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ミリオンクォータ  作者: 緑ネギ
1章
177/321

第177話 作戦会議

 エーデルブルク城の一室でトランサイト生産をする。はずだったが、無断で人物鑑定をされそうになったため中断する。鑑定を試みた女性は伯爵が使わせたらしくその経緯をエナンデル子爵は知らない様子。


 ただ今思えばよく人物鑑定と断定できたものだ。もし違ってたら大恥じゃないか。しかし確信はあった、それは感知スキルが作用したに他ならないが、改めて凄いスキルだな。


「さきほどのやり取りから想像は出来るが、これは感知スキルか」

「はい間違いありません」


 作業テーブルの周りにはミランダ、クラウス、ソフィーナだけ。やや広範囲に音漏れ防止結界を施してあり、その中には俺含めて4人しかいない。ディマスも子爵を追って外に出た。


「ひとまず生産を続けろとの指示なのでやりますね、間隔はどうしましょう」

「いつも通りでいい、これまでも城へ納品しているのだ、その生産速度はもう知れている」

「確かにそうですよね」

「リオン、体は大丈夫か」

「いつも通りだよ、でもちょっとでも違和感があったら中止するね」


 さー、じゃあ剣からやるか。


 ギュイイイィィィーーーン


 ……。


「ふーっ」

「13本、全部終わったな」

「体調は問題ありません」

「そうか、ところで何%で共鳴を変えたんだ? 強化と変化が全く同じに見えるぞ」

「実は最初から変化共鳴です。慣れてくれば100%で切り替えるよりこっちの方が効率いいので」

「なるほどな、しかしそんな工夫を自ら行っていたとは」

「職人なら当然です」


 どうせやるなら早く終わった方がいいし。


「ところでリオン、前の部屋での子爵とのやり取りはよく頑張ったな」

「うん父さん、ディマスさんが味方してくれるとは思わなかったけど」

「ディマスは最初の共鳴披露から関わっており、リオンの誠実さと聡明さをよく理解している。伯爵の方針にも彼なりに思うところがあったのだろう」

「じゃあ伯爵の意に背く言動ですよね、大丈夫かな」

「このゼイルディクで伯爵と対等にやり合えるのはディマスだけだ、心配はいらん」


 うへ、そうなの。あの人凄かったんだ。


「子爵も意外な反応だったな」

「うむ、言わばディマスは伯爵代理。子爵の隣りにいるのも伯爵の意向が正しく守られているか監督する役目があるのだ。そのディマスがこちら側に付けば驚く」

「子爵の対応が緩かったのもその影響か」

「子爵は元々こちら側を支持している様子だった、その上、伯爵の意向を気にせず自分の裁量で決定できるとなれば、あの内容に落ち着くのは理解でできる」


 目付け役が機能しなくなったワケか。


「しかしアーレンツ子爵まで処罰を撤回するとはな、お陰でいい材料がきたぞ、良い機転だったリオン」

「は、はい」


 ミランダは企みの笑みを浮かべる。それを引き合いに何か要求するのだろうか。


「先程は大変失礼した」


 エナンデル子爵だ。


「作業の手を止めてすまないが、父上から話があるため別室に移動して欲しい」


 さっきの鑑定の件だな。俺たちは子爵について部屋を出る。近くの部屋に入ると伯爵とディマスが待っていた。その隣りに子爵が座り、向かいに俺たち4人が腰を下ろす。


「先日の魔物対応、誠に見事であった。そなたらの働きが無ければ甚大な被害が出ていたであろう。まずはゼイルディクを代表し礼を申す、この上ない感謝の意だ」

「伯爵命令による部隊連動のお陰です」

「とは言え、そなたらが中心となったベルソワ検問所の功績が極めて突出している」

「シンクライトがあったからです」

「うむ……そうだな、あれが無ければ戦況は大きく変わっていただろう」


 ミランダの返しにやや言葉を詰まらせた伯爵。


「あの武器の取り扱いについては昼食の後に話す。この場では先程の人物鑑定に関してだ」


 来たね。


「知っての通り人物鑑定は対象人物に無断での行使を禁じている。これはサンデベール中の鑑定士ギルド規則に記されており違反すれば重い処罰が科せられる。無論このゼイルディクも同じ運用だ」


