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N〇Kのドラマ「やさしい猫」から見える、創作物による思想教育(つーか、ぶっちゃけ洗脳?)

作者: いけなミ ゴろう


皆さんはN〇Kで放送されていた「やさしい猫」という連続ドラマをご存知でしょうか?

この話は、メチャクチャ要約すると「外国人男性と日本人シングルマザーとのラブストーリー」です。


ですが、それはアホななろう系を読むように思考放棄して見ればの話で、このドラマの実態は異常としか言えない内容でした。

というのも、この「外国人男性」は不法滞在者という設定だったからです。

(このドラマは実際にあった話をベースにした小説が原作)


大抵の人は当たり前に知っていると思いますが、不法滞在は立派な犯罪行為です。

そして、このドラマの中では正義の行いのように描写されていましたが、不法滞在状態にある者を(かくま)ったり、特別在留許可を目当てに日本人との婚姻を利用しようとするのも違法行為です。


つまりこのドラマは、「二人の恋愛模様を美談として語りながら犯罪行為を擁護・容認する」といった話だったわけですね。


なのでネット等では大炎上となりました。

違法行為を助長して国益を害するような話を、国民から半強制的に受信料を徴収しているN〇Kが垂れ流しているんですから、そりゃ当然ですけど。


このドラマの中では、警察や入国管理局の人間がまるで冷酷な悪人のように描かれていました。

普通の思考が出来る人ならばどちらが間違っているのかすぐ分かるでしょうが、このドラマを好意的に見てた人には難しかったんでしょうねー。


不法滞在状態の人を擁護するような人達の中には不法滞在者と難民をゴチャ混ぜにしている人達がいますが、日本にいるのは基本不法滞在者です。

というのも、日本って周囲を海に囲まれてるんで、パスポート無しの入国はかなり難しいからですね。


パスポートが発行されるということは、つまりはその人の母国から「国外に出ていいよ」という許可が出ているということです。

国から出国の許可を貰える難民なんておるか、って話ですね。

大抵は観光・就学・就労のビザで入国し、ビザが切れてもそのまま居座ってるパターンで、このドラマに出てくる外国人男性もそういった不法滞在者でした。


まぁ社民党の党首サマなんかは「難民の多くは偽造パスポートで日本に来ている」と公言しておられますが、だとしたら偽造パスポートで日本に来るただの犯罪者と難民をどう見分けんねん、と。

そんな連中を知っているなら日本の政治家としてしっかり対処せんかい、と。

知ってて隠してるなら国賊やないかい、と。


ちなみに、日本は難民認定に厳しい国と言う人がいますが、同性愛が重罪になる国の同性愛者を難民として認定したりもしています。


俺はこれに関しても正直判定が甘い気がしますけどね。

何が犯罪行為かを規定するのは、その国その国の裁量のはずですから。

この理屈だと、ただの犯罪者の「国に帰ったら逮捕されるから難民認定してくれ」みたいな言い分すら通ることになりますし。


も一つオマケに言うと、日本はこれまで不法滞在者だろうが何だろうが、難民申請を出し続ける限り無限に日本に留まることが出来ていました。

却下されても、またすぐに次の難民申請を出せば審査中は在留OKだったわけですね。

それに回数制限を付けたのが最近通った入管法改正で、これに発狂して反対してたのが立憲・共産・社民といった左寄りの政党です。



さて、こんな経緯で大炎上したこのドラマですが、これを「素晴らしい物語」と思えた人達は一体どんな思考になるんでしょうか?


ドラマはドラマとして、不法滞在者は厳しく罰しなければならない。

そんな思考になるでしょうか?


