表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/19

森の広場の騒がしい朝

大切なお知らせです。皆様に知らせる方法がないかと思って探したのですが

まえがきしか見つかりませんでした、すいません。

番外編のアンケートを活動報告の最新話(12月13日)に乗せましたので、良ければ投票してもらえたら思っております。

淡い光のさす白い四壁の簡素な部屋。

家具も最低限しか置いてない。

でもなぜだろう、どこか懐かしい匂いのある部屋。

せっけんの匂いのするシーツがかけてあるベットの上で目を覚ましたら

周りにあるのはそんな景色だった。


なんで、私こんなところにいるんだろう・・・・。

う~ん、思い出せない。まぁ、とりあえず起きた方がいいわね。


「ん?」

違和感。


起きようにも腰が異様に重くて十分に体が起こせないのだ。

まさかと思って、急いで布団をはぎとると

私の腰のあたりに抱きついている、ピンクの髪の猫耳少年がいた。


チェシャ猫!?・・・・じゃないわね。


見たときはけとばそうかと思ったが、よく見ると妙に顔立ちが幼い。

まるであの変態猫をそのまま子供にしたかのようだ。

殺気を覚えるほどきれいな顔立ちには変わりないけど・・・・


安らかな寝息を立てるその少年を見ながら私はため息をついた。


どうしよっかなぁ。

せっかく気持ちよさそうに寝ている子供を無理やり起こすのもかわいそうだし。


頭を悩ましながらじっとその少年の寝顔を見ていると

いきなり一番聞きたくない声が聞こえた。


「アリスおはよう。目ぇ覚めた~?」


うっわ、最悪。

つーか、こいつがいるってことは・・・


「もしかして、ここあんたの家?」


「ピンポーン、正解。あの木の上にあった家の中だよ。」


やっぱり・・・

ベットの前で嬉しそうににっこりするチェシャ猫に対して、私は思いっきり顔をひきつらせた。

よりによって、こいつに貸しを作ってしまうなんて。

あぁ、頭痛い。


「・・・ねぇ、それよりこの子誰?腰に抱きつかれているおかげで体も満足に起こせないんだけれど。」


「あぁ、それはぼくの弟。ごめんねぇ、さびしがり屋だからさぁ~。いま起こすよ。」


は?弟?

この子が?

・・・道理で似ているわけだわ。

にしてもかわいそうね、こんな教育に悪いお兄ちゃんがいるなんて。


「アリス、なんか今失礼なこと考えなかった?」


「うん。この子がかわいそうだなぁって、あんたみたいな教育に悪い変態紫兄貴がいるなんて、って。」


「あはは~、そこ普通は否定するところなんだけどねぇ。」


そう言いながら、ツカツカとベットのそばに寄ってくるチェシャ猫に対して私は硬く身構えた。

「だいじょうぶ。アリスには何にもしないから。」

そうチェシャ猫はけらけら快活そうに笑うけど、いまいち信用できない。


私がまだ変らず身構えてにらんでいると、チェシャ猫ははぁ、とらしくもなくため息をついて

ねている自分の弟の前にしゃがんでその体を揺さぶった。


「・・・・んう。あれぇ・・・おにいちゃん?どうしたの、こんなところで。」


幼子おさなご特有の高く澄んだ声の後に、深い青色のサファイアのような瞳が見開かれる。

その瞳の輝きに思わず見惚れて見入っていると、それが突然こちらをとらえた。


「・・・だれ?この人。」


・・・・は?


「なんで、こんな女がいるの?」

ブチっ


「おにぃちゃんまた女の人お持ち帰りしちゃったの?」


ブチっ

ブチっ

・・・・怒りのカウントダウン開始



「おい、ルキ。お前何言ってんだ。

確かにアリスは可愛いけどお持ち帰りはないだろう。ぼくならその場で襲うね。」


・・・・・・1。


「ねぇ、チェシャ猫。」


「うん?なにぃアリス?」


「こっちきて、・・・いいことしてあげる。」


おもいっきりつやのある声で呼ぶとチェシャ猫はパッと顔を輝かせた。


・・・・かかったな。


「なぁに、アリス。なにがしたいの?」

ふわりと香る花のようなにおい。

私が抵抗をしないことをいいことに真正面から抱きしめてくるチェシャ猫の熱っぽい息が耳にかかる。


それに私は黒い笑顔で答えてやった。

一万年分の殺気を込めて。


「とりあえず、あんたを八つ裂きにしたいわ。」









「ぎゃぁああああああああああああああああああああ」




このあと森銃に響き渡った悲鳴は誰のものか言うまでもないだろう。






はい。今回はギャグの要素が強かったです。

最近シリアスばっかりでばっかりでばっかりで、思わずギャグを書きたくなってしまったんですけど、なにしろ人を笑わせるのがへたくそで・・・・・出来上がりを見て死にたくなった次第です。

だれか、ましなギャグを造る能力を私に下さい・・・・。

こんかいはチェシャ猫の弟が出てきました。

最初はそんな予定なかったんですけど、変態なのに(?)お兄ちゃんってなんかいいなぁ、と思いまして、作ってしまった次第です。(笑)


ルキ:「そんなてきとーな理由なら作らないでね。作者基本的計画性ないもんね。」 あはは・・・・、まぁ、こんな可愛い顔して毒を吐くやつですが、お願いします。


ルキ:「あんたにお願いなんて頭下げてもらう義理はないけど。読者の方々も、こんなバカ作者を宜しくお願いします。じゃぁね、ばいば~い。あ、おたよりまってるよん。」

・・・・・ホントに待ってます。なにとぞお願いします。では($・・)/~~~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