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ミリオンクォータ  作者: 緑ネギ
序章
12/321

第12話 見張りの仕事

 ゴーーーーーン!


 朝の鐘が鳴った。いつもより大きく聞こえたのは見張り台にいるからか。


「母さんが朝飯食って上がってきたら、交代して俺たちが飯だ」

「うん」


 畑に出ていた住人が荷車を引いて帰ってくる。あ、ランメルトだ。


「おーい、おっちゃん!」


 ランメルトはキョロキョロと首を振る。


「見張り台だよ!」

「おおーリオンも上がってるのか!」


 彼はこっちに気づいて笑顔で手を振った、俺も返す。いや、上がれたのが嬉しくてついね。


「お待たせ、交代よ」

「お、早かったな」


 ソフィーナが見張り台に来た。


「見張りだから早めに食べさせてもらったのよ」

「そうか、行くぞリオン」

「うん!」


 俺たちは城壁を下りて食堂へ向かった。


「なんだこりゃ、野菜ばっかりじゃねぇか」

「ほんとだ」


 今日の朝食は半分以上サラダ。しかも大盛り。


「出荷できない野菜をさばくのよ、昼も夜もね」

「うへー」


 受け取りカウンターの中にいるイザベラがそう告げる。


「これって手抜き……」

「うるさいわね、文句あるなら自分で作りなさいよ!」

「いえ、食べます」


 クラウスがシュンとなってトレーを運ぶ。


「まあ昨日は肉ばっかだったから、たまにはいいか」


 席に座ってボリボリ食べる。


「ふーまあ量はあったから腹は膨れたな。リオンは見張り台また上がるか?」

「うん、行くよ!」


 俺とクラウスは城壁へ上がりソフィーナと交代した。


「じゃ、昼の鐘が鳴ったら上がってくるわね」

「ああ、頼む」


 さあ、これから長いぞ。せっかくなのでクラウスといっぱい話をしよう。


「父さん、魔物が来たら鐘叩くけど、どの段階で判断するの?」

「んー、そうだな、森から魔物が出てきたら叩けばいい」

「え、畑から森までけっこう距離あるよ。それにそのまま森に帰るかもしれないし」

「いいんだ、来るか来ないかは魔物しか分からないからな。もし鐘を鳴らして魔物が森へ消えても、それでもいいんだよ」


 へー、見つけたら鳴らすか。まあ畑にいる住人からしたら、ここより魔物に距離が近いからな、存在を知らせることが重要なんだ。


「あとは北区との境だな。南側は西区が対応するが、この北側の見張り台は魔物の位置によったら北区か西区か判断に迷うんだよ」

「どうするの?」

「俺は叩くぞ。人によっては北区の対応を見て判断するらしいが、俺は迷ったら叩くことに決めている」

「へー」


 ま、それがいいのかもね、来なかったらそれでいいし。


「あとは飛ぶ魔物だな、キラーホークとかの」

「あー、どうするの?」

「流石に遠くの森の上を飛んでるやつまで鳴らすことは無いが、まあこれも森を出てきてからでいいんじゃないか」

「ふーん」

「あとはかなり上空のやつは無視でいい」


 鳥系は判断の線引きが難しいな。


「それとここから真上は見えないからそれは無理。南の見張り台のやつが見つけてくれるよ。だからこっちもあっちの真上を見てやるようにな」

「うん、分かった」


 あと何聞こう、そうだ鐘だ。


「鐘を鳴らす数を教えて」

「よし。地上が2回、飛行系が3回、大型が4回、多数が5回、あと魔獣は1回で長ーく鳴らすんだ」

「カンカン! カンカン! カンカン! だよね」

「そうだ、少し間を置いてな」

「あ、応援要請の鐘は? 確か、カカン! カカン! だよね」

「そうだ」


 む、いやまてよ。梯子を上がって叩くのはいいけど、片手で梯子を持って片手で叩くよな。カカン、って、片手で叩けるのか?


「父さん、片手でカカンって叩くの難しいんじゃない?」

「いや流石に両手でやるさ。よし見せてやろう、来い」


 クラウスが梯子を上がる。俺は下から見上げた。


「梯子にベルトがついてるだろ、これを腰の後ろに通して先っぽを梯子に固定する」

「ふむふむ」

「んで、両手に鐘叩きを持つんだ」


 クラウスの足は梯子に踏ん張り、体は斜め後ろに倒れている、その体を腰から尻あたりまで覆ったベルトで支えていた。顔の前には鐘がある。


「鐘に顔を近づけすぎると叩きづらいから、叩いている時は上を向いた方がいいな。人によるけど……よっと」

「なるほど」


 そう言うとクラウスは軽快に梯子を下りてきた。ちょっとこれは難易度高そう。


「父さんは要請の鐘、叩いたことあるの?」

「むかーし、1回だけな。要請自体そうそうないし。叩き方は義父さん、カスペルに教わったんだよ。最近は腹が出てきて梯子に上る時にじゃまになるらしいが」

「はは、確かに」


 椅子に座って再び森や畑を見渡す。


「鐘を鳴らす時間は? 魔物来てる間ずっと鳴らしてないよね」

「その辺は決まってない。何か嫌なことあったら気が晴れるまで叩けばいいさ」

「ははは」

「叩き過ぎて鐘叩きを折った住人もいる。もちろん弁償だ」

「うわー」


 まーけっこう大きい音が鳴るからな、ストレス発散になるかも。


 あと何かな、そうだ!


