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ミリオンクォータ  作者: 緑ネギ
2章
296/321

第294話 解散

 ヤルダト基地跡の川原で昼食を続ける。ここからマクゼン城壁まで約50km、道中のカルキノス討伐を含めても2時間あれば到着する。そう言えばこの後の段取りを決めていなかったな。


「街ではアマーニと何処で別れるの?」

「南区の冒険者ギルドよ」

「素材の処理は?」

「そうねぇ……まずはギルドの2階へ上がりましょうか。私が姿を現して幹部と共に室内へ移動する。そこで亜人種関連だけ次元収納から出して欲しい」


 やはり亜人種は人目が気になるのね。


「残りはギルドの素材倉庫へ直接出して。取り分に応じた数の調節は任せるから」

「分かった」

「おいアマーニ、あれだけの量が倉庫に収まるか? そもそも他の素材が並んでいたら混ざって面倒だ」

「ヒュドラの肩角なんかは通りに置けばいい。倉庫内は片付けを指示するから十分置き場所は確保できる」

「それなら心配ないか」

「長さ7mの角だよ。人通りが多かったら危ない」

「構わず出せ。馬車は勝手に避ける」

「人が下敷きになっても直ぐ治せるから」

「……えーと」


 そんなに雑でいいのか。


「素材の出所はどう説明するの?」

「そのまんまよ。姿を消した使徒が次元収納から直接出した。表向きは口止めするけど漏れ伝わっても構わないわ」


 なるほど敢えて出現する瞬間を人に見せるのね。使徒の縁者であると噂が広まれば貴族家との婚約も納得がいく。


「精霊結晶はいつ渡そうか」

「街に入る前でいいわ。どれを選ぶかはあなたが決めて」


 とは言え用途が分からない鉱物もある。


「レア度4のレゾナルス、デュランダル、ゲイボルグの特徴は?」

「レゾナルスは全武器種に適性が高くて共鳴効率も優れている。デュランダルは剣、ゲイボルグは槍に特化した性能ね。具体的な数値は知らないけど」


 ふむふむ。


 1つ目

 イシュタル   ーー弓

 ミストルティン 剣ー弓


 2つ目

 デュランダル  剣ーー

 レゾナルス   剣槍弓


 3つ目

 ミストルティン 剣ー弓

 ゲイボルグ   ー槍ー


 レゾナルスは万能っぽいから最も価値が高そうだな。2つ目を確保でいいか。


「精霊結晶と言えば、何故あの場所に存在すると分かったの?」

「たまたま見つけたって言ったでしょ」

「いいえ違うわ。あなたは魔物が発現した方向を見て『空が真っ白』と呟いていた。それって高密度の魔素じゃない?」

「……えっと」


 よく覚えているな。これは誤魔化せないか。


「その通り。俺は地中から上がる魔素の光を視認できる。これは探知の派生スキル『観測』の力だ」

「やっぱり! じゃあ空が白く見えるほど魔素密度の高い場所には必ず精霊結晶が存在するのね」

「いや確証は無かった。あるかもしれない程度だよ」

「どうやって作られるの?」

「知らない」

「精霊結晶を覆っていた透明の物質は何?」

「……さあ」

「鑑定したわよね?」

「あれは自然由来だ」

「……ふーん」


 アマーニは無感情な声を出し、疑いの眼差しを向ける。


「私はあの物質と高密度の魔素が精霊結晶の生成に関係していると思う。ワリドは?」

「同じ意見だ」


 まあ状況から判断するとこの2つは外せない。


「つまりは精霊石を特定物質で覆って魔素の光に晒すのか」

「それは流石に簡単過ぎる」

「じゃあ物質の希少性が高く、魔素の光も大量に必要だとしたら?」

「難易度は跳ね上がるわね」


 イリアステルはレア度4だから希少だ。大量の魔素の柱もハイマの泉が出現地帯なら必須要素と言えよう。アマーニたちの仮説は合っている気がする。


 ……概ね正解だ。


 おおっ! えっでも製法を忘れたのでは?


