表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫は続くよ〜extend of the cats〜  作者: さむらい
2/11

不思議な引力

はじまりの猫ミーちゃん編

 道端で子猫を見つけた話をする時、ひょっとしたら母に保護を断られるのではないか?という不安がありました。


それにはこんな理由が…。


まだ私が生まれる前、家にはノンノンという名前のビーグル犬が居たそうだ。

私が物心ついてからも犬が居たり捨て猫を拾って来たり、果ては鳥や魚など多くの生き物と一緒に暮らしてきた、そんな一家でした。


事件が起きたのは私がまだ小学校中学年、4年生位だったと思います。

両親が乗った車が追突事故に゙遭い、父は軽く済んだものの母がむち打ち症に。

それ以降母は後遺症で苦しむ事になってしまうのですが…。


その時我が家にはチワワのオジョウが居ました。

事故後すぐの母は家でずっと床に伏せている状態だったのでオジョウの世話も出来ず。

私も以前から散歩など連れて行っていたのだけれど、今の状態では満足な世話が出来ないという判断のもと一旦オジョウを近隣に住む祖父宅へ預ける事となりました。


母が日常生活を送れる様になった段階でオジョウも家に戻したものの、負担を強いてしまった申し訳なさからオジョウが亡くなった時に家族で「しばらく生き物は止めよう」と決めていたのでした。


それから数年経った今とはいえ、こんな見過ごせない状況でもなければ子猫はスルーしていたでしょう。

もしかしたら何か恐ろしく強力かつ不思議な引力で引き寄せられ、更には逃げられない様に運命付けられた様な気がしてなりません。


 さて件の子猫の話に戻ります。

いきなり知らない場所に連れて来られたというのにこの小さな猫は怯える素振りを見せるどころか、逆にまったりと寛いでいました。

やはり大物なのだろうか?


 保護から数日が経つと子猫は更に慣れ、人間の布団に入って寝たがる様になりました。

そこで母が動物病院へ連れて行きノミ駆除や各種検査で万全を期す事に。

…検査で一つ問題点がありました。

お腹の中に猫条虫が居たのです。

どうやら母猫が持っていた寄生虫が伝染っていたらしい。

びっくりしましたがこれも虫下しであっさり解決。

そして関係性は不明ですが気が付けばあの便からしていた酸っぱい臭いも完全に消えていました。


ちなみに診察にあたり名前が必要なのですが、何となく皆でミーちゃんと呼んでいたのがそのまま名前になってしまいましたとさ。

少しずつ思い出しながらの文章です。

よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