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少女の目覚めと紫の変態

目の前に広がるまっさらな空。鼻をつく植物の青臭い匂い

まるで草原に寝転んでいるかのような(実際に寝転んでいる)自分の状態を理解できずに私は寝起き早々混乱していた。




――――つーか、目が覚めたら草原でしたって、どういう状況シュチュエーションよ、心臓に悪すぎるでしょ。これ。


起き上がって、まわりを見渡してみても何もないし、誰もいない。

あるのは頭上に果てしなく広がる空と見渡す限りの草だけだ。



「どうしよう。」


途方に暮れた私のつぶやきに答える者おらず

そのむなしい言葉はあっという間にそこに広がる草原と言う空間に吸い込まれた。

それでも、状況が理解できずただ空を見上げていると―――――――






  シュッ



突然背後で風を着る音がした。

驚いて後ろを向いてみると、さっきまで緑一色の人影もなかった場所に、ただポツンと一つ人の形をした紫色が混じっている。




・・・人間?いやいや、人間だったら猫耳なんて生えてないでしょうが。でも、夢に出てきた白兎だって耳生えてたし。・・・ってことはやっぱり人間?




紫と緑という非常に目に悪いコントラストを見つめていると、いきなりさっきまでただ立って静止していただけの紫色がものすごい勢いで動き出しこっちに向かってきた。



ちょ、なにこれ。なんかすごい速さでこっちに来るんだけど。やっぱし人間だったの?



訳が分からず、その場で動けずにいると、気づいた時にはその人の形をした(以下略)が目の前に立っていた。



・・・あ、人間だ。しかもチョーきれいなんですけど




切れ長の蜂蜜のような透き通る金色の目、風になびく指どおりのよさそうな薄ピンクの髪の毛、すっきりとしたほりのふかい顔筋。すらりと引き締まった体は猫のようにしなやかだ。

まぁ、猫耳付いてるしね。




目の前にいる人間は後光が差すほどの―――――




「やぁ、キミ可愛いね。ぼくのペットにならない?」



  

 変態だった。


















神様――私はあなたをいっっっっっしょう恨みます byアリス☆








チェシャネコちょっとですが出てきましたね。アリスは判断力にかけるもよう。

よい子の皆さんは変な人を見たらすぐに逃げましょう。紫の変態であればなおさらです(笑)


では、($・・)/~~~

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