 ……大部分は覚えている。


 そう言う事か。じゃあ忘れないうちに知っている範囲を教えて。


 ……まずイリアステルで覆う対象は精霊石ではなく昇華した魔素だ。つまり定着期間が終わる直前の精霊石を覆い、昇華した魔素を閉じ込める。そこへ魔素の柱を通過させればいい。回数は100前後だ。


 なるほど。


 ……内部が虹色に変化したら完成間近だが、仕上げの重要行程だけが思い出せない。


 あらら。でも十分な情報だった。


「ねぇユニス」

「えっ、何?」

「あなた時々様子が変よね。1人で驚いたり納得したり。まるで誰かと話しているみたい」

「そんなワケないでしょ」

「もしかしてザラーム?」

「違うよ」

「じゃあ誰?」

「秘密」

「えっ!?」

「……あっ」

「やっぱり誰かと意思疎通してたのね!」

「だから違うってば!」


 しまった。


「ねぇねぇ誰なの?」

「こっ、これ以上の詮索は禁忌だ! 踏み込めば神罰が下るぞ!」

「ひいっ!」

「すまねぇ!」


 アマーニは両手で顔を覆い、ワリドは頭を抱える。つい勢いで変なことを口走ってしまった。


「ごめんさない! もう二度と聞かないわ!」

「ああいや……神罰なんて無いから心配しないで。ただ答えられないことも多いから、そこは理解して欲しい」


 アマーニは何度も深く頷く。結果的に脅しちゃったかな。まあいいや。


 昼食を終えるとアマーニは精霊結晶を覆っていた鉱物を拾い集める。リュックの小さなポケットに収めると企みの笑みを浮かべた。持ち帰って調べるんだね。


「ユニス、精霊結晶を少し試したいの。構わない?」

「いいよ」

「ごめんなさいね。直ぐに終わるから」


 アマーニの差し出した手に精霊結晶を出す。彼女はしばらく見入って杖へ取り付けた。


 何だか俺への態度がよそよそしくなった印象を受ける。やはり神罰は言い過ぎたか。まあでもこのくらいが丁度いい距離感かも。俺たちは取引相手であり友達ではない。変に仲良くなると情が移って別れも辛くなる。


 アマーニはゲルミン川に向かって杖を構えた。その隣りでは興味深そうにワリドが見守る。


「えっ、な、何なのこれ」

「どうした?」

「魔法が……沢山」

「は?」


 彼女は戸惑いながらも集中を続けた。次第に息づかいは荒くなり、眉間にしわを寄せて歯を食いしばっている。


「かなり辛そうだ。無理はするな」

「……いける」


 意を決して魔法を放つ。同時に大きな衝撃を受けて後方へ吹っ飛んだ。


「おい!」

「……ふふっ、あははは!」


 地面にへたり込むと空を仰ぎ、気味の悪い笑みをこぼす。杖に添えられた手は震えていた。


「ねぇ! 今の見た!?」

「ああ……5本か」

「そうよ! 私、一度に5本の魔法を放ったのよ! 信じられない!」

「精霊結晶の力か」

「当然よ! きゃー! あははははっ!」


 唐突に小踊りを始めたが、直ぐに息が上がり地面へ転がる。大の字になって肩で息をしているが表情は晴れやかだ。


「ちょっと俺にも使わせろ」


 ワリドが杖を握って構えると精霊結晶から50cmほどの火が吹き出した。


「うおっ!」

「止めて! 杖が痛む!」

「す、すまねぇ」


 ワリドは杖から精霊結晶を取り外すと調理用の網を用意してキノコを置く。その下に精霊結晶を据えて炙り出した。


「ここまで上達するには最低でも30年、いや俺の才能では一生掛けても無理だな」

「消費魔力は?」

「体感で10倍ってところか」


 キノコにはしっかりと火が通ったがワリドの息は荒い。なるほど、自身の能力を超えた出力でも一時的に実現できるのか。それだけ余分に魔力は必要だが。


「俺も試す」


 再び杖へ精霊結晶を取り付けて魔法を準備する。いつも通り魔素集合体が空間に生成されるが、更に生成を意識すると2つめが出来上がった。それを続けると最終的に11個の魔素集合体が杖の周りに浮かぶ。


 これを一度に放つと間違いなく吹き飛ばされる。3回に分けるか。


 まずは4発! うひぃ、かなりの衝撃を受けて大きくのけ反った。でも何とか堪えたぞ。


 続けて3発! 反動は完璧に抑えたが、軌道が少し左に振れてしまった。


 最後の3発! 今度は若干右にズレた。立っていられないほどの疲労感が全身を支配する。例えるなら蒸着飛剣200%を連発した状態か。


「流石はユニス!」

「この短時間に合計11本なんて凄いわ!」

「ハァハァ……」


 へたり込んでうなだれる。この運用は著しく魔力効率が悪い。狙いも狂うので素直に1本ずつ放つべきだ。とは言え毎回反動を伴うため、立て続けの11連射は難しい。結局は魔素集合体を作り出す時間を短縮できる程度か。


 まあ複数同時発射でも訓練を続ければ徐々に慣れるはず。加えて魔力消費関連の魔物装備を併用すれば実戦でも十分使えるだろう。俺は異常な最適化の持ち主だから、いずれ1本分の魔力で11本を放てるかもしれない。


