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ミリオンクォータ  作者: 緑ネギ
1章
127/321

第127話 現地視察(地図画像あり)

 子爵が紙を見ながらナタリアと話をしている。クラウスもいつの間にか紙を持ち、ソフィーナとランメルトが覗き込む。そこへミランダが入り説明を始めた。


「白の破線が切り開く区域だ」

「こう見るとかなり広いな。街道の東側も森を削るのか」

「敷地の向かい側に魔物が湧いてはいかんだろう」


 あ、もしや地図か。


「俺も見たい!」

「お、そうだな、しゃがんでやるか」


 腰を低くしたクラウスの背中から頭を出す。おー、地図だ!


挿絵(By みてみん)


「今、我々がいる地点はここだ」


 ミランダが人差し指で示す。街道東の森、その開拓予定破線の最南端付近だ。


「この森の中にある線って、訓練討伐で通っている進路ですか?」

「そうだぞ、数字は管理番号だな。ここから街道を挟んで4番進路の入り口が見えるだろう」

「あれは……荷車? 誰か入っているんですか」

「恐らく養成所のFランク冒険者か。訓練討伐がない日も、雨が降らなければ必ず誰かが入っているぞ」


 そうだったね。じゃないと魔物が溢れちゃう。


「コルホルとブレイエムの明確な境界は無いと言っていたが、この黄色の破線がそうではないのか」

「お前の屋敷を建築するついでに決めるらしい。敷地の南端から延長すれば線引きとして丁度いいだろう」

「確かにな」

「東側にグレンヘンへ続く馬車の通れる道があるから、森の中はそこを境にすればいい。この破線の先にあるぞ」


 ただブレイエムも領地となるなら線引きしなくても影響ないような。まあ無いよりはあった方がいいけど。


「屋敷は随分と敷地の端になるな」

「仕方あるまい。保安部隊の施設を森の中に作るワケにもいかんからな。尤もこれは西区の拡張を含んでいない案だ。村西側の森も切り開けば、屋敷が中央でも裏手に魔物は湧かないぞ」

「川まで畑にする計画だったな、2年後を前倒しと聞いたが」

「うむ。ただ、いくらかは先に計画のある北区が優先されるだろう。専任の建設商会も人手に限りがあるのだ」

「ではその辺りの進捗も見ながら候補地を決めることになるか」

「そうだな。まあ何とかなる。屋敷も一度建てたら移動できないのだ、妥協はするな」


 そっか、将来の周辺環境も加味しないとね。あー、でも、屋敷が西に行くと村から離れるな。まあ、頻繁に村へ行くワケじゃないし、それに馬車を好きなだけ使えるんだ、多少の距離はあって無い様なもの。


「それにあることがうまくいけば、工期が大幅短縮される可能性もある」

「ほう、それは?」

「……やってみないと分からない、としか言えん」

「ふむ、まあ任せるよ」


 何だろう。金の力で作業員をどこからか大勢引き連れてくるのかな。


「そう言えば敷地西側の川沿いに防衛部隊の施設を作る話はどうなった?」

「現在協議中だが問題なく通る、橋も含めてな。何しろ費用の大半をお前が負担するのだ、最も揉める要素が解決しているからな、決まったも同然だ」

「そうか」

「何より男爵敷地近くが魔物の湧く森なんだぞ、防衛部隊が守らないでどうする」

「はは、確かに。では宜しく頼むよ」

「任せろ」


 町中なら保安部隊と護衛でいいけど、こんな魔物の棲み処ど真ん中では話が違う。つくづく無茶なところに村があるもんだ。


 少し離れていた子爵たちが近づいて来る。


「そなたたち、森の開拓部分へ何か意見はあるか」

「今のところはありません」

「そうか。5番と6番の進路は潰すが、新たにレナン川の西側へ何本か作る。ガウェインの話ではE~Fランクが安定して湧く区域を特定したからな」

「はい、ナタリアから以前聞きました。それでお願いします」

「では村へ帰るとしよう。西区拡張に向け整備中の道へ入るぞ」


 皆、馬車に乗り込む。


 整備中の道路、そんなのあったよね。中央区から資材を運ぶのは手間なので、直接西区へ通す道を作っているんだ。東区が拡張した時も運搬路を整備したけど、今は放置されて草が生えてるんだっけ。それも北区拡張のために再整備するらしい。