 サンデベールで統一規則か。では定めたのは侯爵だな。


「にも関わらず、先程リオンに対して同意を得ない人物鑑定を試みた。あれは極めて非礼な行為であり、大変不愉快な思いをさせてしまった。心から詫びる、本当に申し訳ない」


 神妙な面持ちで少し頭を下げる伯爵。


「あの鑑定士はワシの指示の元に動いた、工房長コルヴィッツも含めてな。従ってあの者たちに非は無い。どうか問い詰めないで欲しい」

「それはもう」

「全責任はワシが取る。ただ鑑定士ギルドの規則違反は鑑定完了時点が対象だ。今回は鑑定結果が出ていないため、その処罰からは外れることも理解してほしい」


 え、そうなの。未遂は不問か。


「とは言え、行為に及んだ事実は変わらない。何より大きな不信感を抱かせてしまった。その上で何を言っても信用されないだろうが、この埋め合わせは是非させて欲しい」


 かなり反省している様子。まあゼイルディクトップの伯爵がこんなへこへこするのも見たくないわな、それも8歳の子供に。きっと本来はそこまでの案件ではないが、相手が俺だけにここまで丁寧な対応なのだろう。


「伯爵、分かりました、もう過ぎたことです。きっと深いお考えがあってのことでしょう、支障が無ければ聞かせてください」


 うん、理由が気になる。


「承知した、包み隠さず話そう。まず先日、いつだったかディマス」

「27日です」

「うむ、クラウスの叙爵が告知されて2日後だな、ウィルム侯爵家令イグナシオと鑑定士マースカントが村へ訪れたであろう」

「はい、後はヴァステロース子爵家令のエデルミラさんです」

「それであの日はマースカントより人物鑑定を受けたな」

「はい」


 いきなりでビックリしたよ。


「その鑑定結果を我々は把握していない。最後に鑑定したのが14日、そなたらと初対面した日だな、その入城時の鑑定から13日しか経っていないため特に気にも止めなかった」

「従って侯爵側が鑑定したことを不自然に思いました。イグナシオ殿は確認のためと告げましたが、村から城へ同乗した馬車では、その話題を振っても一切答えてくれなかったのです」


 あの都会で洗練された仕事できるオーラ全開のイグナシオと同乗か、嫌だなぁ。


「まああの男は普段から不要な発言はしません。そう、無駄が嫌いなのです。にもかかわらず分かっているリオン殿の鑑定を再度行うのは不自然に感じました」

「その3日後にウィルム侯爵一行が我が城へ来られた。リオンとクラウスは会談にも同席したな」

「はい、かなり緊張しました」

「あの席でダンメルス伯爵がリオンの獲得へかなりの意欲を示しただろう。もちろん上位貴族ならリオンは欲しい、ワシらも含めてな。しかし初対面であそこまで明確に伝えるのはいささか違和感があった。それはむしろリオンではなくワシらへ向けているとも取られたのだ」


 確かに俺のためならプルメルエント公爵ともやり合う意気込みだった。それを聞かされたら伯爵家も引き下がるとの算段だったか。


 ゴーーーーーン


 昼の鐘だ。


「昼食は準備できているが、この話が終わるまで待ってほしい、すまないな」

「お気になさらず、子爵」

「父上、続きを」

「うむ。侯爵側の発言に幾らかの違和感を抱きつつも日は過ぎ、先日の魔物襲来を迎える。あの死闘の中でもリオンが生き残った報を聞いた時はどれほど安堵したか、そしてバイエンス男爵の話にはリオンの戦果も含まれた。あのジルニトラ、Aランク最上位の魔物を2体も仕留めたと、流石は飛び抜けた魔力操作と感服したが同時に少しの疑念も湧いた。あまりに強過ぎると」


 まあね、異常だよね。


「無論武器は究極の鉱物シンクライト、それ故、使い手の腕前も必要とされる。果たして強化共鳴だけでそれほどの力が引き出せるのか。少なくとも剣技は有しているのではないか、それが鑑定に興味を持った流れだ」

「分かりました」


 うつ伏せから片手でジルニトラの首をはねる飛剣を飛ばす。あれは剣技が無ければ出来ない。


「伯爵、構いませんか」

「よかろう、コーネイン夫人」

「同意を得て人物鑑定をすれば良かったと思われます。もちろん貴族に人物鑑定は礼を欠く行為ですが、納得できる理由があれば応じることは出来ます」

「いかにも。ただ鑑定情報がワシらに渡ったなら要らぬ心労を招くのではと考えてな。それならばと知られない方法を取ったのだ」


 理由として苦しい気がする。俺を気遣うが故の措置なんて余計怪しい。まあこの場はいいか。ただ鑑定結果を握られたらちょっと心配になるは当たってるな。実際、侯爵に情報が渡ってあれこれ考えたもん。


