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ミリオンクォータ  作者: 緑ネギ
1章
74/321

第74話 西区への凱旋

 コルホル街道ではすれ違う馬車がそこそこある。村や監視所に行ったのだろうけど、それにしては多い。そんなに用事があるとは思えないが。


「メルキースを出ても馬車って数が変わらないね。行先は村や監視所?」

「半分以上は冒険者だ。もう少し走ったら南西へ道が分かれる、その先は西の森へ繋がっているからな」

「あー、この街道から分かれてたんだね」

「夕方にはもっと多くの馬車が帰って来るぞ」


 確かに幌無しの馬車をよく見ると、乗っているのは冒険者っぽいね。


 しかし、この馬車も乗り心地いいな。バイエンス男爵のだっけ。あれ、でも。


「商会長、屋敷へ寄ったなら、その時に馬車を乗り換えれば良かったのでは? 磨いて返すにしても早く取り掛かれますし」

「これで村まで行くことに意味があるのだ。バイエンス男爵が世話をしたと気づいてほしいんだよ。村で家紋を見かけた者から伝って男爵の耳に入れば、大変満足するだろう」

「はー、そんな狙いがあったんですね」


 自分が送ってやったぞと、そう言わんばかりだ。それを知ってて実行するミランダもやるなぁ。確かに、俺が男爵の立場でそれを聞いたら、うんうん、よしよし、って思うもん。こういうちょっとした計らいがニヤリとする感じか。


「さて、お前たちが昨日あの時間にアーレンツにいた理由でも考えるか」

「ああ、そうだな。メルキースの宿で集いがあるのにおかしいからな」

「コーネイン商会の支店巡りをしてたのはどうかしら」

「うむ、いいな。確かにあの辺りにも支店はある、では採用しよう」


 ほほう、特別契約者なら武器を見るため回っててもおかしくはないな。


「む、今、バイエンス男爵家の馬車とすれ違ったぞ。これは村で仕込んできたな」

「もしかして……」

「盛大な出迎えが待っていると思っていい」


 くはー、ほんと好きだねそういうの。まあ悪い気はしないけど。


「西区の住人が一度に大勢離れることは出来ん、恐らく城壁搬入口の前に集まる算段だろう。まあ丁度いい、私がしっかり説明してやるからな」

「英雄を称えよ、とか言うつもりか」

「もちろんだ、盛り上げてやるからな」


 ミランダも楽しそうじゃないか。


「今日一日動けないことも一緒に言ってやる。魔物が来ても出ていかれないとな」

「それは助かる」


 確かに治療明けだからな。ただ体はお陰で元通りだし魔力も戻った気がする。俺は昼から共鳴変化くらいできるんじゃないか。


「商会長、俺はトランサイト生産やりますよ」

「いやダメだ。今日1日は休め」

「え、そうなの? できると思うんだけど」

「やればできるが、傷口が開くぞ」

「ええ!?」

「見た目は治っているが完全ではない。いわば仮の状態だ。治療士の魔力で皮膚を生成したのだからな」

「ええっ!」


 なんだそれ、俺の皮膚なのに治療士の魔力だって?


「昨日、戦場から我々が施設へ運ばれ、待ち受けた治療士たちが総出で手当してくれたのだ。火傷が多かったからな、多くの治療士たちが駆り出されたらしい」

「知らなかった」

「その治療士たちが作ってくれた皮膚や皮下組織が、自分のものになるには自分の魔力が必要だ、それが完了するまで1日はかかる。つまりこうしてる今も、自分の魔力を使って少しずつ定着させているのだ」