「ちょっと地図見せてもらっていいか」

「いいぞ、メル」

「……敷地予定地の北側が深そうだな、南側は流れが速いかもしれん」

「レナン川か」

「ボスフェルトでいた時よりずっと上流だからな。どんな魚がいるかしっかり調査しないと」

「はは、ヤル気だな」


 釣りの話か。あんだけ大きい川なら獲り放題だ。


 そういや魚の魔物っているのかな。


「川の中にはどんな魔物がいるの?」

「アリゲーターだな、後は亀や蛇系はよくいるぞ。そもそも魔物のほとんどが泳げる、対岸にいても油断できないぞ」

「虫系でも?」

「そうだぞ、あんまり早くないけどな」

「へー、知らなかった」


 なんだ、あいつら泳ぐのか。器用だな。


「魚みたいな魔物は?」

「……見たことは無いが、聞いたことはある。何でも海にしかいないそうだ」

「おー、そうらしいな。しかし海なぁ、魚の種類が豊富と聞くから、一度は釣りに行ってみたいけどよ」

「はは、そりゃ無理だ。行くだけで何カ月かかるか分からん。それに……無事、帰って来られるかもな」

「クレスリンの向こうの国々は、未だに治安が怪しいからな」


 ふーん、海にしか魚類魔物はいないのか。淡水と海水の差なのかな。にしても海って知ってるんだね。ただ海に行くには、不安定な国を通り、距離もかなりあるらしい。


「ところで屋敷の広さはこの通りか? 中央区と同じくらいあるんだが」

「暫定だが近いと思うぞ」

「はー、とんでもないな、敷地も村の広さを超えてるし。しかしこれ、全部庭園にするって、かなり無理がないか」

「流石にちょっとな。まあ森で残して魔物が湧くよりはいいんじゃないか。おお、そうだ、馬の牧場を作るって言ってたな、馬車の他に乗馬に使う馬も所有するんだと。それだけでかなりの広さが必要だろ」


 ふーん、馬の施設か、確かに場所をとるな。とは言え元が広いからな、3km×2kmとして600ヘクタールか。前世のゴルフ場が6~7個入るぞ。誰が見て回るんだそんな庭園。そもそも庭師だけで何百人も必要じゃないか。


「まあ空いたら畑にでもすればいいさ。あとは訓練場も必要だろ、魔法や弓の訓練なら広さが必要だ。ちなみにメルキース士官学校が2つ入る敷地面積となる」

「……後衛の訓練か、確かにそれには最適だな。でも西区の南側にもあるだろ、あれでも十分な広さだぜ」

「え、西区にそんなのがあるの?」

「ええそうよ、リオンが弓の訓練する時はそこでするのよ」

「ありゃ? リオンは弓を始めるのか」

「え、うーん、まあね」


 この流れは……。


「じゃあ次は槍だな」

「そ、そうだね。その時はメルおっちゃん、お願い」

「任せとけ!」


 まあ実際、生産効率を上げるためには槍技もあった方がいいからね。


「お、そろそろ着くぞ」


 馬車は街道を左へ外れる。いつも通り過ぎるだけだから、初めて入る道は新鮮だな。それから500mほど進んで馬車は止まった。


 降りると、確かに道が途中で切れていた。地図で言うと敷地予定地の白い破線、あれの右上の頂点に今いるのか。


「ここから西区までは500mくらいだ。ここいらの魔物討伐は、冒険者がここまで馬車で来て森へ入ってくれてるんだぞ」

「へー知らなかった」

「この先が保安部隊施設の予定地です、皆さんついて来てください」


 ナタリアの声に子爵一行は北へと進む。


「この辺りが西区の真南300mとなります」


 ほーん、ここら辺はこうなってたのか。一面草が生えているけど、平らに整地しているっぽいな。北西方向には西区の畑が見える。


「上空! 3体、魔物! 弓班対応しろ!」

「はっ!」


 うわ、びっくりした。急にミランダが叫ぶから何だと思ったが飛行系の魔物か。みんな武器を構えだした。


「子爵もお持ちでしたか」

「もちろんだ。おい、フリッツ! 懐かしい感触ではないか」

「はっ! ロンベルク部隊長!」

「はっはっは、レーンデルス副部隊長! 敵は大したことないぞ!」


 子爵とフリッツがじゃれ合っている。こうやって共に最前線で戦ってたんだな。


 ギャアアーース


 ドサッ


 1体落ちてきた。


 ドサッ、ドスッ


 続けて2体目、3体目も。


「討伐完了しました」

「うむ、見事であった。流石はトランサイトの弓ということか」


 あー、やっぱり! 矢の速度が異常だったもんな。多分、同行してるはガルグイユと戦った弓士たちだ。今の魔物はキラーホークでEランクだが、Aランクに通じる装備と使い手が全力で挑んだら可哀そうなくらい瞬殺となるね。


「子爵、騎士が優秀ですから。アグレルはロンベルク商会の特別契約者に恥じない腕前です」

「よく言う、コーネイン夫人。それなら他の契約者にも回してほしいところだな」

「それは伯爵次第です」

「……まあ、ガルグイユの一件で騎士へ配備する有用性は示せた。それにしてもよくAランクの接近を予見できたな」

「偶然です」

「そう言うが、あまりに準備が良すぎたぞ。何か掴んだなら共有したいところだ」


 子爵はガルグイユ討伐の真相を知っているみたいだ。アグレルとか言ったな、あの弓の騎士。ロンベルク商会の特別契約者なら、交戦の状況を聞かれて当然だろう。そしてやはり子爵は不思議に思ってる。


