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ミリオンクォータ  作者: 緑ネギ
1章
199/321

第199話 冒険者の回想

 6月12日、この世界では1週間が6日ありその最終日を休日としている。1カ月が5週間で30日、それが毎月繰り返されるため休日の並びも同じ。つまり6の倍数、6日、12日、18日、24日、30日が必ず休日だ。


 その休日の概念は後からできたもので元々はクレア教の祈りの日だった。祈りの日には多くの信者が礼拝堂へ行くため仕事が滞る。それならばと終日仕事を止めたのが始まりだと言う。そして今の時代、祈りと休日はそれほど密接に関係していないそうだ。


 コルホル村ではクレア教の祈りを毎月下旬の雨の日に行う。それはゼイルディクの男爵議会が25日、子爵議会が26日であり、議会で重要事項が決定される時には仕事を止める商会が多く、時間に余裕の出来た信者が祈りに行くため月末の習慣が根付いたとのこと。


「朝の訓練に行くぞ」

「うん、父様」


 昨日は1日曇りだったが今朝は晴天だ。今日はカルニン村を視察するため天候が良いのはありがたい。もちろん神の魔物と対峙する上でも戦いやすいが、予定日の昨日に姿を見せなかったため、今日も来るとは限らない。


 そもそも予定通り来るなんて、俺たちが準備しやすいから外して当然だ。従って出掛ける度に過度な警戒を必要とし、それを毎回備えると騎士たちの負担になる。もしこれが心理面の疲弊を狙う作戦だとしたら地味に効いていると認めざるを得ない。


 まあベルソワの勢力で成果に繋がらなかったのだ。今更Aランク2体で俺を仕留められると思ってないだろう。もちろんシンクライトがあれば瞬殺する自信はある。そこへホイホイと向かわせはしないか。


 訓練を終えて休憩する。


「よい動きですな、リオン様は」

「クレメンテ、よく眠れましたか」

「はい、お陰様で。ギルの寝顔を眺めながら眠りに落ち、とても幸福な時間でした」

「じーじ!」

「おお、リーナ、一緒に食堂へ行くかい」

「うん!」


 カトリーナの突進を完璧に受け止め顔をほころばすクレメンテ。後ろにはアルマの手を引いたマルセラの姿も見える。すっかり孫たちと仲良くなったみたいだね。


 俺たちも食堂へ。朝食を済まして居間に座る。


「出発は8時だが中央区で服を着替えるから早めに出よう」


 次期コルホル領主となれば視察時の人目も気にしなくてはならない。相応の服装が必要だね。それでなくても今日はタイトなスケジュールだ。早め早めに動こう。


 エスメラルダ横の服屋で庶民のかなりいい服に身を包みコーネイン商会へと向かう。既にノルデン家の馬車は待機していた。


「リオン様の武器と本、そして矢は積み込んである」

「ありがとう、フリッツ」


 武器とはシンクライト、本は鉱物大全だな。俺も昨日に引き続き弓を持参だ。


「ワシは防衛部隊の馬車で村の世話人と共について行く」

「そっか、一緒に視察するんだね」

「同行は東区から1人、中央区から1人だ」


 なるほど将来の家令候補かな。


「ミーナは行かないの?」

「うむ、連日連れ回してはあれも疲れる」


 まあそうだよね。


「では少し早いが出発する」


 ミランダの声に馬車に乗り込む。今日は1日一緒に行動か。


 コルホル村を出て監視所へ向かう。


「商会長、魔物は来ますかね」

「トランサイト班、そしてGD型の騎士も昨日に引き続き同行する、心配するな」

「でもまた空振りだったら何だか申し訳ないです」

「備えることも立派な任務だ、気にするな」


 まあそうか。


「とは言え、今日も来ないと私は見ている」

「あ、俺もそんな気がします。もはやAランク2体程度をよこしたところで返り討ちですから」

「その通り。次に襲撃を企てるならベルソワ勢力と同等以上だろう」

「或いはSランクか」

「それも選択肢だな、クラウス。しかしSランクでさえもゼイルディク騎士団は打ち倒すだろう。ベルソワ防衛戦時点でのトランサイト配備は全体で36本だったが、今は74本だ」

「おお、倍以上か」


 凄い、一気に増えたね。


「さて監視所だ、搬入口に回って乗り換えるぞ」


 城壁へ入ると裏手に回って工房馬車の横へつけた。荷台の扉が内側に開いて階段が下される。


「あ、フローラさん」

「私がそっちに乗ってついて行くよ。第2中継所に着いたら交代だ」


 そう告げてノルデン家の馬車に護衛と共に乗り込んだ。きっと中継所から仕上がったトランサイトを工房馬車と一緒にどこかへ運ぶんだね。あ、本店かな、きっと復路のトランサスもそこで補充するのだろう。


