第206話 アベニウス家
カルカリア北東部に位置するメースリック子爵領、その当主屋敷へ到着した。
「ここも広い庭園ですね、おや見慣れない建物があります」
「庭園観覧用の通路だ。2階の高さから見下ろす目的で作られている。地上からでは分かりにくいが庭園の形が凝っているためそれを披露するのだ。雨天時の情緒も味わえると評判らしい。屋敷からも直通となっている」
「へー」
空中回廊だな。ミランダは2階と言ったがもう少し高い位置にある。庭園の形ってハートや星型かな。ちょっと興味あるぞ。
「私は間近で花の香りを楽しむほうがいい」
これはやせ我慢だな。素直にメルキースの屋敷でも取り入れてみるかと言えばいいのに。
「コルホルの屋敷でも作りたいですね」
「魔物の標的になるぞ」
「うっ……その時は警備騎士が倒しますよ」
ほんとにもう、いちいち突っかかるなぁ。そりゃリスク管理は大事だけど。
屋敷玄関に馬車が到着すると数人の出迎えを受ける。
「よくぞお出でになられたコーネイン商会長、リオン殿、そしてフリッツ殿。私はメースリック子爵長男のラシュディ・アベニウスだ。お初にお目にかかる」
40代後半の男性。背が高く威圧感がある。
「ラシュディの妻ミディアだ、アベニウス商会長を務めている」
40代後半の女性。目つきが鋭く堂々としている。この夫妻は明らかに騎士だな。
俺たちも軽く自己紹介をする。
「遠方よりご苦労だった、客間でしばし休むといい」
ラシュディに案内されて屋敷へ入る。玄関近くの客間でソファに身を沈めると紅茶が配られた。
「10分ほどしたら父上と母上に挨拶を願いたい。このテーブルは中心から3mの音漏れ防止結界を施してある、では後ほど」
ラシュディは去った。
「子爵は出迎えに来なかったですね」
「これは噂だが、ご自身で歩けないほど老衰されている」
「あー」
「恐らく夫人も近い状態だ」
寝たきりなのか。
「年はいくつですか?」
「子爵は65、夫人は64だったか」
「フリッツと3つしか違わないですよ」
「まあ個人差はある。ゼイルディク伯爵やお前の祖父ゴードンも65だぞ」
「そうでした」
これを機会に聞いてみるか。
「ちょっと不謹慎ですが人間の平均寿命ってどのくらいですか」
「67辺りか、70を過ぎれば長生きと言える」
「男女差はありますか」
「無いな。ただ子を多く生んだ女性は平均より長い傾向だ」
「やはり魔力ですか」
「うむ。顕著に魔力が落ち始めると自力歩行が困難となり周りに頼らなければ生活できない。そうなると早いな」
要介護者になるのか。
「フリッツも魔力低下と言っていたけど心配ない?」
「ワシは自分で歩けます。その段階に至るまで3年は動けますからご心配なく」
「分かるの?」
「何となくですが」
そういうもんか。
「ここだけの話、ゼイルディク伯爵も1年以内には歩行が困難になる。そうなれば半年ほどでエナンデル子爵が伯爵家を引き継ぐであろう」
「よく分かりますね」
「何度と対面したのだ、声の張りや動きから想像がつく。フリッツはどう見たか」
「同じ意見です」
寝たきりから半年しか持たないなんて。
「半年の根拠は何ですか」
「統計だ。ベッド生活を始めて早くて1カ月、遅くとも半年で生命は尽きる。伯爵家でも逆らえない自然の摂理だ」
「リオン様、赤子は平均して半年で歩き始めます。その逆と考えれば理解もし易いかと」
「半年で歩けるの!」
地球では1歳前後と言われているがその半分か。乳児における筋肉成長やバランス感覚はどうなっているのか。やっぱりこの世界の人たちは生き急いでいる。いや魔物のいる世界だから成長も早いのか。となると。
「妊娠期間ってどのくらいですか」