 俺が神に狙われている事実は最重要機密だ。特に貴族が知ったらどう動くか分からん。


「子爵、準備が出来次第、ここの森から切り開いては」

「そうだな、エリオット卿。屋敷の場所がどこになるにせよ、この一帯は整地せねばならん。ナタリア、建設商会はどうか」

「アーレンツのヘルモントス建設、ゲルトナー建設、メルキースのキッケルト建設、直ぐ動ける商会はこの3つです。もちろん、村専任ではありません」

「ならば押さえるか。よし、ひとまずその3商会で森を開拓させろ、期間は2カ月だ。よいな、クラウス」

「はい、お任せします」


 ほう、この場で決めるのか、流石は領主だな。と言ってもナタリアが事前に調べて指示待ちだったのだろう。それでアーレンツ2つとメルキース1つか。全部をアーレンツの商会に任せないのは、メルキース男爵への配慮だろう。


「中央区に3商会の担当者を待機させてます」

「そうか、なるべく早くに取り掛かるよう指示しろ」

「子爵、2カ月でどこまで進められるでしょうか」

「クラウスよ、それは魔物と天気次第だな。まああれだけ一気に開発はしないし出来ない。ひとまず屋敷予定地の周辺200mほどを整備すれば建築に取り掛かれるだろう」


 あー、そうだよね。全部整地だと何か月もかかりそう。それを待たずに屋敷だけ先に取り掛かるんだ。


「見たところ、そこまで大きな勾配は無いな」

「子爵、自分の記憶では最初の中央区候補地がこの辺りだったかと」

「おお、思い出したぞ! そうだったな、フリッツ。それで奥を調べると、より広い平坦な土地と分かって今の場所になったのだ」

「村は当初の予定より北東に500mほどズレているのですね」

「うむ。ただ、ほとんど地盤は変わらんぞ、どちらでもよかった」


 へー、だったら屋敷候補地としても問題ないね。


「さて、ナタリア、他にないか」

「特にこの場ではありません」

「エステバンはどうか」

「そうですね、ブレイエムとの境を交差点にする様に、ここにも東西に道を通してはいかがでしょう。レナン川沿いに騎士団施設の話もあることですし」

「ああ、トリスタンからも聞いている、騎士団の会議で話が上がったそうだな。ふむ、東はグレンヘンまで通すのがよさそうだな、丁度アルカン川の橋がこの延長上だろう」

「おっしゃる通りです。コルホル第1中継所があります」

「ならばその線で話を進めるか」


 そういや東の川沿いにも何やら施設があったな。確かに、ここから東へ真っすぐ行くとあそこに出る位置関係だ。5kmくらいだったか。ただ全部森だからな。まあ、道を通すだけなら面に比べたらそこまでかからないだろう。


「他の者は無いか」

「自分はありません」

「俺も無しです」

「私も特には」

「……よしでは帰るとしよう。ここからなら歩いた方が早い」


 そう言って子爵は歩き出す。周りも続いた。まあ、また引き返して馬車に乗るより、このまま草原を突っ切った方が近いね。少し歩けば西区と中央区の間の畑に出るし。


 それにしても、この辺は柵とか何もないんだね。中央区で検問してても、こっち側から村に入れてしまうじゃないか。いや、流石にそんな間抜けなことは無いか。ちゃんとこっちはこっちで警備する騎士がいるのだろう。


 そんなことを言ったら村の周りは森だから、そこを経由して入って来れるしね。もちろん魔物がいるけど。


 あー、だから各区域に城壁があるんだ。村を囲うよりも居住区を囲った方が確実だからね。城壁があれば不審者も地上の魔物も防げる。飛行系の魔物も高い位置から対応しやすいし。最初にこの村の形を知った時はちょっと変だなと思ったけど、それなりに色々考えてこの形なんだ。


