表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/334

12 不法投棄ダメ絶対

①領域拡張、完了!

②アリさん始動!!

③毒「やぁ!!」|ω・`)ノ ヤァ

【破毒】接触したもの全てを破壊するためその名が付いた。不安定で、一度反応すると一気に浸食し不活性化する。<猛毒LV8><腐食毒LV8><浸食LV10><拡散LV3><自己崩壊LV9>


<腐食毒>:金属等、非生物を破壊する毒。

<浸食>:状態異常等、進行速度に補正。

<拡散>:状態異常等、効果範囲に補正。

<自己崩壊>:他スキルを無効にして、自身へダメージ。


「・・・・・・・・」


 どうしましょ?・・・・いや、マジでどうしろと?てかこれ、どっから出てきた?!

 お、落ち着け・・・。原因なんて決まっている。死毒、これの中に粘液スライム達が最後まで吸収できなかった部分があったんだ。

くっ、<猛毒耐性LV7>と<猛毒無効LV7>がついていたから嫌な予感はしていたんだ!!

<腐食毒LV8>、これについて今は気にしなくていい。

<自己崩壊LV9>、これもいいな、むしろ有り難い、残らないってことだからな!問題は他だ!

<猛毒LV8>、今一番重要なのがこれだ。無効LVよりも毒のLVが高い。つまりは毒によるダメージが入るってことだ。耐性LVが高めだから時間は稼げるかもしれないけど、それも怪しい。

<浸食LV10>、これである!進行速度に補正?つまりはダメージの入りが早くなるってことだ。<拡散LV3>の効果がどの程度なのか分からないのも怖い。

どれだけの範囲に影響を及ぼすか分からない爆弾が、何時弾けてもおかしくないのだ!怖すぎる!!

 ・・・は!そうだ!!


「コアさん、このスライムボールの強度とか耐久みたいの分からない?」


~ダンジョンLVが不足しています~


 何・・・だと?こ、こんなところでダンジョンLVが出てくるとは・・・。ん?


(ポヨン、ポヨン、ポヨン、ポヨヨヨヨ~ン)


「・・・・・・・・・・・・・・・・」


 び、びっくりした~。

上への穴からスライムボールが降ってきた。・・・結構頑丈だったようだ。

 てか、転がってくるってことは、ここにあるので全部か?下への穴にもあるかもしれないけど。

 ・・・これだけ頑丈なら運ぶのは問題ないか?ここに置いておく訳にもいかない。外に運ぶか?外には生物なんて何処にも居ないんだし・・・。そうするか。

 本当はこんな不法投棄みたいなことはしたくないんだけど、自分と家の子たちを危険に晒すわけにもいかない。

 早速運んでもらおう。と、そうだ。


粘液スライム達~、吸収できなかったものを排出する場合は、外に出すようにして~」


 指示を出すと同時に、粘液スライム達が一斉に外へと向かって行った。

 お、おう。みんな我慢していたのか?よく見たら毒粘液ポイズン・スライム達の体が、赤紫色だったものが赤黒色まで変色していた。

 我慢させてしまっていたようだ・・・。領域内を確認すると、地上部分に大量のスライムボールが発生しているのが分かる。

ごめんよ~、ごめんよ~。気が付いてやれなくてごめんよ~。

 近くに居た子が「気にするな」とてもいうようにプルプルとすり寄ってきた。今はその優しさが心に染みます。

思い返せば、毒を食い尽くした時にも教えてくれたし、LVの高い粘液スライム、特に毒粘液ポイズン・スライムまで進化した子達って結構頭良いんだよな~。

あ、ここにあったスライムボールも持って行ってもらおう・・・


「あれ?」


周りを見渡してもスライムボールが見当たらない。


「コアさんや、ここにあったスライムボールはどこに行った?」


~現在座標を表示します~


 確認すると地上へ向かう穴を上っている最中だった。粘液スライム達が運んでいるらしい。・・・頭がいいだけでなく、気も利くようになってやがる。

 そんなことを思っていると、外のスライムボールが領域外まで転がっていった。・・・確認できなくなったら逆に不安になってきた。だ、大丈夫だよね?領域も現在進行形で拡張中だし、その内確認できるように成るだろう。うん!気にするのはやめよう!!


(プルプル♪)


 そんなこんなで粘液スライム達の行軍を眺めていたら、地上から毒粘液ポイズン・スライムが戻ってきた。

すっきりした雰囲気をまとって、エメラルドグリーンの体を揺らしている。・・・そういえば、君達って元はそんな色だったね・・・。


後で気が付いたことだが、粘液スライム達のほとんどが<猛毒無効LV8>まで取得しており、その後排出されたスライムボールも同じLVの耐性を持っていた。最初の方はビックリでもして排出しただけなのか、耐性LVが上がる前に排出してしまったものだったようだ。

最初のやつだけ処理すればよかったか?・・・やっちまった!?


世界樹の迷宮(仮)

LV:1

特性:植物

DP:8,603(360 DP消費)スポナーによる生産に使用

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