「180日だな、つまり6カ月」
やっぱり短い。地球基準ならみんな早産じゃないか。
「変なことを聞くな。心配せずとも出産から1カ月も過ぎればまた励める」
「いやそうではなくて」
「ただ性行為を何度繰り返しても次の子を授かるまで4~5カ月は空く。妊娠可能な魔力に回復するまで時間が掛かるのだ」
「へー」
ここでも魔力か。
「そんなことをお構いなしにエリオットは求めてくるから面倒だった」
「えっ」
「……今のは忘れろ」
ミランダは頬を赤らめながら目をそらす。これが自爆か。
「失礼する」
ラシュディが客間に入って来た。
「行くぞ」
ミランダが立ち上がりその後に続く。
「ラウルは何してるの?」
「明日使うメースリック子爵家の馬に慣れている」
「仕事熱心だね」
「ウチの馬はほとんどバストイア産だ。その力強さを明日は体感するといい」
ラシュディは自慢気に漏らす。そりゃ楽しみだ。
玄関ホールから奥へ進み1室に入る。
「父上母上、お連れしました」
20畳ほどの部屋には多くの使用人。そして壁際の豪華なベッドに老人が横たわっている。彼がメースリック子爵か。
「どうぞこちらへ客人」
ベッドの脇で椅子に座った老女が告げる。子爵夫人のようだ。む、よく見ると椅子には車輪が付いているぞ。車椅子か。
「よくぞ来られたコーネイン夫人、リオン・ノルデン……そしてフリッツ・レーンデルス。ワシはイデール・アベニウス……カウン・メースリックだ」
「私は妻のデボラ、どうぞお掛けになって」
夫人の言葉に近くの椅子に腰かけ名乗りを終える。
「せっかくの対面だが……見ての通りワシは動くことが出来ん。長時間の会話も多くの疲労を伴う……妻やラシュディに任せることを許してくれ」
「そのお言葉で十分です」
「ただ1つ……トランサイトの計らい、誠に感謝する」
「実家への貢献は当然であります。むしろこれまで距離を置いていた自分を恥じております」
「……よい」
子爵はフリッツへ優しくほほ笑んだ。フリッツの母親クラリーネは先代の妹、つまり当代子爵とフリッツは従兄弟関係だ。アベニウス家からレーンデルス家に嫁いだとは言え、血筋としては立派な貴族家だね。
「ララベルの子がゼイルディク極偉勲章を授かると聞きました。本来なら私と夫が授与式へ出向くところですが、代役としてラシュディとミディアを当てます」
「アルベルトも大変喜ぶでしょう」
「近いうちにレーンデルス家揃ってお出でなさい」
「はい必ず」
となるとララベルはフリッツの妹だな。アルベルトを生んだ後に魔物で命を落としたそうだが。
「夕食まで屋敷でゆっくりとお過ごしなさい。庭園の回廊もいいでしょう」
「お気遣いありがとうございます、夫人」
「では皆、行こうか」
ラシュディの声に席を立つ。
廊下へ出て再び客間へ戻った。
「母上は気丈に振るまっているが長時間の会話はお疲れになる。夕食は同席できないと先に断っておく」
「承知しました」
「フリッツ殿、正直に申すと父上は持って1カ月だ、アルベルト殿の来訪は早い方がいい」
「来週には連れて参ります」
「急かしてすまない。ただアベニウスの血筋から極偉勲章とは快挙である、是非ともその顔を見せてやってくれ」
当代から見てもアルベルトは従妹の子だからね。従甥か。5親等だから日本の民法なら親族だ。
「先程母上も提案されたが夕食まで回廊から庭園を眺めてはどうか」
「是非とも拝見させていただきます」
おやミランダは乗り気じゃないか。やっぱり気になるよね。
2階へ上がり直接回廊へ歩みを進める。回廊は手摺りや屋根はあるが窓ガラスなどで外と遮断されていない。従って風を感じることが出来る。冬は寒そうだ。