 工房馬車に乗り込み扉を閉める。中には木箱が山積みになっていた。これが俺の仕事だね。


「箱から出すか、クラウスとソフィも手伝え」


 ミランダたちは手際よく武器を並べる。もう馬車は動き出していた。


「じゃあ剣からやります」


 ギュイイイィィィーーーン


 ふー。


「10本か、残りは槍4本、弓14本、杖7本の25本。恐らく中継所まであと1時間半だ、できそうか」

「丁度終わると思います」


 あ、鉱物大全をあっちの馬車に載せたままだ。何やってんだ俺。


「これはカルカリア騎士団か」

「こっちはロムステルね」

「他にはサランシュ騎士団もあるな」

「お、ウィルムだ。伯爵もようやく近場に追加を販売するか」

「と言っても領主ごとに見ればそれほど数は変わらん」

「確かにまんべんなくだな」


 うるさいからひとまず少しでも回すのか。


「結局はゼイルディクが飛び抜けたままだな」

「生産拠点だから当然だ」

「そういやプルメルエントはかなり多かったはず」

「うむ。66本だ」

「その次は……ああ、王都か」

「配備はマルカリュード騎士団、53本だな。次いでアルメールの24本、他は十数本から20本弱といったところ」

「加えて王都から100本くらい来るんだろ、いくらカイゼル工房の仕事とは言え、もっと国西側に行き渡るのを待って欲しいところだ」


 確かに国の東側はあまりに縁遠い。まずは近隣を優先させてあげたいね。


「ただ伯爵も国王派、ある程度は仕方ないか。お、そう言えば伯爵自身は神王教信者なのか」

「いや、クレア教神殿で洗礼も祝福も受けている。伯爵家全員がそうだ」

「ありゃ、じゃあ何をもって国王派と言うのだ」

「ディルだ」

「ディル? それは通貨のディルか」

「うむ」


 あれれ、対象は王家じゃなくて通貨なの。


「このカイゼル王国のどの地域でも通用するディル、それを保証しているのが王家だ。この辺ならプルメルエント公爵がその役割を担っている。言い方を変えるとサンデベール貴族の公正な取引によって得られた資産全てを把握し、持ち主にいつでも使える権利を与えているのだ」

「は? どういうことだ」

「金はただの数字であり、それ自体に価値は無い。あの1万ディル硬貨も鉱物としてならせいぜい数百ディルだろう。それが何故1万ディルの価値があるか説明できるか」


 なるほど、そう言うことか。


「それは……王家が1万ディルと定めたから」

「貴族や大手商会がたんまり溜め込んでいるのは、その価値がこの国において絶対的に保証されているからだ。最高権力者である王家が後ろ盾の通貨、それは王家と等しいと言える。自分の金を守るためには王家を守る、つまり国王派だ」


 管理通貨制度みたいなものだ。


「よく分かったわ」

「え、ソフィは分かるのか、俺はさっぱりだ」

「これも隣接する国があれば変わってくるが、知っての通りカイゼル王国のほとんどは山に囲まれている。それが小国ならまだしも2億を超える大国だ。その国内で優位性を保てば将来の絶対的な安定に繋がるのさ」


 十分過ぎる巨大な市場があるからね。この国で成功すれば完結だ。だからディルを稼ぎ、その価値を維持してくれる王家の言うことを聞くと。


「でも商会長、クレスリンはまた違った環境ですよね」

「独立なぞ、そううまくはいかない。実は国王も独立すること自体は制限していないのだ」

「え、そうなんですか」

「それはクレスリンに限ったことではないぞ。実際、史実でもあちこちで独立と併合を繰り返している」

「あー、ずっと1つの国じゃなかったんですか」


 流石におかしいと思った。


「それもディルが強いからだ。結局は経済制裁や関税強化で追い込まれる。まあ今のゼイルディクほどの特産品があれば分からないがな」

「うは」

「だから伯爵も対等にものが言えるのさ」

「でもクレスリンは地理的に有利な気がします。ともすればカイゼル王国が窮地に立たされるのでは」


 交易品を絶たれるとかなりキツいぞ。


「それは心配いらん。極端な事を言えば国境がアルメールに変わるだけ。そして自由になったクレスリンは南国を手に入れようと侵攻するだろう」

「目的は海ですね」

「しかし必ず打ち破れる。トランサイトを戦いに利用したとしてもだ」

「どうしてですか?」

「後ろから崩されるからな」

「うわ、酷い」


 仲の悪いアルメールは喜んで攻め入るだろう。


「結局は大きく疲弊したクレスリンが領主を変えて再びカイゼル王国の国境に戻るだけ。結末が分かっているからこそクレスリン公爵も動かないのだ」

「なるほど。それにしても商会長はよく知ってますね」

「全て伯爵の受け売りだ。真意は分からん」

「ありゃ」


 まあでも合っている気がする。そう、こっちにはシンクライトがある。あれを兵器として量産すれば対人において脅威だ。クレスリンを取り返すことなど容易だろう。でも人殺しじゃなくて魔物討伐で振るってほしいんだよなぁ。