 はー、そうだったのか。


「だから戦闘や共鳴で魔力を使うと、仮の皮膚を維持する分の魔力が削がれて、傷口が開くというワケだ。分かったら大人しくしていろ」

「はい」


 それは怖いね。せっかく治してくれたのに台無しだ。しかし、凄いな。皮膚を、つまりは細胞を作るってことだよな、スキルなんだろうけど、かなりぶっ飛んでるぞ。


「じゃあ治療士のみんなにお礼をしないと、あんな大怪我を治してくれたんだから」

「彼らは見合った報酬を貰っている、今回は男爵家からも別に謝礼を出すからな」

「そうなんですか。でもお礼の言葉も伝えないで出てきちゃった」

「治療士たちも魔力を使い果たし寝ていた。起こしてまで伝えることもあるまい」

「ええ!?」


 そんなになるまで頑張ってくれたんだ。うわー、何も考えず帰って来たけど、気を失っている間に尽力してくれたんだね。これはほんとありがたい。


「アーレンツ子爵に招かれた時に治療施設へ立ち寄ってやろう」

「お願いします」


 サラマンダーを倒すのも英雄だけど、戦い傷ついた人たちを癒すのも英雄だ。村のヘンドリカって、実はかなり凄い人材だったのか。あんなに若いのに大したもんだ。


「さあ、監視所を過ぎたぞ、もうすぐだ」


 おおー、訓練討伐で入っている森だ。見たことある景色は安心するね。


「ミランダ、昨日から沢山世話になった、ありがとう」

「うん、ほんとに、商会長、ありがとう」

「とても感謝してるわ」

「気にするな、当然の務めだ。これからもよろしく頼む」


 何だかんだ貴族に頼るしかない。その財力や行動力、情報力、人脈、経験、どれをとっても俺たちではかなわないや。俺は職人として務めを果たすことで応えるぞ。


「そうだ、城で見聞きしたことは知らないことにしてくれ、言わなくても分かるだろうが念のためな」

「もちろんだ」

「分かった」

「誰にも言わないわ」

「まあサラマンダーの一件で話題は持ち切りだから聞かれることも無いだろう。ただあれとの戦闘を聞かれたら、リオンの伸剣は伏せてくれ」

「ああ、うまく言うよ」


 でもどうやって言えばいいのかな。俺も一応戦ったし。


「リオンの伸剣は周りから見ればただの素振りだ。目撃者は恐らく、子供なりにサラマンダーに立ち向かって剣をブン回した、とでも解釈されるだろうな」

「うわ、何か、カッコ悪い……」

「ははは、そんなことは無いぞ、あれの殺気を受けても逃げ出さなかったではないか」

「見てたんだね。でも逃げ出さなかったんじゃなくて動けなかったんだよ」


 もう戦意喪失しちゃったもんね。とんでもない威圧だった。


「しかし、妙だな。サラマンダーは何故、リオンを標的にしたのか」


 ギクッ!


「た、たまたま、目が合ったんだよ」

「……まあ、そうだな」

 

 村の正門が見えてきた。あれ、出迎えの人いないじゃん。

 馬車が止まり、御者が正門付近の騎士とやり取りをする。


「西区交差点で降ろせ、騎士も2人向かわせろ」


 ミランダがドアを開け御者と門番に告げる。


 おおー、中央区だ。改めて見ると、何となくアーレンツの街並みに雰囲気が似てるね。領主だから寄せたのかな。


 西区へ続く通りの近くで馬車は止まる。


「さあ、降りるぞ」


 ゴーーーーーン


 昼の鐘だ。時間ちょうどいいね。


「昼時にすまないな」

「いえ! 副部隊長、よくぞご無事で」

「正直、死にかけたぞ」


 騎士が2人待っており、馬車の中から荷物を取り出す。ごめんね、荷物持ちにして。


「武器は一旦持ち帰れ。昼からまた商会へ持ってくるといい」

「はい、分かりました」


 刃こぼれを補修してくれるんだよね。


「お前たちはルーベンス商会だったな」

「次はコーネインで作る、な!」

「ええ!」

「それはありがたい」


 ここまで世話になって、よそでは作れない。


 中央区の城壁を抜け、西区へ続く道を歩いた。


「あ、搬入口前に人が集まってるみたいだ」

「俺たちを見つけて集合をかけたんだね」


 よく知ってる顔が並んでる。西区よ、俺は、帰って来たー!


「英雄のお帰りだ!」

「ヒュー、クラウス!」

「大したもんだぜ!」


 クラウスは苦笑いだ。集まった住人たちの前で止まり、ミランダが声を上げる。


「皆の者よく聞け! 昨日、アーレンツに突如として降り立ったサラマンダー! その強大な魔物と、我々は偶然にも交戦することとなった! アーレンツ保安部隊の勇敢な騎士と共に立ち向かったが、その灼熱の炎に深い傷を負い、次々と倒れていった!」


 皆、真剣に聞いている。


「そんな中でも諦めず戦ったのが、この、クラウス、ソフィーナ、リオンだ! 傷ついた体を奮い立たせ、遂には、クラウスの斬撃でサラマンダーの首を切り落としたのだ!」

「おおおおっ!」

「素晴らしい!」

「流石だぜ!」

「西区の誇りだ!」


 みな口々に褒める。


「私は倒れながら、その一部始終を目撃していた! このクラウスがアーレンツを、いやゼイルディクを救ったのだ! その功績は英雄として相応しい! 皆の者! 英雄クラウスを称えよ!」

