
京平
「え?えぇぇー!!!」
僕は光に包まれた。
京平
「くっ!…ここどこ?!」
見渡す限り白く、周りには何も無かった。
???
「本当、あの神主の呪文はむちゃくちゃなんじゃ」
突如後ろから声が聞こえた。
京平
「誰!」
僕は振り向いた。
???
「誰とは失礼じゃのぅ、まぁよいか…、今まで神主の呪文が酷くて無視しててからのぅ、妾を知らないのも仕方ないかのぅ」
何だか古い話し方をする人は見た目からして女性だろうな。にしても…
京平
「何でセーラー服?それ20年ぐらい前の学生の姿ですよね?」
???
「…そちは質問が多いのぅ…、妾は久呂木の土地神の一人、クナギじゃ」
京平
「えぇぇ、神様!?」
セーラー服の神様なんて聞いた事がない!
クナギ
「この姿は前に降りた時にしていた格好じゃ」
京平
「はあ、でクナギ様、何でここは居られるのですか?てか、何処ですか?ここ」
クナギ
「ここは妾が即席で作った空間じゃ、でオヌシに用があってな」
京平
「僕にですか?」
僕、神様に目を付けられることしたかな…?
クナギ
「神主の下手くそな術文はともかく、オヌシの霊力は素晴らしいからの、儀式関係なくオヌシに降りてやろうと、思ったのじゃ」
京平
「霊力?何ですかそれ?」
クナギ
「説明は後でしてやるから、オヌシに入るぞ」
京平
「え?!ちょ!?」
急に目の前が明るくなり、何も見えなくなった。
京平
「うっ、…ここは?」
神主
「ん?どうかしたのか?」
京平
「ここは神社?ならさっきのは夢?」
神主
「なにをワケわからんことを言っておるのだ。これは儀式に協力してくれたお礼だ。持っていけ」
京平
「鏡?僕、男ですよ」
渡されたのはいかにも神社にありそうな鏡で、片手で持てる大きさだった。
神主
「その鏡はな、特別な鏡なのだ。だから大事にしなさい」
京平
「はあ、わかりました」
取り合えず鏡は持って帰ることにした。
この時僕は小学二年生だった。
これから起こる。出来事の始まりは次の日の朝だった。
京平
「何これーー!!」
クナギ
「やあ、やっと気づきおったか」
神主から貰った鏡を覗いてみると、そこには自分の姿ではなく、神様であるクナギの姿が写っていた。
クナギ
「まあ、これから一生、よろしくじゃの」
京平
「い、一生?!」
僕はこの日から色々と大変な毎日を過ごすことになった。