歩きながら庭園を見渡すミランダの表情は緩んでいる。
「この展望室はティールームでもある。座ってひと息つこうか」
ラシュディの言葉に皆腰を下ろすと紅茶が出された。ここは大きな窓があり閉めれば密閉した空間となる。空調設備も見受けられるため暑さ寒さに対応できるな。
庭園の向こうにはメースリックの街並みが広がる。いいねぇ優雅な時間の過ごし方だ。
「素晴らしい眺めです」
「メルキースの庭園もかなりの広さだろう。一角に展望台を据えてはどうか」
「はい、父上に話してみます」
まあ屋敷からも似たような眺望だが360度だと開放感がある。ああこの感覚は西区の見張り台だ。ただあそこは紅茶を楽しむ環境とは言えない。
それにしても高所からの眺めはどうして無条件に感動を覚えるのだろう。
ゴーーーーーン
夕方の鐘だ。
回廊を通って屋敷へ戻り玄関ホール近くの広間へ入った。円卓は2つ用意されており片方へラシュディとミディア、そして俺とミランダとフリッツが座る。円卓は大人用であるため俺の椅子だけ脚が長い。
もう1つの円卓にはラウルと商会の護衛2人、そして防衛部隊の騎士2人がついた。そちらも客人としてもてなすのね。ただあくまで同じ空間にいるだけで料理の質は違うだろう。
各自に飲み物が注がれラシュディは食前の挨拶を行う。
「コーネイン商会とノルデン家の益々の繁栄を願って」
皆、軽くグラスを掲げて無言で飲み干す。
「私の孫たちとリオン殿は年代が近い。ただ今回は同席を見合わせた。将来ノルデン家が揃って訪れた際には交流を深めようではないか」
「はい、その時を楽しみにしています」
まあノルデン家は家令と子供1人と中途半端な面子だ。ここの子供たちは学校の寮暮らしだろうから夕食のためだけに呼ぶのはちょっと手間だね。休日なら帰っている可能性もあるが今日は平日2日目だ。
「さてコーネイン商会長には改めて礼を言う。先日の極偉勲章授与式の席ではゼイルディク伯爵へ我が商会のトランサイト販売許可を詰め寄ってくれたと聞いておる」
「はい、より遠方へ販路を広げるならアベニウス商会が適任と判断したからです。出過ぎた真似をして申し訳ありません」
「フッ、ロムステル以東なら既にラウリーンが手掛けておる。敢えてウチを選出した狙いはなんだ」
そこは不思議に感じるよね。
「フリッツの母クラリーネ様のご実家ならゼイルディクでのご貢献をお返しするのは当然です。父ローエン含めてメースリックでの任務途中にも関わらずボスフェルトに赴きご尽力された恩があります」
「誠にその通り。ローエンに私は全く面識がないが父上や母上は士官学校で指導を受けたと聞く。正に騎士の鏡のような存在だったとな。クラリーネ大叔母様においても高い戦闘能力で大いにご活躍されたと」
大叔母様か。ラシュディから見れば祖父の妹だからね。
「……今後も遠出の際に中継場所が必要なら我が屋敷を利用するといい。馬車も貸してやろう」
「ご厚意、感謝いたします」
「ここはメルキースやコルホルから丁度1日の距離だ。貴族屋敷なら何かと融通が利くであろう、はっはっは」
流石にお見通しか。
「ところでミディア、トランサイトの納品はあと何本か」
「2本だ。それも今日中には渡し終える」
「全部で26本か、いやはや莫大な利益だ」
「販売権利獲得の知らせが届いた際は10本の配分だったが翌日には26本まで増加した。トランサイトが売れるだけで急展開なのに本数も増えて大慌てだったぞ」
本数制限の撤廃もミランダの計らいだよね。嬉しい悲鳴だろうけど突然の流れで迷惑かけちゃったな。
「職人総出で3日で仕上げて直ぐに伯爵工房へ持ち込んだが、翌日には全てトランサイトへ加工を終えていたから驚いた」
