表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミリオンクォータ  作者: 緑ネギ
1章
132/321

第132話 ゼイルディク(地図画像あり)

 西区へ戻り、昼食を済ます。


「昼からお前たちはダンスだったな、リオンの付き添いはワシが行こう」

「すまないフリッツ。終わったら俺たちも工房へ行くよ」

「ではリオンが行く時にウチに寄ってくれ」


 家に帰って居間に座る。クラリーサに音漏れ防止結界をしてもらった。


「俺たちは13時からだ、リオンは?」

「あ、聞いてなかったや。まあ父さんたちと一緒に行けばいいよ」


 お、そうだ。学校についての認識を話しておこう。

 俺はクラウスとソフィーナに学校へ通う考えはないこと、そしてその理由を伝えた。


「そうか、Aランクの魔物が来たら大惨事だからな。お前の言う通り、勉強したいことは講師でも教材でも家で用意できる」

「母さんもいい?」

「そうね……本当は行ってほしいけど、みんなを危険に晒すことはできないわ」

「ごめんね、希望に応えられなくて」

「いいのよ、ただちゃんとした学歴が残らないから気になっただけ。その分、ディアナには頑張ってもらうわ」


 あ、そこか。シャルルロワ学園卒業っていう肩書きが欲しかったんだ。んー、この世界はスキル重視だから、そういうとこ拘らないと思ったが、ソフィーナは気にする性格なのね。


「そうなると学友との思いでも作れないわね、寂しいでしょ」

「いやー、構わないよ。どうせ寄って来る子供たちは俺自身に興味はない。親に指示されているだけさ。そんな表面上の付き合いなんか最初から無くていい」

「おいおい、何だその擦れた考え方は。知り合うきっかけはそうだとしても、いずれ仲良くなる子はいるんじゃないか」

「そうかもね、ただもう学校行かないと決めたんだから出会うこともないよ」


 もう人並みの経験は出来ないんだ。あまりに俺は特異過ぎる。


「まあ、あれだ、村の子供たちとの関係は大事にしろよ」

「うん!」


 ちょっと気を使わせてしまったかな。いや、心配しているのかも。子供の時期に同年代の集団の中で社交性を身につける機会を失うんだからな。そこはこれまで通り、8歳とは思えない落ち着いた様子を見せて安心させればいいか。


 何だか目的と手段を間違っている気がするぞ。まあいいや。


「さあ、そろそろ行くか」


 店から借りた外套は乾いたので、それを畳んで自分の外套を被った。まだ雨はしっかり降っている。人通りのほとんどない道を中央区へ向かって歩く。


「俺たちはこっちだ。しばらくしたら工房へ行くからな」


 クラウスとソフィーナはエスメラルダへ入って行った。ほう、この中でダンスのレッスンが行われているのか。そんなスペースあるんだね。


「いらっしゃいませ」


 ブレターニッツが出迎える。ララは休みかな。だとしたらこんな雨の日に休日でもすることないね。


「じゃあ私とエマはここでいるよ」

「え、でも夕方まで長いですよ」

「まあヒマになったら中央区をぶらつく……あ、いや、警備するよ。それにエマも一緒だからね、話し相手には困らないさ」

「そうですか」

「お、そうだ、例の結界やってあげるよ」


 俺とフリッツ、そしてクラリーサと工房へ入る。中にはミランダとナタリアがいた。


 む、俺たちに気づいたミランダが何やら手振りをしている。あー、結界はしてあるってことね。それをクラリーサも察して工房を出ていった。


 机の上から弓を持つ。


 ギュイイイィィィーーーン


 ふー、まずは1本だ。俺とフリッツはソファに座った。


「それでは影響はないのだな」

「はい、今のところは」


 ミランダとナタリアが何やら打ち合わせをしている。

 むむ! 2人が見ているのは、地図じゃないか!


「あ、あの、これはゼイルディクですよね」

「そうだ」


 凄い! 町中の主要道路が細かく描かれている上、城壁の外側の森への道まであるじゃないか。これはいいものだ。


挿絵(By みてみん)


「ボスフェルトの西側の森に、新たに村を作ることが昨日決まってな。今日の子爵院でも間違いなく議決される」

「え! ではコルホル村みたいな拠点が増えるんですか」

「うむ、それで担当する建設商会は伯爵が選定するのだが、ここ含む既存の3つの村専任の建設商会とは別だから影響はないぞ。ただクラウスの屋敷関連には、先々影響があるやもしれんな」