「クラウス!」

「クラウス!」

「クラウス!」


 大合唱。西区のみんな笑顔で楽しそうだ。


「辛くもサラマンダーは倒したが、その代償は大きかった! 我々の傷は、そのほとんどが生死を分けるほどの重傷だった! しかし、バイエンス男爵部隊の迅速な救援、そしてエナンデルの治療士たちの懸命な手当てにより、我々は、今、ここコルホル村に帰って来られたのだ!」

「おおおおっ!」

「今日1日は彼らを休ませてやってくれ! 以上だ!」


 そう言ってミランダは振り返り、中央区へ向かう通路を歩き出す。


「ミランダ副部隊長も素晴らしい活躍です!」

「そうだ! 北西部防衛部隊、万歳!」

「本当に頼もしい騎士だ!」


 その声を背中に受け、ミランダは去って行った。騎士のファンもいたのか。


「さー、クラウス、メシにしようぜ! 色々聞かせてくれよ!」

「おお、メル、いいぜ!」

「ソフィ、大怪我って聞いてびっくりしたわよ、戻ってきてくれて良かった」

「ごめんなさい、ベラ、心配かけて」

「いいのよ、さー武勇伝を聞かせて!」

「おお、それは荷物か、持ってやるよ」

「頼む」


 住人が騎士から俺たちの荷物を預かった。搬入口へと進む。


「……リオン」


 ミーナが抱きついてきた。


「私ね……昨日、ずっと……ずっと、礼拝堂でお祈りしてたの……リオンが、無事でありますようにって」

「ありがとう、お陰で戻って来れたよ」

「お前はほんとすげーな! な、サラマンダーってどんなんだ? 聞かせてくれよ」

「分かったケイス、聞いてビビるなよ」

「お、おう」


 集まった子供たちと一緒に食堂へ向かった。


「おお、来たぞ!」

「にーに!」

「あんたたち、お帰り」


 搬入口にいなかった住人は、既に食堂で席についていた。

 俺たちもカウンターでトレーを受け取り、いつもの席に着く。


「いい服だな、貰ったのか」

「まあな、実は1着目をサラマンダーに燃やされて、これは新調したものだ」

「うへー、どんな戦い方したら燃えるんだよ」

「そう言うけどなメル、近づいただけで燃やされ吹っ飛ばされるんだぞ」

「は!? おいおい、そんなもん、どうやって戦うんだ」


 そりゃもう、捨て身で行くしかないな。前衛はそうなるし、実際そうだった。


「首を落としたのはマンティスの力さ」

「おー、久々に斬撃を放ったのか、よく狙えたな」

「みんなが時間とスキを作ってくれたからな、俺は撃つだけだった。サラマンダーはな、立ったら頭まで恐らく20mだ。普通に戦ったら届かない」

「は!? おいおいおい、何ていう大きさだ、一体どうやったんだ?」

「炎を吐く時にな……」


 クラウスが周りに説明をしてる。


「しかしAランクか。ドラゴンの上位種だろ? よくまあ立ち向かったもんだ」

「ボスフェルトが先にやられたと聞いたぞ」

「おお、何でも養成所近くに降りたと」

「向こうは被害が大きかったと聞いたが、そうかあの辺りか」

「100人以上は死んだ」

「!? そんなにか」


 なんと、それは大きな被害だったんだな。


「被害状況はギルドに貼ってあるぞ、もちろんクラウスたちのこともな」

「後で見てくるよ」

「それにしても偉業だな、勲章間違いなしだ!」

「それなら大勲章、いや極偉勲章だな、ゼイルディクの」

「間違いない、いやー、名誉なことだ!」

「クラウス、お前叙爵いけるんじゃないか?」


 むむ! やはりそれも候補に上がるか。


「いや1体では届かない」

「まーそうか、でもなるならコルホル男爵だな」

「おい、そうなったら、言葉遣い気をつけないといけないぜ」

「なんたって、貴族様だからな! ははは!」

「クラウス様! あいや、何だっけ、ノルデン卿か」

「それはリオンを呼ぶ時だろ、クラウスは男爵でいいんだよ」

「男爵! 西区に酒屋を置いてください!」

「はははははっ!」


 ほんとに叙爵すること聞いたらびっくりするだろうな。


「今日は魔物来たのか」

「あー来たぜ、何だっけな」

「レッドベア3体と、あとはダークイーグル2体か」

「やっかいな組み合わせだな」

「まー、それでも西区の敵ではないさ」


 確かにやりにくそう。それでもしっかり対応する住人、この人たちやっぱ凄いよ。


「だから昼からは来ないだろう、雨も降りそうだしな」

「ゆっくり休みな」

「ああ、そうさせてもらう。メルとベラは申請討伐行けずに、すまなかったな」

