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新 た な 鼓 動

~部室までの廊下~

る「ねぇ、庄君。なんであの二人をわざわざ2人っきりにしたの?」


庄「ハァ…まだわかんねぇのか?自分の恋愛にも他人の恋愛にも

 鈍いよな、おまえって。」


る「え……あ!!そっか!」


(気持ち、伝えてこいよ…慄。)

___________________________________


~保健室~


私は涙ながらにその日の事を語りだした。


庄君の事が好きだった事。

その庄君がるいの事を好きだったって事。


慄君は全てを聞いてくれた。

そして私が全てを話し終わったとき、やっと彼は口を開いた。


慄「…庄が、うらやましいな。」


秋「え、なんで?」


慄「おまえに、そんなに想われててさ」


秋「そう…かな」


慄「なぁ…俺の事も、聞いてくれるか?」


わたしはゆっくりうなずいた。


慄「俺の好きな人は、なんか涙もろくて、妙に明るくて、

 友達思いのお人好しのいいやつでさ…そいつは

 庄の事が好きだったらしくて、それを知った時はやっぱり

 ショックだった。でもそいつは庄にふられて…」


秋「へぇ、叶うといいわね!」


慄「ハァ…鈍いな、おまえは。まだ続きがあるんだよ。」


秋「へ?」


慄「そして…今俺の前にいる奴だよ。」


秋「え……」


慄「ごめんな、変な話して。俺、部室戻るから。」


静寂が保健室に戻った。



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