「それも先日子爵がお決めになった3つの商会でも十分対応は可能です」

「ならば2カ月とは言わず、半年くらいは予定を押さえるか」


 確かアーレンツから2商会、メルキースから1商会だったよな。


「クラウスの手元にトランサイトの利益が入るのだろう、もう1年くらい、いっそ叙爵までを押さえたらどうだ。いくらか先払いするにしても問題なく用意できる」

「そうだな、フリッツ。ではクラウスたちが来たら提案しよう」

「ところで新しい村の場所ってどの辺りなんですか」

「ここだ」


 ミランダが指差す。え、森の中なんだけど。


「当初はユルク川、ああ、北西から流れて来てレナン川に注いでいるこの川だ。その合流地点の北側にある三角地帯が候補だったが、この程、更に西側のユルク川を跨いだ先を切り開くこととなった」

「随分と奥地ですね」

「いやそうでもないぞ、ボスフェルトの城壁から12kmほどだからな。この村の方が町から遠い」

「ああ、確かに」


 ボスフェルトの中心地から真っすぐ西へ道が伸びている。その延長上なら町からのアクセスはいいね。


「ユルク川に新たに橋を架けるところからだ、大きな事業になるな」

「どうして今回、村の開拓が決まったんですか」

「以前から話は出ていたのだが、そこまで具体的に進んでいなかったのだ。ところが先日アーレンツに降り立ったサラマンダー。あれはその前にボスフェルトで大きな被害をもたらしただろう」


 うん、100人以上死んだんだよね。


「この付近の防衛部隊の目撃情報では、サラマンダーはユルク川の西の森からやってきたそうだ。つまり、もしここに村があれば、町へ行く前に止めることが出来たと」

「あー」


 ただヤツの目的は俺だったから、村があろうが無かろうが関係ないけどね。


「ウチに来たワイバーン2体、それから先日のカルニンを襲ったドラゴン、いずれも村が機能しているとの評価だ。従って、今後サラマンダーの様なAランクを町へ向かわせないため、村を作って対応するのだよ」

「なるほど」


 あ、仕事だ。弓を握る。


 ギュイイイィィィーーーン


「ただ予定地はこれだけ広い森だ。切り開けば魔物の大発生は免れない。しかし、それに対抗できる新たな手段を我々は手にしたのだ」

「トランサイトですか!」

「うむ、西部防衛部隊にも何本か回すことが決まった。それがあれば多くの魔物、或いはAランクが出たとしても十分対応できる。先日のガルグイユ討伐もかなり評価されたぞ」


 やはり性能のいい武器を手にすると攻勢に出るのも当然の流れか。


「とは言え、ほぼ未開の土地だ。切り開くだけでも相当の時間が掛かるだろう。まあ1年後に中央区の土台が出来ればいい方か」

「1年ですか、それなりにかかりますね」

「ちなみに開拓予定地はロルバスという地名だ。故にロルバス村と呼ばれるだろう。それでだ、ロルバスの領主は誰になると思う?」

「え、んー、3つの村は子爵が領主なんですよね、だったら残りの5つの子爵から選出される。地理的に近いのはメールディンク子爵かクラウフェルト子爵ですよね」


 あ、そう言えば、領主子爵の次男が村の次期領主になるんだっけ。確かそれを前提に領主となるって聞いた。メールディンクとクラウフェルトの家族構成が分かんないや。


「まあ普通にいけばその通りだ。しかし1年後と言えばクラウスの叙爵、つまりコルホルの領主をアーレンツ子爵から引き継ぐ時だ。そうなるとアーレンツ子爵は手が空くな。それにロルバスから最も近い子爵だぞ」

「あ、もしかして」

「うむ、子爵はコルホルの統治も伯爵より評価されている。再び別の村を任せるのも選択肢のひとつではないか」

「流石は現コルホルの領主、誇らしい事だ、するとナタリアは1年後ロルバスへ行くのか」

「それは分かりませんよフリッツ、子爵がお決めになることです。それにコルホルが気になりますからね、あなたがちゃんと家令を出来るか見届ける必要もあります」

「ほう、言ってくれるな」


 あら、フリッツとナタリアはいつの間にか仲良くなってるんだな。まあ、家令の勉強会とやらで一緒のことが多いみたいだし。


 仕事仕事。


 ギュイイイィィィーーーン


 ふー。しかし、この地図はいいな。このゼイルディク城壁から森へ伸びる道の途中、所々の白い印は騎士団の拠点だな。北西部防衛部隊の監視所やフェスク駐留所、あとはグレンヘン駐留所か、監視所で見た地図の通りの場所にあるな。