 ともあれ魔法戦術の幅が一気に広がったな。


 休憩を終えてゲルミン川の水上飛行へ移る。対岸で討伐したのBランク魔物素材も回収し北上を続けた。色んな事が起きたけど、ようやく街へ戻れるな。


 カルキノスの縄張りへ入った。川原へ降りて戦闘準備を始める。


「魔物の特徴は?」

「甲羅が恐ろしい硬さよ。まあトランサイトなら関係ないけど。基本的には両腕のハサミで狙って来る。動きはそこそこ速いわ。水属性の魔法も使うけど、あの個体は得意じゃないみたい」

「一度、縄張りの北寄りに潜んでいて危なかったぜ」

「アシュラフったら1人で逃げたのよ。でも魔物に見つかって直ぐに引き返してきた」

「ははは」

「これまで通り、私とワリドが注意を惹き付けるから真っ二つにしてちょうだい」

「分かった!」

「ああ、甲殻が素材で残り易いから、なるべく脚は切らないで」

「努力する」


 魔物は大通りから少し街へ入ったところで突っ伏していた。ゲルミン川の中だと引っ張り出す手間があったがこれで省けるね。


「おい、カルキノス! いつぞやの決着をつけてやるぜ!」


 シャー


 魔物はワリドに向かって距離を詰める。その正面からアマーニの魔法が突き刺さった。見事に口の中へ命中している。泡を吹いて動きが止まったぞ。


 俺は蒸着と変化共鳴を施すが魔物はワリドとアマーニに夢中だ。背後から近づき腹の下へ潜る。強化共鳴でようやく俺へ敵意を向けた。片腕の爪が伸びるが障壁で凌ぐ。すぐさま真上に魔素伸剣を繰り出した。


 スパアアァァン


 巨体は真っ二つに分かれて俺の両側へ崩れ落ちる。討伐完了だ。魔物装備は反動制御42%の腕輪と腕力34%の手袋だった。魔石と素材含めて次元収納へ収める。確かに甲殻が多く残っていた。


「水上飛行へ移ったら次はギルドでお別れね」

「じゃあ精霊結晶を渡しておく」


 アマーニは大事にリュックへ収めた。


「そう言えばトランサス合金を仕入れた合図はどうするの?」

「ワリドに伝えて孤児院へ向かわせる」

「おう、任せておけ」

「何本作らせる気?」

「上限はあるの?」

「……無い。その代わり洗礼の儀の前日が期限だよ」

「分かったわ!」


 まあ1週間程度ではどんなに急いでも知れている。


「ユニス、この4日間、本当に本当に楽しかった。色々と無理も言ったけど聞いてくれてありがとう」

「まあ俺もいい経験が出来た」

「ワリド、あなたとの特別な関係も終わりね」

「……そうだな」


 2人はしばらく見つめ合うと強く抱き合い濃厚な口づけを交わす。


「早く別の相手を見つけるのよ」

「……努力する」


 ワリドの表情からは未練が感じ取れる。こういう時、女性って切り替えが早いよね。男性はフォルダ管理、女性は上書き保存か。


「この時をもって、臨時のアマーニ班は解散する!」


 やっぱりあんたがリーダーだったのか。


 ワリドは静かに川原へ寝そべる。胸の上には剣2本と杖1本を抱えていた。リュックを背負ったアマーニが腰付近へ跨るとその前に俺が座った。


「行くよ!」


 隠密を共有して浮遊する。ゲルミン川を北上し、数分後にはマクゼン城壁へ辿り着いた。片方が開かれた城門を抜け、街の大通りへ入る。


(じゃあ後で)


 物陰に移動してワリドの手を離す。俺はアマーニと共に冒険者ギルドへ潜入した。2階に上がり無人の廊下を確認すると、彼女は俺の手を離して姿を現す。肩には3本の武器を担いでいた。


 支部長室をノックする。


「アマーニです。今戻ったわ」

「はっ!?」

「アマーニ!?」


 勢いよく扉が開く。支部長とウタリドだ。


「今まで何処に!?」

「怪我などは無いか!」

「健康よ。心配を掛けたわね。詳しい経緯は中で」

「わ、分かった」


 アマーニに続こうとしたが思いのほか早く扉が閉まり潜入は失敗する。まあノックすれば直ぐに開くさ。いや待てよ。物体通過が使えるか。


 扉に触れてスキル行使を念じる。次の瞬間、視界は室内へと切り替わった。成功だ。3人はソファへ腰を下ろし音漏れ防止結界が施されている。俺は結界内へ移動した。


「突然の行方不明でもう大騒ぎだぞ」

「何にせよ無事でよかった」

「この数日は使徒と共に過ごしたわ」

「何ですって!?」

「使徒とはザラームの使徒か!」

「ええ」


 これまで周りの想像に任せていたが、早々に使徒だと言い切る。まあその方が話は進みやすい。


 話の内容は、5日前にギルドの廊下で連れ去られてテマラ基地とミデルト基地で寝泊まりした。亜人種との戦闘を経験し、ゲルミン川沿いの高ランク魔物も討伐する。俺たちが山で過ごした日々が要点を絞って伝えられた。