「伯爵工房は多くの職人を抱えているのだろう」
「知らされていないが商会ギルドの噂では10人ほどらしい」
「そんなはずはない、倍は必要だ」
「私もそう思う。でなければこれほどの数をこなせない」
俺1人なのだが。
「今預けているトランサス合金はどのくらいだ」
「今日までに10本、製作中の4本も明日には完成するため直ぐ持って行く」
「となると明後日には14本の仕上がりか」
「それは分からない。騎士団配備の大口受注が入れば後回しにされる可能性が高い」
騎士団ね。周辺にはある程度行き渡ったけど王都がいつ来るか次第だ。それがなければ明後日の村へ帰る工房馬車ではアベニウスの品を作るだろう。14本なら40分で終わる。
「それにしても完成品から加工なぞ非常識にも程がある。コーネイン商会長は製法について何か聞いているか」
「いえ知りません」
「製法を発見したクラウス殿と近しいならと思ったが」
「知っていれば我が商会で生産しています」
「全くその通りだ、はっはっは」
もし教えても無理な気がする。
「コーネイン商会は騎士団向けが多いそうだな」
「はい、既に一般販売を行っていません」
「その配分を削ってウチへ回すとカルカリア伯爵家令ルカスより伺った。合っているか」
「合っています」
「それほどまでして我が商会をひいきにする狙いは何だ」
「先程ラシュディ殿が申した通り、旅の中継地点としてお世話をお願いする目論見です」
「……その程度では全く釣り合いが取れん。いささか不気味にも感じる」
「フリッツの縁です。身構えることはありません」
ミランダはニッコリと返す。余計怖いよ。
「強いて言うなら、カルージュの奥へ向かう騎士や冒険者を近くでお手伝いできればと」
「フッ、カルージュへ支店か。いいだろう取り持ってやる」
「ありがとうございます」
出たよ勢力拡大。
「コーネイン家やノルデン家もバレルマ湖畔へ別荘をどうだ。あそこの利用者との交流は得るものが大きい」
「はい是非。クラウスにも伝えておきます」
負けじとそっちも営業か。
「今からの季節はとても過ごしやすい。ああ魔物は案ずるな、北東部部隊が全て蹴散らす。いやそなたらは自らトランサイトで退けるか、はっはっは」
「リオン殿は訓練討伐に赴いていると聞きます」
「はい、アベニウス商会長。ただFランクが相手です」
「それでも魔物だ」
「うむ、将来が楽しみだな」
楽しい夕食の時間は過ぎデザートが運ばれる。
「ところでリオン殿、これまでの振る舞いを見るにつけ8歳とは思えぬ落ち着きを感じた。貴族学園で培ったのもか」
「いいえフリッツの教えです。上品なアベニウスの血が彼にも流れていますから」
「はっは、世辞も心得ているか。せっかくの機会だ、聞きたいことがあるなら申してみろ」
うーん、そうだな。
「アベニウス商会長、26本に加えて14本も売約済みと先程の話から把握しました。その合わせて40本ものトランサイトを、ラウリーン商会が多く販売した地域にも関わらず、よくこの短期間で買い手を探し出せたと感服しております。差し支えなければその営業力の一部でも教わりたいものです」
1本100億だからね。
「興味深い着眼点だな。確かにトランサイトは飛び抜けた高額品、買い手は限られる。ただ相手の立場で考えてみろ。リオン殿が遠い地域でその様な噂を耳にしたらどう動く? もちろん払える財力と購買意欲があるものとする」
「それは……どこで売っているのか調べさせます。あっ!」
「そういうことだ。必ずしもラウリーン商会の客は周辺地域だけではない。やや遠方の客が持ち帰ればその地で噂が広まり新たな客が訪ねてくる」