「でも独立は無いにしても、クレスリンから南へ国土を広げること自体は選択肢じゃないか」

「もちろんだクラウス、ただ結局のところクレスリンの領地が広がるだけで、今より影響力が増すことを懸念しているのだ」

「ふーん、それで侵攻を禁止しているのか」

「まあこれも伯爵から聞いただけ、他に理由があるやもしれん」


 上位貴族しか知り得ない情報もあるだろうし、俺たちでは分からんね。


「そろそろベルソワ検問所だ、我々の馬車列は左折し城壁側道を走る」

「あそこは一般の馬車は入れない騎士団専用と聞きました、建設商会が走っても構わないのですか」

「騎士団ではなくとも許可を得て金を払えば走れる、安くは無いぞ」


 お高い有料道路なのね。


「この道は城壁の見張りから常に監視されており、防犯面で非常に安心できる。貴族家や貴重品を運ぶ商会はたまに利用しているな」

「確かに、真下ですからね」

「そして道幅は広い割に交通量は少ない。安定した速度が出せるので急ぎの用事にも使われている」

「4頭立てだと相当速そう」

「御者の腕次第だ、馬も増やせば速いというワケではない」


 そっか、息を揃えないとね。


「ところでこの道を進み続ければ国を1周出来るんだろ、城壁沿いの目的地ならずっと走ってもいいな」

「走るには領主の許可が必要だ。この工房馬車が通じるのはゼイルディクだけだぞ」

「ああ、そうか。じゃあノルデン家の馬車ならいけるか」

「問題なく通してくれる、ただクラウスならかなり請求されそうだ」

「うは、金持ちには容赦ないな」


 まあ払えるもんね。


「実は外側より内側の通行料が高い」

「そりゃそうだ、魔物がいないからな」

「でもここが通れないのは不便なのよね、冒険者の渋滞緩和のためには解放するのも手じゃないかしら」

「ソフィ、今度は城壁側道が渋滞するぞ」

「あら、そうね」

「解決には目的地に近い居住区を増やすしかない。年内にラウリーン検問所の横に出来るから幾分マシになるはずだ」


 その分、住む人は町から遠くなるけど仕方ないね。


「そろそろ左折してガンディア1番線に入る、そこを真っすぐ行けばソートラン第2中継所だ」

「何だか聞いたことある地名と思ったらベルソワの戦いで北部の騎士が戦った場所ですね」

「その通りだリオン、もう少し行けば北部防衛部隊がリンドブルムとクエレブレと対峙した地点だ。もちろん城壁の向こうはマクレームの冒険者ギルド、直ぐに多くの冒険者が駆け付けてくれたぞ」

「70人くらい来たんですよね」


 やっぱり城壁近くに冒険者の居住区があるのはそういう時に助かるね。


「ソートラン第2中継所付近にはグリフォンとガルーダが襲って来た。うちガルーダはカミラが止めを刺したがな」

「1体でも減らしてくれたのは助かりました」

「グリフォンも深手を負わせたが逃げられた。後で聞いたが防衛部隊の対峙したリンドブルムとクエレブレもかなりの傷を与えた、特にクエレブレは暴れまわるその巨体へ勇敢に騎士と冒険者が立ち向かったと聞く」

