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亜 麻 色 の 髪 尊 き 瞳


秋「私が…イヴ?」


慄「俺がアダム…?」


ソ「あなた達が覚えていないのも無理はありません。

 ふつう、前世の記憶は生まれ変わったと同時に消されますから。」


秋「でも…ありえないわ…」


ソ「あなた達の記憶はありませんが…

 その、慄さんの深い亜麻色の髪と、秋さんの真っ直ぐ貫くような

 澄んだ瞳は永遠です。」


秋・慄「…」


?「お前らがアダムとイヴの生まれ変わりか…?」


テ「誰だ!?」


?「忘れたのか?俺は魔王のリトだ!!」


ソ「なぜお前がここに来た!?」


リ「お前たちに宣戦布告をしに来ようとおもってな。」


慄・秋「…」


リ「明日の午後2時。天界と魔界の間の部屋で待っている。

 なお、武器はどんなものでも使って良い事とする。…文句はないな?」


ソ「…わかりました。あなた達もそれでいいですね?」


秋「はい…」


慄「俺も…」


リ「それでは、その時にまた会おう。さらばだ!」


そう言って、魔王は消えてしまった。


部屋の中に、沈黙が訪れる。


最初を切り出したのは―秋だった。


秋「私に…戦わせてください。武器は…要りません。」


ソ「!?」


慄「おまえ…何言ってるんだ!相手は魔王だぞ?どんな手でかかってくるかも分らないのに…」


カ「そうですよ!秋さん。慄さんの言うとおりですっ!」


テ「まぁ、まぁ皆さん。秋さんには秋さんなりの作戦があるんでしょう。

 お2人とも、今日は体を休めて、明日に備えましょう。」


秋「はい…」



―魔王の部屋―


リ「ふっ…あんな娘を戦いに出すとは…あの娘には…」


指をならすと薬品がひとりでに調合され、人間の形になった。

そして、もう一度指をならすとその人形のようなものが光り、

―ある人―になったのだ。

そしてその人に話しかけた。


リ「おまえは、明日、イヴを倒すために生まれてきたのだ。

 明日…イヴを倒すんだ。…分ったな?」


?「はい…仰せのままに…」


リ「これで俺の勝利は確実だ…」




…秋の対戦相手は

   あまりにも秋が不利となるような相手だった…









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