番外編 アリスと・・・の物語part1/3
はい、やっとできました!!番外編。
番外編では、それぞれのキャラとアリスとをかラマせた甘い物語を書かせて頂きたいと思います。
アンケートの結果もあまり集めることができなくてですね・・・・
そして自分で選んだ結果こうなりました。
ほかの2本の案(←詳しくは活動報告へ)はちょっと番外編でやるにはきつくてですね・・・・
はい、情けない理由ですいません。
では、ちょっと長くなりましたがどうぞ↓
さぁ、始まりました。第一回番外編。作者のcherryです。
・・・・アンケートの結果が思ったように集まらなくて
番外編でこれから何をやるかは私が勝手に決めちゃいました★てへっ。
『これも作者の人望がないからだよねぇ~』
「そうそう、毎日受験が終わったからって遊びまくって勉強もしないし。」
・・・・でぃー、ダム、アリス。出番減らしますよ?
『すいませんでした!!』
「・・・・私の出番減らしたら、物語なりたたないでしょうが。」
それもそうですね、じゃぁ、チェシャ猫と絡ませる場面を増やしましょうか?
「すいません。ごめんなさい、調子のりました。」
分かればいいです。
・・・・それにしても白兎がきませんねぇ、唯一この小説で扱いやすいキャラなのに。
「えっと、さっきからここにいますけど、なにか?」
「え!!いつから!?私気がつかなかったよ?」
『ぼくたちもぉ~』
私もです。
「失礼ですね。ずっとあなたたちの会話を近くで聞いてました。
作者は受験が終わったからと言って気を抜きすぎですよ
まだ高校に入っても勉強しなきゃいけないんですから。」
・・・・はい、すいません。うぅ、何も言い返せない。
『おぉ~、ぱちぱちぱちぱち』
「さすが白兎。作者も扱いやすい白兎がいなくなったら困るもんね。」
「うにゃぁ~、ところでみんな、ぼくのこと忘れてない?」
あ、でた変態猫。
「あんたがだしたんだよぉ~。」
そんなことより、お前のせいでアリス死んでるじゃないですか。あ~ぁ、倒れちゃった。
「あ、じゃぁ、ぼくアリスに人工呼吸して生き返らせてあげるよ。」
「いや、いりません!!さいしょっから死んでませんから。」
『ちょっと、チェシャ猫アリス取ってかないでよ。後から入ってきたくせに。』
「うっさいねぇ、この双子ちゃんは。二人揃って精神年齢低すぎだよ。やきもち?」
『ち、ちが~う!!』
もう、どっちもどっちでうるさいですねぇ。
こんなときはあの人に登場してもらいましょう。
「あぁ、チャシャ猫。この前はどうも、あたしの下着を盗んでくれて困ったわぁ~」
『うぉ、女王様!!』
「わっ!びっくりしたぁ~、って、チェシャ猫、女王様にそんなことしたの?・・・最低・・・。」
「ちょっ!アリス、それ誤解!!俺はただ、ルキの下着が見つかんなくて
それで女王様の下着を借りただけだから。」
「ほぉ~、ルキは、弟、よね?なんで女物の下着がいるのかしら?」
「いやぁ~、もう女物でもいいかなぁ~、と思ってね・・・・って、あはははははは。」
「あはははは、そうねぇ、そう思うかもしれないはねぇ
でもアリスの下着盗まれたら困るから、その両手ちょっと、ぶった斬らせてねぇ?」
女王様・・・・、顔笑っているけど、手には鎌もってますねぇ、怖い・・・・
「あははは、それは僕しないから、えっと、とりあえず、逃げます★ばいばい。」
「え!?あっ、ちょっと待て!!この変態猫。今日という今日は絶対許さないんだから!!」
あ~ぁ、いっちゃった。
じゃぁ、この3人でタイトルコ―ルいきますか。
『わ~い。』
「はいはい、早くしましょう」
「私はアリスと一緒ならなんでもいいです。」
それでは・・・いっせ~の~で
【アリスと夢見の国の物語、番外編はじまるよ~】
◆◇番外編part1/3 アリス×ルキ『大好きな・・・・・』◇◆
――――――僕にとってのアリスの第一印象は、正直言って怖い女だった。
まぁ、そのあとでその人が自分にとってのとても大切な存在になるなんて、思いもしなかったわけだけど。
事は有る出来事から始まる・・・・・
ある日起きるとベットに女の人がいた。
別にそれは僕にとっては日常的にあることで、別段不思議でもなんでもないんだけど、
ちょっとだけ、普段とは違うところがあった。
一つは、女の人がひきつった顔をしていたこと。
一つは、その女の人が服を着ていたこと。
もう一つは、その女の人が僕が目が覚めたときには、もう起きていたこと。
それに、隣にいるのはお兄ちゃんじゃなくて、ぼくだったことだ。
大抵、女の人がベットにいるときは隣にお兄ちゃんがいて、しかも二人とも大体裸で、気持よさそうに寝ているから、それを僕が起こしに行くんだけど、その日だけは逆だった。
女の人が起きていて、お兄ちゃんに僕が起こされた。
まぁ、だからお兄ちゃんに起こされたとき、反射的に
「なんでこんな女がいるの?」とか言っちゃた訳だけど
またかんがえて「―――お持ち帰りしちゃったの?」ってお兄ちゃんに言ったら、
お兄ちゃんはいつもみたいにけらけら笑って
「―――アリスは可愛いけどお持ち帰りはないだろう、ぼくならその場で襲うね。」といった。
お兄ちゃんの発言は、いつものお兄ちゃんが送っている日常とすっごく矛盾していたんだけど、
その時はそれよりも、別のことが気になった。
へぇ、この人が今回の『アリス』なんだ。
思っていたよりもずっと普通だ。
正直もっと、頭の筋が切れている人がくるのかと思っていた。
そうおもって、思わずじっと、ベットの上で顔をひきつらせている女の人を見ていたら
ふいに、見惚れるほど鮮やかにその人がほほ笑んだ。
「―――こっちきて・・・・いいことしてあげる。」
色っぽく、それでいて熱っぽく、その人がお兄ちゃんを見つめると、途端にお兄ちゃんは何か催眠にでもかかったように、その女の人のほうへ歩いて行く。
あ~ぁ、お兄ちゃん、ばかだよなぁ。
そう思いながら、お兄ちゃんがその女の人を抱きしめて、同じくらい熱っぽくその言葉に答えるのを見ていた次の瞬間。
地獄の底から響くような、恨みのこもった声が轟いた。
「とりあえずあんたを八つ裂きにしたいわ。」
その時のアリスの恐ろしい表情とそのあとに響いたお兄ちゃんのかなしげな悲鳴は
きっとこの先いつまでも僕の脳裏に焼き付いていることだろう。