 ボスフェルトの西にはレナン川の向こうに3個所は大きいところがあるみたい。中でも一番大きいのが南西の拠点だな。城壁から10kmほどの地点か。


「商会長、この施設は特に大きいようですね」

「西部防衛部隊の拠点だ、恐らくコルホル村と同じ大きさじゃないか、畑を含めてな」

「へー、そんなに広いんですか。あ、よく見ると東側の森は道が何本か通ってますね、もしかして訓練討伐用の進路ですか」

「その通りだ」

「へー、やっぱり。これだけあれば何本も進路を確保できますね」

「以前はゼイルディク最大の訓練場だったが、今ではサガルトの訓練場の方が大きいな」

「サガルト……この村の南にある3つの森がそうですか」

「うむ、25本進路があるそうだ」


 へー、それは凄い。


「カルニンの近くの森も20本くらい進路があるぞ」

「この縦に長い森2個所ですね」

「それとここもだぞ、メルキースとデルクセンの境から北へ5kmほどの森だ。ここはDランクが多いため訓練生では難しいが、ある程度の力があれば安定して稼げる。私もよく行ったものだ」

「あ、商会長はデルクセンの養成所でしたよね、冒険者になってもその近くで活動していたのですか」

「まあ、色々とな」


 ふーん、でもミランダの冒険者時代って想像できないな。今と同じ口調じゃないだろうし。


「お、クラウスたちが来たな」


 ミランダが工房の扉に目線を送るとクラウスとソフィーナが入って来た。そのまま2人はソファに座る。


「ふー、疲れた疲れた」

「調子はどうだ」

「どうもこうも、言われるがままやるだけだよ」

「はは、そうか」

「それでこれは地図か、随分と詳しく描かれているな」

「うむ、それでクラウスに提案があるのだ」


 おっと、仕事だ。


 ギュイイイィィィーーーン


 それからミランダは建設商会を長期確保する案を話した。


「そうか、新しい村が。なら提案通り、その3商会を1年確保してくれ」


 もうクラウスの口座にお金が入るからね。それを使うことは彼に決定権があるのだ。


「リオンもいいか」

「え、うん」

「元々はお前の稼いだ金だ。使い道に思うところがあれば遠慮なく言えよ」

「うん」


 お、ならば!


「あの、この地図、欲しい」

「はあ? あー、いいんじゃないか。これは誰が用意したんだ」

「私です。子爵家令で共有している備品となります。何枚かありますので差し上げても構いませんが、少々古い情報のところもあります。明日でよければ最新の物をお持ちしますよ」

「だそうだ、リオン」

「えーっと、これで十分です。お金は払いますよ、それなりにしますよね」

「……元は5万ディルですが、新品ではありませんので2万で構いません」

「分かりました。あの商会長、今手持ちがないので立て替えてもらえますか」

「ん? ああ、いいぞ。待ってろ店から持ってくる」


 ミランダは工房から出て行く。


「お前は本当にこういうの好きだな」

「へへ」


 だって、こんなの、たまらんよ。1日中見ていられるぜ。


 弓を握る。


 ギュイイイィィィーーーン


「カルカリアとウィルムも少しあるんだな」

「父さん、このウィルムのバウムガルドとアルデンレヒト、身内が住んでいるんだよね」

「ん-、あー、そうだったか」

「父さんの母ミリアムの妹エンドラ家族がアルデンレヒト、父さんの兄マティアスの妻エリサの兄ウォレン家族もアルデンレヒトよ」

「流石母さん、よく覚えているね」


 お、ミランダが帰って来た。


「ナタリア2万ディルだ」

「はい、確かに。これでこの地図はリオン様の所有となります」

「やた!」

「そんなに地図が好きならメルキースの地図もやろう」

「そうですか、あ、でも買取りしますよ」

「まあ、それでお前が納得するなら売ってやる。明日持ってくるからな。あー、1万でいい」

「分かりました! 立て替えてもらった分と合わせて支払いますね」


 何でもかんでもタダで貰うわけにはいかないからね。


「ところで母さん、バウムガルドには誰がいたっけ」

「ええと、父さんの兄マティアスの妻エリサの兄ウォレンの妻カチュアの実家よ」

「はっはっは、あの騎士一家か、随分と遠いな」

「まあな、流石に呼び寄せるにしても縁が遠すぎる。お、そう言えばミランダ、騎士だった場合どうなるんだ? ウィルム騎士団だろ、ゼイルディク騎士団へそう簡単に異動はできないだろう」

「ちゃんと転出転入手続きを取れば問題ない。領主に忠誠を誓う儀式は、本当にただの儀式だ。私とて伯爵に心から忠誠を誓っているわけではないぞ」

「ああ、そうなのか」

「どちらかと言うと、領主のためではなく領民のために任務を遂行するのだ。領主も領民のために動いているなら何も言わん」


 なるほどね。騎士は民のため、か。


 ギュイイイィィィーーーン


 ふー、これで何本だ。6本か。弓の変化共鳴だけも随分と慣れてきたな。


「商会長、ベルニンクにラウリーン商会本店があるんでしたっけ」

「うむ。この地図でも分かる通り、アレリードとベルニンクは地理的に繋がりが深い。まあ、今日の子爵院で追加されればカルカリアの販路は任すことになるな」

「デルクセンのユンカース商会、クランツのガイスラー商会、そしてフローテンのルーベンス商会が抜けていますからね。あ、ところでミュルデウス子爵は反対、ハンメルト子爵は賛成なんですよね、その理由って分かりますか」

