地図
2章で登場した地図
ザファル王国周辺
ワリドが指でなぞった線を元に主人公の頭の中で再現したもの。ワリドが見た地図は十数年前の学生時代であるため曖昧な部分が多い。それでも国土の大きさと位置関係は概ね合っている。
ワリド証言の各国人口
ザファル王国……5000万
ガルダイア王国…5000万
ソロン王国………5000万
マルズーク帝国…2億
元々3つの王国はマルズーク帝国の一部だったが15年前にザファル地域とガルダイア地域が独立し、その5年後にソロン島が独立した。帝国分裂の発端は国教をクレア教と定めたためである。
分裂後の各国の国教
ザファル王国……ザラーム教
ガルダイア王国…ザラーム教
ソロン王国………クレア教
マルズーク帝国…クレア教
ソロン王国はマルズーク帝国と同じクレア教だが独立した。その経緯は不明。
主人公の所在する地域から東へ400km先にプルメルエント公爵領の城壁がある。その間は7000m級の山脈で隔たれており人間の足では越えられない。
ザファル王国地形図
ファジュル孤児院長が主人公に王都の位置を示すため見せた地図。中央を東から西へ流れ海に注いでいる川がゲルミン川である。
ザファル王国玄爵領境界
地形図に半透明の板を重ねて国内玄爵領境界、及び国境を示している。主人公の所在するドラルガ緋爵領は王国東端のゲルミン川が平野部へ注ぎ出ている地域。
孤児院長が認識する国内人口分布は王都と5つの玄爵領全て各1000万である。合計6000万となりワリドに聞いた5000万とは大きな差異が生じる。
ザファル王国とマルズーク帝国は現在戦争中。主な戦場はティトゥアン玄爵領の北西方面。2年前に帝国側が一方的に攻め入って来た。元々自分たちの土地だから返せと主張している。
ウェザン要塞配下拠点
ドラルガ緋爵領が管轄する山間部の拠点群。主人公の所在するマクゼン地域の南部城壁から約20km南がウェザン要塞である。
サビク川沿い拠点
サビク川沿いの人が常駐する拠点は全て北側に位置している。対岸の探索時には舟で渡る。
洞窟周辺
テマラ基地より西へ約10kmの地域。中央をテマラ川が西から東へ下っている。この地図は紙に描かれたものではなく、主人公が歩いて調査した情報を頭の中に思い浮かべている。
南東の山肌にサラマンダーが激突し大規模な土砂崩れが発生した。その土砂はテマラ川まで到達し流れを塞き止めて自然のダムを形成する。以降、一部が決壊し小さな滝を作り出した。
寝床周辺
洞窟を発見した時点で把握していた地形。
岩周辺
山地に降り立った頃に把握していた地形。
クレスリン宮殿の所在地予測
主人公がクエレブレの背中に掴まりながら頭の中に描いた地図。クレスリン宮殿の位置は概ね合っている。従ってクエレブレの縄張りは宮殿から北西に約500kmの地点である。
神が魔物を操る場合、クレア教の施設から近ければ近いほど制御下の時間は多く獲得できる。従って本来はクレスリン西側の森から対象を選定するべきだ。実際、クエレブレの縄張りからクレスリン城壁の間には数百の有翼Aランクが存在する。
今回操る対象としたクエレブレは縄張りの近隣に強力なサラマンダーが棲み付いたため新たな縄張りを探して飛行中だった。縄張りに腰を据えた魔物は動かし辛いが、既に飛行している個体は操り易い。それが選定した要因である。同じ理由でたまたま飛行していたリンドブルムも襲撃の駒として利用された。
位置関係
これまでの情報を反映したザファル王国とカイゼル王国の位置関係。