「ところで感知スキルも無いのによく鑑定されたことに気づいたな」

「……はい」

「本当は感知スキルがあるのではないか」

「……さあ」

「人物鑑定してみるか」

「……ええと」


 うわ、でもまあこうなるよね。


「ひとまず昼食としよう、話はその後だ」


 伯爵の言葉に皆席を立つ。ぞろぞろと廊下を歩いて昼食会場へ向かった。


 人物鑑定か、それは俺自身も知りたいところ。ただ伯爵の把握している内容からは随分とかけ離れたスキル構成ではある。治癒、鑑定、剣技、探知、そして恐らく感知、剣技だけならまだ説明がつくかもしれんが専門スキル4つを無しから覚えてるもんな。


 こんな情報が人買い組織に渡ったら恐ろしいが伯爵管理下なら大丈夫か。ただ伯爵が俺に対する評価をどう変えるか。トランサイト生産者から得体の知れない超越者になる。ああいや魔力操作の時点で十分変人だけど。


 態度が豹変するだろうか、さっきも黙って鑑定しようとしたし、本気になった上位貴族は何するか分からないな。もし人物鑑定を受けるならその辺を担保してからじゃないと怖いぞ。


「ベルソワ防衛戦で多大な成果をあげた英雄を称えよう」


 伯爵の声にグラスを少し上げて一口飲む。食前の挨拶が終わるとディマスが近づいてきた。


「この円卓を覆う音漏れ防止結界を施してあります。給仕を呼ぶ際は手を上げるなどして下さい」


 彼はそう告げて伯爵のテーブルへ戻った。このテーブルには俺とミランダ、クラウス、ソフィーナの4人だけ。伯爵のテーブルは第1夫人とエナンデル子爵、そしてディマスの4人だ。向こうも結界を施している模様。お互い作戦会議か。


「リオン、人物鑑定はどうする」

「うーん、流れとしては回避できない気がする」

「伯爵が戦力の源を知りたいだけなら断ることも可能だぞ。強制力を持つのは不祥事なり隠し事なり、伯爵の不利益となる場合に限られる」

「そうなんですか商会長。では侯爵側の鑑定も断れたのでは?」

「侯爵だけはそういった規則に縛られない。サンデベールの誰しもの情報を知る権限を持つ、もちろん貴族含めてだ」


 そこは流石にトップの特権か。


「とは言え伯爵領ならその配下の貴族情報を把握していることが多いだろう。つまりはお互いの信頼関係次第だ、規則を理由に断ってもいいし、規則関係なく情報提供してもいい」

「なるほど」

「つまりは伯爵を信頼できるか」

「無断で鑑定する人を信じられないわ、あの理由も取って付けただけで理解は出来ないし」

「そりゃまあ母さんの言う通りだ」


 確かにね。


「でも断ったら今後の関係に影響があるわね、伯爵の言う埋め合わせ次第かしら」

「それなんだが、リオンの鑑定結果を知っても、これまで通りの村の生活や利益構造に手を加えない約束をしてもらうのはどうだ」

「そうね、リオンの将来性を知ったら何してくるか分からないから」


 やっぱり2人とも同じ考えだよね。


「私もそう思うが、今回の埋め合わせだけでは弱いな」

「そうなのか、裏切ったんだぞ」

「貴族間ではよくあること、自衛する意識が足りないなんて言われることもある」

「酷いな、そりゃ」

「自らの行為をあれこれ理由をつけて正当化する、それが貴族だ」


 俺がルールか。


「とは言え、そんなことを続けていては敵だらけになる。余程譲れない事案の時だけだ」

「まあ今回の件は伯爵も丁寧に謝罪をしたんだし、俺たちとの関係を良好に保ちたい意思の表れじゃないか。そもそもリオンの鑑定情報を提供するなんてかなりのことだ。それだけでも取引材料として大きいと思うがな」


 ああ確かにね。


「そっか、鑑定に応じる代わりにその情報を元に態度を変えないで欲しい。それが約束できないなら応じることはできない」

「その通りだリオン、ただ明らかに何かあると言っているようなものだが」


 まあそうだよね。


「私の考察ではな、伯爵は様子を見ていたのだ。トランサイト生産において最も良い環境とは何かを。無論、城の工房で働くことがそれに当たるがリオンはそれを望んでいない。それを強制すると機嫌が悪くなって生産に影響が出る恐れがある」

「俺たちを人質に取ったり謎の借金で追い込むんじゃないのか」

「それは最後の手段だ、最初からはやらない」


 でも手段としてあるんだよね。


「そして村での生産は安定していた。リオンが職人として働く商会の環境を気に入っているからだ。これは1つの表現として聞いてほしいが、向こうからすればリオンは私に(なつ)いている、言わば従順な手駒だ。ならば私を通して動かした方が事は円滑に進むのではないか」


 なんだそれ、ミランダが飼い主で俺が犬か!