「あんな数のAランク魔物を……信じられない」

「日が暮れる前にカルキノスの素材は回収できるか」

「はい支部長。急ぎ職員と冒険者らを向かわせます」

「その必要は無いわ。全てここにあるから」

「はっ?」

「何を言っている」


 俺の出番だな。


「使徒は次元収納を使って魔物素材を全て回収した。そして今、彼はこの部屋に姿を消して存在している」

「何ですって!」

「どっ、何処だ!?」


 2人は立ち上がり身構えて辺りを見回す。


「彼の隠密は特級を超えているのよ。この世界に見つけ出せる人などいない」

「そ、そうか」

「この場では亜人種関連だけ。他はギルド倉庫で構わないかしら」

「それはいいが、本当に出てくるのか」

「ザラームの使徒よ! お願い!」


 どうせなら上から落とすか。身体強化を施し跳躍する。重力操作で天井を下側に変えて直立した。両手を上げてオークの魔石を1つ、次元収納から出す。出現場所は手のひらから10cm先だ。


 コツン


「ん!? 何だ?」

「これは魔石か。何処から出てきた」


 よし成功だ。


 そのまま立て続けに魔石を出す。支部長とウタリドは悲鳴を上げるが構わず素材を出し続ける。最後にハーピーの羽根がふわりと素材の山へ舞い降りた。


「……言葉が出ない」

「……これは現実か」

「ウタリド、鑑定士を呼べ」

「は、はい!」


 ほどなく3人の職員が入室し鑑定を始める。部屋の中は驚きの声で満ち溢れた。中でもゴブリンキングとオークメイジには大きな反応を示す。ただリャナンシーの角に限っては皆、首を傾げて困惑だ。


「では素材倉庫へ」


 職員を部屋に残し、支部長とウタリドを連れて移動する。トランサイト武器3本は途中から同行する職員へ持たせた。


 倉庫へ到着すると壁際に多くの素材が積まれていた。支部長室へ鑑定士が入った時に片づけを指示していたのだ。これだけスペースがあれば何とか並べられるね。


 多くの職員が壁際に立ち、困惑の表情を浮かべている。アマーニは倉庫の中央へ移動して両腕を広げた。そのまま天井を仰いで目を見開く。おいおい何のつもりだ。


「ザラームの使徒よ! 私への深い愛を! 今ここへ形として示せ!」


 何だそれ。まるで貢物じゃないか。こんな茶番に付き合わされるなんて聞いてない。そんなに欲しいなら特大の愛をくれてやるぜ!


 ズウウウゥゥン


「ひいい!」

「何と!?」

「おおおっ!」

「これは!?」


 アマーニの真横に7mのヒュドラの肩角を取り出す。彼女は驚き、大股を開いてすっ転んだ。パンツ丸見えだ。


 ズウウウゥゥン


 間髪入れずにヒュドラの肩角を出すと、彼女は四つん這いで退避する。その後ろへ次々とヒュドラの頭角を出した。驚きと怒りの表情に満ちている。欲しいって言うから近くに出しているのに何で逃げるのよ。


 アマーニは立ち上がり倉庫内を走る。彼女の通った後には魔物素材が並んだ。カルキノスのハサミの先端がスカートに引っ掛かりそのまま脱げ落ちる。パンツもズレてお尻丸出しだ。この辺で許してやろう。


「ヒュドラ!」

「ジ、ジルニトラだと!?」

「こっちはケルベロスよ!」


 鑑定士の驚く声があちこちから上がる。約束の素材は全て出した。俺の役目は終わったね。壁にもたれて休んでいるアマーニへ近づくと、そっと尻に手を回した。


「ひゃっ!」


(終わったよ。じゃあね)

(覚えておきなさい)


 ワリドの魔力波長は倉庫の近くだ。物体通過で壁をすり抜け通りへ出る。ほどなく合流し、中央区行きの馬車へ乗った。


 孤児院へ辿り着きワリドと別れる。1日の延長は大して問題では無かった。やはり高額の寄付が物を言ったか。世の中、金だぜ。


 慣れたベッドの感触に安心はしたが、同時に寂しさも湧き上がった。何だかんだ言いながら俺も基地生活を楽しんでいたらしい。


 アマーニ……性格には難ありだが、いい女だった。欲望のためには手段を選ばず突き進む。その行動力は大したものだよ。是非とも満足のいく人生を送ってくれ。

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