表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/334

5 ステータス

①金(DP)が足りないです・・・

②時間も足りないです・・・

③魔物を作ろう!


 

 魔物を【創造】するわけだけど、参考までに俺のステータスって出る?


 ステータス

 名称:ダンジョンマスター

 氏名:

 分類:半虚現体

 種族:人族

 LV:1

 HP:56/56

 SP:41/41

 MP:0/0

 筋力:29

 耐久:18

 体力:27

 俊敏:38

 器用:251

 思考:180

 魔力:1

 適応率:10(Max100)

 変異率:10(Max100)

 スキル

<ダンジョンクリエイト>


 ……ゲームみたいだな。


 ~この世界の法則に対して、マスターが理解しやすい様に当てはめたものとなります~


 おぉ、親切設計。

 器用と思考の値が高くて、他が低い感じか? この世界の一般的な成人した人間の数値ってどれ位?


 ~ 個体差がありますが、平均値が成人50、子供20程度です ~


 うわ……俺、貧弱すぎ? 耐久に至っては子供以下だよ。でも、そう考えると器用と思考の値が高すぎないか? 名称……存在? 個体名? がダンジョンマスターになっているし、そのせいとか?


 ~ 否定、マスター自身の能力値です ~


 マジか、まぁ運動とか殆どしないでデスクワークばっかりだったからそのせいか……?

 魔力は…うん、元の世界じゃ魔力なんてなかったからな~、しょうがない。うん、しょうがない……魔法使ってみたかった。


 ~ 迷宮のLVが上がればマスターの能力、及び成長率に補正が掛かります ~


 なん、だと? うっしゃぁ!! どうやったらLV上がる!?


 ~ 迷宮のLVは消費したDPによって上昇します ~


 了解! 今は無理でも希望が持てただけでよし! 気を持ち直して、各種ステータスの項目の確認だ。


 ―――


 コアさんに聞いた感じ、この世界において魔力はかなり重要な役割を担っているってことが分かった。


【名称】個体名

【氏名】名前


【分類】この世界の生き物の根底の分け方。簡単に言うと肉体に魂が入っているか、魂を魔力で覆っているかで、大きく3つに分けられている。


 現体:肉体を持ち、魔力が枯渇した状態でも活動ができる。人や虫、獣など元の世界みたいな生物がだいたいこれだ。肉体を持つため、存在が安定していることが特徴。その代わり肉体に縛られるためステータスが低い傾向がある。


 虚体:肉体を持たない、又は魔力で一時的に仮初の肉体を持つもので、魔力が枯渇すると不活性化、最悪消滅する。ゴーストや精霊、ゾンビ、ゴーレムなど、直接触れられないものや、倒しても新たな肉体を構成して復活するようなのがこれだ。全体としてステータスが高く、不安定で自我が希薄なものが多い。災害を起こす様なものもいる。


 半虚現体:肉体を持ち、さらに魔力でも肉体構成している。魔力が枯渇しても弱体化程度で済む。妖精やドライアド、ドラゴンなど、デカい・速い・強い・飛べる等、元の世界の物理法則を無視した生物がこれだ。肉体を持つので安定しており、なお且つ魔力で補強・構築しているような状態のため、魔力次第で幾らでも成長でき、ステータスも高い。


【種族】人族・虫族・獣族・竜族などなど、近い特徴を持った者の分け方だ。【創造】で新しい魔物を作るときに追加もできる。進化関係に大きく関わり、殆どの場合同じ種族にしか進化できない。


【LV】魂の濃度(現在LV)、強さ(最大LV)を表す。進化することで限界値が上昇する。

【HP】ヒットポイント、生命力を数値化したもので、0になると死亡する。

【SP】スタミナポイント、体力を数値化したもので、0になると行動不能になる。

【MP】マジックポイント、余剰魔力を数値化したもの。

【筋力】攻撃力

【耐久】防御力

【体力】スタミナ。

【俊敏】素早さ。

【器用】魔力・肉体の操作力

【思考】反応速度、魔法構築力

【魔力】:余剰魔力(MP)、魔力生産力

【適応率】(Max100)周りの環境へ適応し、各種耐性の取得、適した進化先への進化のし易さを表す。

【変異率】(Max100)周りの環境を取り込み、利用する種族への進化のし易さを表す。

【スキル】所持しているスキル一覧。


 こんな感じか? ちなみにステータスの数値は、肉体の力に魔力による強化がされたものになる。魔力は魂から生まれているらしいが、生産された魔力が各々の項目に振り分けられて数値が決まる。

 体を使うタイプは、生産された魔力が肉体の強化に充てられるため、余分な魔力ができず、体外へ魔力が逃げないようにするため、魔力を放出する魔法関係が不得手になる。


 逆に魔法を使うタイプは、魔力を体外へ放出するため、肉体の強化まで魔力が回らず低くなる。また、意図的に魔力を消費する、特に魔力不足状態になると、反動で魔力の生産量と保有量が上昇する傾向がある。


 なので、両方こなすタイプはかなり珍しい。魔力の放出のオンオフができるか、魔物などの場合、特定の箇所や動作をした時のみ放出することで両立している。ドラゴンのブレスを想像すると分かりやすいか? バランスを考えないと【作成】時のDPが上昇するので注意がいる。


 で、今重要なのがこの項目【適応率】と【変異率】だ。

 現在の目的は毒をどうにかすることなので、この【猛毒LV7】に耐える魔物が必要だ。だが、耐性スキルを持った魔物を【創造】するにはそれだけDPが高くなる。少数なら問題ないだろうが、処理する量、範囲が広大だ。現状のDPでは心もとない。そこで、この【適応率】である。


 ふふ、もう分かるだろう!

 最強の肉体を持ち、圧倒的な力を持った最強種族の一角! そう! こいつだ!!


世界樹の迷宮(仮) 

LV:1

特性:植物

DP:12,278


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