「その思惑を利用して時には強気に交渉もできた」

「俺の報酬が1億になったのは商会長のお陰です」

「あれはかなり突っ込んだぞ。ただそんな事を続けていれば向こうの我慢も限界に達する。それで遂にはシンクライトを絡めて私を切り離しにかかったのだ」


 確かに伯爵側からしたらそんな流れかも。


「様子見から方針変更へ。そんな中、先の魔物襲来を経てリオンの別の可能性に興味を抱く。本来なら同意を得る所を無断で鑑定したのは、様子見の時期は終わり気を使う必要はなくなったからだ」

「むう、ではやはり今後は強引な手法も視野に入っているか」

「伯爵だけならな。ただどうもエナンデル子爵とディマスは伯爵の考えとは相違がある」

「確かに2人はリオンへの鑑定を知らなかった様子だからな」


 親子で方針の違いか。


「とは言えこの後の会談の席までに揃えてくるだろう。その時に伯爵寄りか子爵寄りかを見極めて、こちらの打つ手を変える必要がある」

「具体的には?」

「変化共鳴だ。あの情報をチラつかせれば、かなりのところまで条件を引き出すことが出来る」

「まあそりゃな、何たってトランサイト生産に直結するからな」


 共鳴が120%を超えるだけではトランサイトに変化しない。その極秘情報を教えてやってもいいが俺たちに変なことするなと誓え。こんな感じか。うーん、ちゃんと守ってくれるかな。


「ねぇ、鑑定を断って様子を見るのはどう?」

「おー、そうか、何も今日決めなくていいな」

「まあそれも手だ」


 確かに。


「そもそも神の封印にも繋がる大事な情報よ、メルキース男爵やエリオットに相談しなくていいの」

「この場に男爵が来ていないのはそれを含めて一存している証、エリオットは元より私のいいなりだ」


 エリオット……まあ知ってたけどね。


「フリッツの意見も聞きたいところだ」

「うむ、特にリオンとは意思疎通が深いようだからな」

「え、はい」


 むむ、ミランダはよく見ているな。


「伯爵側から引き出す情報は何にする」

「そうだな、ジルニトラの腕輪に関与しているか、プルメルエント公爵やクレスリン公爵にトランサイト生産方法についてどこまで伝わっているか、そしてシンクライトを隠す理由について辺りか」

「先に聞きだせればこちらの出方も変わるな」

「うむ、特に腕輪が城にあるならば、変化共鳴の情報は重要性を増す」


 もし確保してたら絶対試してるもんね。


「こちらは誰が主体で話をするか」

「それはリオンだろう」

「え、俺ですか、うーん、さっき子爵とのやり取りで疲れちゃったから。それに生産で別室かもしれませんよ」

「じゃあミリィね」

「ふむ、分かった」


 貴族との駆け引きはやっぱりミランダが頼りになる。


「ただあんまり突っ込むなよ、敵対しては後々面倒だ」

「クラウスよ、お前は私を何だと思っている」

「そりゃ誰にでも強気で好戦的、決して屈せず根に持ち仕返しをする、そんな感じだな」

「……」


 うわ、直球だな。合ってるけど。


「まあ認めよう。しかし常にそんな姿勢ではない、時には手を結びお互いの利益のため協力し合う、それが上位貴族なら大きな見返りが約束されるからな」

「その通りだ、仲よくしようぜ」


 クラウスの言葉にミランダは少し笑って頷く。何だかここ数日雰囲気が変わったな。


 既にデザートも食べ終わり紅茶でひと息つく。使用人がテーブルへ近づき別室への案内を告げた。移動のために席を立つと伯爵が近づいて来る。


「作戦会議は終わったようだな」

「戦術確認は勝利への最低条件です」

「予期しない事態もあるぞ」

「その時は撤退します」

「どこまでも追ってきたら?」

「奥の手を出します」

「効かなかったら?」

「必ず仕留められます」

「それは頼もしいな、はっはっは」


 伯爵とミランダは謎のやり取り。


「客間で休んでおれ、準備が出来たら呼びに行く」

「俺の仕事はどうなりますか」

「話が終わってからでいい」

「分かりました」


 ほう、最初から同席か。あー、鑑定する気だな。


 客間に移動しソファに身を沈める。


「お、降りだしたな、帰りは雨の中か」

「濡れるのは馬と御者だ」

「まあそうだが」

「ミリアムばあちゃんの実家は到着したかな」

「多分な。しかし今日は村へ帰る予定だったがどうする」

「好きにしろ、屋敷で泊まるなら準備は直ぐできる」

「そうか、じゃあもう1泊頼む」

「分かった」


 明日もまた城だからね。


「準備が整いました、ご案内いたします」


 使用人の声に立ち上がる。さあどうなることやら。

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