「いいさ、次がある」


 食事が終わり家に帰る。


「服、着替えてくるわね」


 ソフィーナが奥の部屋へ。俺とクラウスは居間で着替えた。ソファに座る。


「ふーーーーっ」

「色々疲れたね」

「……まあな、でもこれからが大変だ」


 確かに。もうミランダを頼るしかない。

 ソフィーナが出てきて横に座った。


「あ、そういや先生見なかったね」

「確か今日は見張りの日だぞ」

「あ、そっか」


 ミランダに大人の記憶や英雄の力を話すか相談しなきゃ。


「ところで母さんはミランダと随分と仲良くなったみたいだな」

「ふふ、そうね。あの人、お花が好きなの、そこは気が合うみたい」

「はーなるほど、確かにミランデルも薔薇だからな、屋敷にも沢山花があったし」

「ええ、実はね、ミランデルの意匠を考えてみないかって」

「え! そうなのか」


 ほー、武器のデザインをソフィーナがするのか。これは新展開。


「弓の次の作品を1つ、私に任せてくれるんだって」

「よかったじゃないか母さん、店に関わりたいって夢が叶ったな」

「ほんと、嬉しいわ。でもまだみんなには秘密よ」

「ああ、分かった」


 ほんと、どうしたんだ。あー、まあ将来の男爵夫人だからな、今から親密になっておくってことか。あーいやいや、男爵で収まらないんだっけ、子爵、伯爵。んー、イマイチ実感が無いけどね。だって伯爵だったら城だぜ? コルホルにあれを建設するのか? はははは。


 でもその前に人口を増やさないといけないみたいだし。そのためには森の開拓。そのためには強い武器が必要。つまり俺が頑張ると。先は長いな。


 だったら今からでも共鳴変化をやりたいところだけど、今日は魔力を使っちゃいけないみたいだし。ひとまず武器を商会に預けて、見張り台に行ってフリッツと話をするかな。


「俺、武器の補修をお願いしに行ってくるよ」

「そうか、じゃあ俺も一緒に行くか」

「私は家のことや、お花の世話をするわ、1日開けちゃったし」

「分かった、じゃ行ってくる」


 クラウスと中央区へ向かう。武器と一緒にブーツも預けることにした。


「そういや、食堂、あれでもう完成?」

「まだ細かいところがあるだろうが、雨が降る前に屋根は終わったみたいだな」

「ふーん」


 空を見上げると厚い雲に覆われている。風が生暖かい。


「父さんも武器を直すんだね」

「ああ、流石にサラマンダーの鱗は硬くて、それで大きく欠けたからな。あの技を放ったのも負担になったようだ」

「これは定着いつまで?」

「もう半年無いはずだ。それも確認するか」


 ふーん、じゃあ、そろそろ更新の準備なのかな。次はコーネインで作るのか。


「次も魔物素材の武器にするの?」

「……分からん、鉱物でもいいが、俺は精霊石を使わないからな。魔物素材は属性が元から付いているのもある。できればそれを活かして、戦いの幅を増やしたいんだ」

「ふーん、マンティスもそうだったの?」

「これは風属性がある。だから斬撃波を飛ばせたんだよ」

「なるほどね」


 へー、素材自体に属性が付いているのか。


「それなら俺でも使えるのかな」

「多分いけるぞ、俺は風属性低いのにマンティスを使えるんだからな。素材との相性みたいのもあるが、魔力操作が長けているお前なら、どんな素材でも制御できるんじゃないか」

「あー、属性レベルや剣技じゃなくて、魔力操作で扱うんだ、共鳴みたいなものなんだね」

「そういうこと」


 じゃあ、何とかなりそうだ。


「ただモノによっては、かなり魔力を吸われる。機会があれば試して感じを掴むといい。おお、俺の武器が直ったら1回使ってみろ」

「あ、うん」

「あとは、商会に魔物素材の展示在庫があれば握らせてくれるぞ」

「それはありがたいね」


 魔物素材か。トランサイトでも十分だけど、属性を使えるのは興味あるな。


 あ!


「もしかして、サラマンダーの素材武器ってめちゃくちゃ強い?」

「かなりの強さだ、鉱物で言えば多分レア度4じゃないか。その上、間違いなく高レベルの火属性、虫系の魔物なんか大型でも簡単に切り裂けるだろう」

「うわー」

「ただ扱うのに、どれだけ魔力が吸われるのか怖いな」

「あー、そうなるんだね」


 サラマンダーの剣。とても強いけど、使える人は少ないってことか。

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