 中央区の城壁西南端に到着。この内側は馬車乗り場だね。畑はここまで続いてたのか。そして子爵一行は正門から村へ入った。


「ランメルト、時間はまだいいか」

「はい、問題ないです、副部隊長」

「ではノルデン家と共にコーネイン商会へ来い」


 おや、何かまだ用事があるのかな。


「さてワシはここまでだ。今日は良き日となった。クラウスとノルデン家、そして村の者たちにとっても大きな区切りとなる」

「はい、子爵。大変お世話になりました」


 子爵は少し頷きエスメラルダへと入って行った。護衛、そしてナタリアとエステバンも続く。おや、フリッツも入るようだ。


「私は監視所へ戻る。明日は訓練討伐だ、またクラウディアと共に頼むぞ」

「はい、部隊長」


 エリオットと弓の騎士は騎士団出張所へ向かった。


「やあ、帰ったね」

「あ、リーサ、ただいま」


 その声に振り向くとクラリーサ、そして今日から配属されたエマが隣りにいた。ありゃ、確か西区の交差点で待機って、ミランダが指示してたような。


「俺たちがここへ来るってよく分かったね」

「騎士から聞いたのさ」

「あの場にいた防衛部隊の者に使わせたのだ」

「そうでしたか商会長」

「クラリーサとエマは店内で待機していろ、夕方の鐘が鳴ったら西区までリオンたちにつけ」

「はっ!」


 店内に入る。


「お帰りなさいませ」

「メシュヴィッツ、クラウスとソフィーナ、そしてランメルトを商会長室に案内しろ。紅茶もな」

「畏まりました」


 ララに続いて3人が2階へ上がる。俺はミランダと工房へ、まあ仕事か。何も言わないで当然のように連れていかれる俺。別にいいけどさ! それで今が16時過ぎか、1時間ちょっとはできるね。


「お帰り」


 フローラが待っていてくれた。むむ、机の上に武器じゃない道具が。


「あの、これは斧ですか、そして(のこぎり)

「伐採用の斧と石切り用の鋸だよ。もちろんトランサス100%の試験素材さ」

「商会長、これをやるんですね」

「ああ、頼む」


 斧を持つ。重い! これ、大人用の槍が2本くらいの重量だな。柄も太い。もちろん身体強化しないと子供の力じゃあ無理だ。


 鑑定する。


『トランサス』


 先端の金属部分が全てトランサスだな。柄は木材だ。


 さーて、構えとかどうしよう。


「商会長、これは槍みたいな感じでいいのでしょうか」

「……分からん」

「え」

「思うようにやってみろ」

「はい」


 丸投げだ。まあ、大体使い方分かるからそれっぽく持ってみるか。


 目の前に大木がある想定で構える。あー、これは、先端の金属部分、えっと、名前は斧刃(ふじん)でいいか。その斧刃が視界から見えなくなるな。普通に剣みたいに前に構えよう。


 よし、かなり目線が上になるけど仕方ない。魔力を流す。


 キイイィィン


 うひょ!


「おお、流石だな!」

「おやまあ!」


 共鳴さえできれば後はいける。


 キュイイイィィィーーン


 70%、80%……100%!


 何だろう、見た目は随分と違うのに、剣みたいな感覚が近いぞ。まあ、使用時のモーションはよく似ているからね。


 なら剣のつもりでやってみるか。


 ギュイイイィィィーーーン


 よーし、できた! なんか違う気がするけど変化共鳴が乗った!


 103%、106%、109%


 よーし、斧よ! トランサイトとなり伐採の歴史を変えるんだ!


 110%!


 来た!


「変わったぞ!」

「成功だね!」


 ふーっ、鑑定だ。


『トランサイト』


 はは、やった!


「終わりました」


 机に斧を置いてソファに身を沈める。


「疲労度はどうだ?」

「……槍や弓と変わりません」

「なるほどな。打撃スキルの派生に斧技もある。恐らくそれを覚えれば、生産時にも剣技と同じ効果が得られるだろう」

「へー、斧技ですか。でも戦闘で使っている人見たこと無いです」

「魔物にはあまり向いていないからな。何せ振り回す速度が遅い、当たらんのだ」


 あー、そうだよね。あんな振りかぶって避けてくれと言っているようなモンだし。それにスキだらけで危ない。ちょっと対魔物で運用は難しいか。


「鑑定、読み上げるよ」

「頼む、フローラ」


 お、どんな特殊だろう。


「トランサイト

 成分:トランサイト 100%

 伐採:150

 打撃:150

 特殊:魔力共鳴(120%)、範囲拡大(共鳴率×10)

 定着:31日2時間

 製作:コーネイン商会」


「範囲拡大! えっと、木を切る範囲が、あれ?」

「どういうことだい、商会長」

「分からん」

「えー」

「……まあ、試してみるしかないな。丁度、建設商会の者が宿にいる。キッケルトの商会長はよく知っているから内密に事を運べるだろう」


 そっか、メルキースの商会から1人来てたね。


「ナタリアの用事が終わったら店へ来るよう伝えてくる。その間に鋸も頼んだぞ」


 そう告げてミランダは工房を後にした。


 しかし、伐採用斧で範囲拡大とは、あの木の繊維を破壊する範囲が広がるってことかな。それで共鳴すれば2倍、3倍となる。んー、もしかして、共鳴率によっては一発で木が倒れるんじゃ。まあ便利だけど、それはそれで危険だぞ。これは使い方をよく考えないと。

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