なるほど勝手に営業してくれるのね。
「ラウリーンで買えなかった客は他を探すが、ゼイルディクの商会は次々と騎士団販売へ比重を移している。そこへ新たに取り扱い商会が加わったと耳にすればどう動くか想像に容易い。今や一般販売の主体はラウリーン商会とレリスタットのロワール商会、そして我がアベニウス商会の3つだ。放っておいても向こうから来る」
そうか、もうゼイルディクの商会では一般向けは買えないと。でも他にもう1つあったな。
「一般販売はブラームス商会が残っているのでは?」
「よく知っているな。確かにある程度の販売実績はあるが最新の配分予定には入っていなかった。恐らく伯爵のお考えではロワール商会へ役割を移したのだろう」
思い出した、ブラームスを削ると言ってたね。
「おおゼイルディクの商会と言えばユンカース! トランサイトの情報が出だした時にカルカリア騎士団へ売りに来たぞ。伯爵も機嫌よく注文して前金まで渡していた。それがなんだ、突然売れなくなったと一方的に断りを入れてきた」
ああ、やらかした件だね。
「似たような事例も周辺で多く聞いている、そのほとんどはルーベンスだ! 相場より大幅に安くして客を取ったはいいが、納品が全くの未定では取引として成り立たん。結局は元の商会に再契約で落ち着き、ラウリーン商会長なぞ引っ掻きまわされて大迷惑と怒り心頭だったぞ」
これは酷い。
「同じゼイルディクの商会としてお詫びいたします」
「いやコーネイン商会長が頭を下げる必要はない。こう言っては何だが、しっかり手綱を握れないゼイルディク伯爵の責任だ。確かに歴史上にしか存在しない幻の鉱物ともなれば正常な判断が鈍るかもしれない。ただそれでは商売人として失格だ」
おっしゃる通りです。
「聞けばユンカースとルーベンス、そしてガイスラーも販売権利剥奪に等しい措置ではないか。尤も、評判を落としたカルカリアでは客が離れ始めておる、支店の撤退も時間の問題だな」
「ゼイルディクの商会とひとくくりに印象を持たれることが懸念ではあります」
「まあ幾らかは影響があるだろう。それも時が経てば皆忘れる」
風評被害か。本当に要らんことをしてくれた。
「おっと夕食の席は終わっていたな、話の続きは懇親会にいたそう」
そう告げてラシュディは席を立つ。
「フリッツとリオンは明日もあるので客室で休ませて下さい。私は問題ありません」
「承知したコーネイン商会長、おおい!」
「はい!」
「客人を宿泊する部屋へ案内しろ、御者や護衛も含めてだ」
「畏まりました」
「朝食はこの会場で7時だ、ゆっくりと休まれよ」
「はい、失礼します」
俺とフリッツはラウルたちと一緒に2階の客室へ向かう。ミランダは今からラシュディたちと懇親会か。しかしアベニウス商会長であるミディアは雰囲気がミランダにそっくりだ。似た者同士で気が合うかもね。
それにしてもアレリードにエスレプ、そしてカルージュか。これはメースリックの城壁内にも拠点を築きロムステルへの足がかりとする勢いだ。トランサイトの利益で余裕があるとは言えちょっと突き進み過ぎではないか。ともすればルーベンスの二の舞になりかねん。
いや待てよ。ゼイルディク伯爵は騎士団を買取りカルカリア全域を実質支配下に置くと展望していた。その時に騎士団へ配備する武器をカルカリアの商会に任せたままとは限らない。恐らく北西部はラウリーン、北東部はアベニウスがそれを担っているはずだ。
割って入る気か。ゼイルディク伯爵が領主となればそれも言い易い。まあ考えなしに拡大しているワケないもんな。しかしミランダは度胸と言うか思い切りが凄い。それも指揮官ならではの感性が影響しているのだろうか。