「そうやって魔物を消耗させてくれたから俺たちは生き残れたんだな」

「うむ。あの数が無傷で来られたら流石に対応できない」


 先の戦いは俺たちだけじゃない、ゼイルディク騎士団と冒険者みんなの勝利なんだ。


「それでリオン、魔物は相変わらず感じないか」

「うん、父様。きっともう神は、大きな戦力を確保するまで日数を掛けるつもりだよ」

「それならしばらく安心だが、その時が恐いな」

「恐かろうが来たら逃げずに倒すしかなかろう」

「はは、その通りだミランダ」


 まあね、こっちに選択肢は無いんだ。


 ギュイイイィィィーーーン


「ふー、終わりました」

「丁度、到着するようだ。ご苦労」


 工房馬車が止まり、覗き窓から御者とやり取りしたミランダは扉を開く合図をクラウスへ送った。錠の固定が外され扉を内側へ開く。外にはフローラと商会の護衛が待っていた。


「どこまで終わったかい」

「全部です、念のため確認をお願いします」

「承知した。今度は冒険者ギルドのマクレーム支部でトランサスを載せて待ってるからね。時間は16時から遅くとも17時と聞いているよ」

「間に合うように調整します」

「じゃあ気を付けて行ってきな」


 そう告げてフローラは扉を閉めた。


「さあ、乗り換えてカルニン村へ行くぞ」


 馬車は出発する。あ、セドリックが手を振っていた。俺たちの乗り換えを中継所で段取りしてくれたんだよね。お礼の1つも伝えたかったな。


「おおい両側の森が随分と近いじゃないかこの道」

「ここは冒険者がひっきりなしに入っている。そう道で出くわすことは無いらしい」

「まあギルドから近いからな、お、そう言えばミランダは北部の養成所だったな、この辺も良く入ったのか」

「……まあな」


 ほほう、冒険者時代にお世話になった森か。


「ミリィならBランクだからもっと奥でしょ」

「……そうだな、20歳くらいから最奥地へ何度も入った」

「20歳でBランクだと!? そんなに早く剣技レベル26を超えていたのか」

「そこから成長が極端に遅くなったぞ、ははは」

「今はいくつなの?」

「レベル29だ。もうこれが限界だろう」

「はは、凄いな、あと2つでAランクだぞ、頑張ってみないか」

「今更ランクが上がっても何の恩恵もない」

「そりゃそうか」


 いやレベル31以上ならAランク魔物と対等になる。そんなミランダがトランサイトを使えば尋常ではない強さだぞ。


「確か、ドグラス・デリンガー、アーレンツのサラマンダーの時に一緒に戦ったBランク冒険者、ミランダの昔の仲間だったろ、あいつと一緒に奥地へ行ったのか」

「下らんことを覚えているのだな。ああ、そうだ、ドグラスの他にもBランクの男女1人ずつ計4人でパーティだった」

「Bランク4人かよ、うはーそれはどんな魔物でも負けないな!」

「……いや、私とドグラスを残して2人は死んだ」

「……そうか、すまん」


 うわ、仲間を失っていたのか。


「よく覚えている。キマイラと対峙したのだが、私の判断ミスでな、2人が(かば)ってくれなければ私が死んでいた。2人の遺体の前で泣き叫ぶ私をドグラスが抱えて走り、何とか逃げ切ったのだ」

「……そんなことがあったのね」

「以来、私は迷いを断ち切った。戦場で止まれば死ぬのだ」

「それでミランダは行動が早いんだな、たまに危なっかしくもあるけど」

「今では指揮官として騎士の命も、そしてノルデン家を守る使命がある。考えなしに突っ込んではいないさ」


 何とも……辛い経験が強くするとは言うけど。


「今日はおしゃべりね、ミリィ」

「たまにはいいだろ、しかし冒険者時代の話なぞ何年ぶりにしたか。今度はお前たちも聞かせてくれ」

「おう、いいぜ、大した話は無いけどな。そうそうランメルトだが、俺とソフィが結婚して1人カルカリアへ行ったが、ジェイクとフレイと組んだままゼイルディクで続けることも出来ただろ」

「まあそうだな」

「実はな、ここだけの話、フレイに告白して振られたから逃げたんだよ」


 えー!


「はは、冒険者仲間ならよくある話だ。死線を超えた者同士、惹かれ合うことは自然なこと。だがフレイは冷静だったな」

「俺も後からジェイクに聞いたんだけどよ、おおそうだ、ジェイクは俺たちにあんなことしたけど、本当に頼りになる仲間だったんだぜ、何度助けられたことか、なぁソフィ」

「ええ、あなたより強かったわ」

「おいおい、それをここで言うなよ」

「ははは……」


 ミランダは見たことない笑顔だ。


「ジェイクと言えば、地道に冒険者活動を再開して返済を頑張っているぞ」

「そうか、根は真面目なんだ。必ず立ち直る」

「ところでミリィはドグラスとロマンスはあったの?」

「あの顔にときめくワケないだろう。私は冷静だ」

「でも彼はミリィを大好きみたいね」

「フン、いつまでも私を慕ってないで身を固めればいいものを」


 え、ドグラスってミランダを思って独身を貫いているのか。まあBランクだもんな、経済力あるから言いよる女は多いだろう、アーレンツ勲章だって貰ったんだ。それでも愛するミランダの他には目もくれないと。


「さあ、そろそろ北部防衛部隊のレクスビク監視所が見えてくるはずだ。そこを過ぎれば一気に森が開けて放牧する家畜が見えるだろう」


 おお、いよいよカルニン村か!

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