俺はまったくそうは思いませんね。

こんな連中、絶対現実でも「外国人の人権ガー!」とか言ってると思いますよ。


元々そういった思想の人間だからこんなドラマを良い話と思えるって側面もあるでしょうが、そういった歪んだ思想を強化する恐れがありますし、あまり物事を深掘り出来ない人は「外国人サンを守れ」という思想に染まる恐れもあります。


俺が言いたいのは「外国人を差別しろ」という話ではありません。

俺もクッッッッソ嫌いな国とかありますけど、踏むべき手続きをちゃんと踏んでる人達まで邪険に扱うのは間違っていると思います。

だけど、法律に違反してる連中まで「カワイソス」みたいな感情論で守るのはおかしいよな、って話ですね。



なろう界隈でも「創作と現実は別」というような話を見聞きしたりすることがありますが、実際はそんなわけでもないんですよね。


古今東西、創作物を使った思想教育というのは当たり前に行われていますし、創作物が現実に影響を与えないならカルト宗教等にハマる人なんて存在しないんですよ。

統〇教会の教義なんて、まんまファンタジー小説ですからね。


この「やさしい猫」というドラマの劇中でも、創作物を使った恐ろしい思想教育の描写がありました。

主人公のシンママが幼稚園児くらいの子供達に紙芝居で桃太郎を読み聞かせる場面があるんですが、そこでこんなことを言うわけです。


「鬼というだけで退治されるなんてたまらない」


これ、クッッッッソ気色悪くないですか?

要は「鬼=外国人」で、外国人()を迫害する日本人(桃太郎)は酷いヤツ、というのを子供に刷り込んでるんですよ。


桃太郎の大前提として、鬼は人里で暴れるという悪行を重ねてるわけですよね。

不法滞在の問題にしたって外国人だからと批判しているわけではなく、不法滞在という違法行為をしてる人を批判しているわけです。


その大前提を隠して、思考能力が低い相手に「強いものは悪。弱いものは善」「自分が嫌いなものは悪。好きなものは善」みたいなことを刷り込めば、そら上っ面の情報だけで善悪の判断をするような人間になるわ、と。


ある程度大人になっていれば、こういった思想コントロールに惑わされない。

なんてことは思わない方がいいです。


先に言った通り、それなりの歳になってもカルトにハマる人間はハマりますからね。

入管法改正反対のデモとかしてた人達も、基本いい歳した大人だったわけですし。


というわけで、ゴリッゴリに矛盾だらけの創作物を違和感全スルーして楽しく読めるような人は、マジで気をつけた方がいいです。

いや、マジで。


矛盾だらけ、ガバだらけ。

これ、主人公の方が悪人やないかい。


こういった話のおかしい部分はちゃんと把握しつつ、それでも「ただの作り話だから」と楽しんでいる人は問題ないと思います。

でも、そういった矛盾やガバに対する指摘に「創作物だからー!」「自分達は楽しんでるからー!」と感情論でしか返せないようなタイプは、正直結構ヤバいタイプかと。


論理的なツッコミに対しての反論なら、同じく論理的に反証するべきなんですよ。

それが出来ないと頭のどこかで分かってるけど我慢出来ない、ってなった時に行き着く先が感情論なわけです。

分かりやすい例が日本のお隣の国ですねー。



アホなもの見てるとアホになる。


というのは案外、完全に間違いというわけではないです。

根拠のないデタラメ情報を脳死で鵜呑みにする人とか、やっぱ普通にいますし。

福島原発のALPS処理水を「汚染水」と呼ぶ連中とか。


※・C国やK国の原発から海洋放出されている処理水のトリチウム含有量は、福島原発のALPS処理水より遥かに多い。(IAEAの公式データより)


こんな人間にならないためには、たとえ創作物でも「理屈的におかしいものはおかしい」と認識する必要があります。


その上で、矛盾を飲み込んで楽しむ。

矛盾を指摘する人の言わんとすることも理解して、それもまた一つの意見と受け止める。


というのが、正しい意味での「創作と現実は別」ということじゃないですかね?



何を見るか、何を読むかは個人の自由です。

ただ、どんな物を見るにせよ読むにせよ、内容は正しく理解しましょう。

情報の裏取りも大事。


それが出来ていない人は、もしかしたら知らず知らずの内にトンデモな思想に汚染されてるかもしれませんよ。

自分自身が歪むと、その人の主観では世界が歪んで見えるのです。


そんなお話でした。


おわりー。


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[一言]   この感想はChatGptて翻訳する。   すいません、話を逸らして後半で触れた点について話したいと。   私が小説を書き始めばかりの時、『日本人がある虐殺事件で台湾人の主人公に謝罪す…
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