「フッ、中々に貴族らしくなってきたじゃないか」


 いやー、ちょっと気になってね。


「これも地図を見れば分かる。ハンメルトはカルカリアのフェルセンと接しているだろう。そしてゼイルディク中心部とカルカリアを繋ぐ大動脈も通っている。日頃からカルカリアと繋がりが深いのだよ。従って賛成に投じるようにフェルセン子爵に頼まれたのだろう」

「金が動いたかもしれんぞ」

「そりゃタダでは頼まん。その場合、アレリード子爵からフェルセン子爵に渡り、それがハンメルト子爵へ渡ったか」


 ほー、回ってるのか。確かに普段から付き合いのある貴族に頼むのがよさそうだね。


「ミュルデウスが反対なのは分かりやすいぞ、ブラームスの本店があるからな。無論、ブラームス商会の本部は隣りのバウムガルドにある。自分たちが外されたままでラウリーンが復帰することに賛成するワケがあるまい。ミュルデウス子爵もバウムガルド子爵から頼まれれば聞くしか無いのだ、まあ金の流れは知らんがな」

「ゼイルディク伯爵よりも隣接している貴族を優先するのだな」

「そうだぞ、クラウス。所属はゼイルディクでも、経済的な繋がりは隣りの地域が大きい。またそうやって仲良くしておけば、カルカリアやウィルムで活動する時にも支援が期待できるからな」


 確かにね。境界の地域ならではの事情だ。


「そう考えると、ハンメルトって地理的に重要なんですね。カルカリアもそうですけど、ウィルムにも大動脈が通ってますから、しかもエナンデルの城から直通で」

「うむ、3方にいい顔ができる。それだけに立ち回りも難しいがな」

「あの、地図で気になったんですけど、ハウトスミットの領地ってどうしてこんな形なんですか、南側が不自然に長いのですが」

「ああ、それは城壁管理のためだ。ハウトスミットには防衛部隊があるからな。ミュルデウスには保安部隊しかないからハウトスミットに任せているんだよ。そういう意味では、ウィルム側の城壁担当のバウムガルド子爵と繋がりも強いな」

「なるほどー、城壁が関係してたんですね」


 さて7本目かな。


 ギュイイイィィィーーーン


「あと、ちょっと気になったのですが、領地の境界は道なのですか? その場合、どちらが管理するのでしょう」

「ほほう、いいところに気づくな。ではメルキースとデルクセンの境界で説明しようか。南北に太めの道があるだろ、城壁まで続いている道だ」

「はい、これですね」

「それでよく見たら道路がメルキース側に入っているだろう。つまり管理するのはウチなのさ」

「へー、でもなんだか損した気分ですね、他の人も通るでしょう」

「いや、その道路は城壁の外にも続いていてな、そこはフローテンの管理なんだ。その道路も南へ下がればアーレンツの管理、更にその先はボスフェルトが管理だ。そうやってバランスを取っているから損した気にはならんぞ」

「あー、ほんとだ!」


 なるほどー、持ちつ持たれつなんだね。


「後は、この中心のエナンデル、ここに伯爵の城があるんですよね」

「そうだぞ、この丸い敷地の中にエーデルブルク城がある」

「それに沿ってでしょうけど、南側は放射線状に道が広がってますね。西側は川があるから形が合いますが、南東側は真っすぐにしてもよかったのではないでしょうか」

「リオンよ、エナンデルのその形は、その昔城壁があったからだぞ」

「え、そうなんですか、先生」

「うむ、ゼイルディクは最初、エナンデルとメールディンクだけだった。それを囲む城壁の周りにアーレンツ、クラウフェルト、バイエンス、フローテンの町が出来て、更にそれを城壁で囲んだ。そしてまたその城壁の周りに町が出来て、今のゼイルディクを囲む城壁が出来たんだよ」

「へー! そうなんだ」


 なるほど、だんだん周りを拡張していったのね。そっか、エナンデルの道がああなってるのは昔の城壁に合わせて作ったからか。


 これで8本目。


 ギュイイイィィィーーーン


 ふー、いやー、地図は面白い。町の成り立ち、道の管理、隣りとの付き合い。色んな事が分かって楽しいね。そして1年後にはこの地図にはないコルホル男爵の屋敷が加わるんだ。その頃にはロルバス村の基礎にも取り掛かれるかな。


 そうやって少しずつ形を変えていくんだね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