「魔物の種類とか数とか、そういうの確認してる間にどんどん近づいてくるよね。それに鐘叩いてる時に何が来たか下に知らせるのできないよね、どうするの?」

「リオンはいいとこ気づくな」

「そうかな、へへ」

「それは住人に任せればいいんだ。鐘を叩けば城壁近くの誰かが上がって確認してくれるからな。それか叩く前に下にいる住人に叩くからって言っておけば確認作業も振り分けてくれるよ」

「そうだったんだ」


 なるほど、あくまで鐘を叩く役目がメインなワケか。


「魔物が襲ってきて戦ってる間にまた増えたら叩くの?」

「そうだ。だから戦闘中も見張り役はここを離れてはいけない。常に周りを見ておくんだ。こないだの北区の応援要請の時も多分そうだったはず」

「あ、そうだ! ガルウルフが来たけど確かにここの鐘は鳴ってた」


 応援要請で西区のほとんどが出払ってたけど見張りは残ってたのか。


「特別な役目だね見張りって」

「そうだ。決してボーッっと座ってるんじゃねぇぞ」

「うん」


 う、ちょっとトイレ。


「父さん、トイレそこの下だよね」

「そうだ、行きたいなら行ってこい」

「うん」


 梯子を下りると扉があった。ここか。あれでも梯子はまだずっと下に続いてるぞ、どっちだ。


「父さん! ここの扉?」

「そうだ」


 こっちか。俺は梯子から床に降りて扉を開けた。ほんとだ、トイレだ。用を足し見張り台に戻る。


「戻ったよ、あの梯子のずっと下はどこに行くの?」

「梯子を下まで下りると、階段の踊り場に繋がった通路に出るんだ」

「あ、城壁の内側の階段の途中?」

「そうだ、用途はよく知らん。確か見張り台が魔物に潰された時にトイレにいて脱出する時の通路らしい。あとはトイレ排水管の保守に使うとかなんとか」

「ふーん」


 なんか秘密の抜け道みたいで面白い。しかし見張り台が潰されるって、そんな魔物やだなぁ。


「リオンはここ最近よく話すようになったな」

「え(ギクッ」

「何でも興味を持つようになった気がする。いやいいことだぞ」

「うん」

「大人になるとな、聞きたくても聞きづらいこともあるんだ。今のうちにいっぱい聞いとけ」

「分かった!」


 確かに。そんなの知らなかったの? なんて言われるとショックだ。子供なら問題ない。


「そのうち俺がリオンに聞くことになりそうだな、はは」

「うん、聞いてもいいよ!」

「そうか、んじゃ精霊石についてちょっと教えてくれないか。昨日エドヴァルドから資料借りたろ。あれ以外にもフリッツから教えて貰ったんだろ」

「うん、たくさん聞いたよ。話すけどいい?」

「ああ、頼む」


 そして昨日聞いた精霊石の授業内容を話した。


「……なるほどな、大体知ってたことだ、ありがとう、リオン」

「うん」

「まー俺は武器に精霊石使ってないからな、保管するもなにも」

「母さんは?」

「使ってるな。でも弓につけっぱなしだな。まあ魔物来る度につけてたら遅くなるからな。冒険者の頃は帰ったら外して保管してたな」

「そーなんだ。ね、父さんの昔の話聞きたいな」


 冒険者の頃の話とか興味ある。


「え、そんな面白くないぞ。まぁでもリオンもお話してくれたから話すか」

「うん!」

「俺が生まれたのはウィルムって町、この村よりも、ゼイルディクよりもずっと大きい町だ。この辺はサンデベールっていう地域なんだが、そこの中心都市なんだぞ」

「へー、父さん都会生まれだったんだ」

「色んな店が沢山あって、人もいっぱいの大都会だぞ。ウィルムはゼイルディクの南側からずっと東に広がっているんだが、その東の方で俺の実家は宿屋をやってたんだ」


 宿屋! なんか意外だな。それより生まれた町から話すのか、それはそれで興味あるけど。


「家族経営の小さな宿屋だよ。冒険者ギルドに近かったから泊り客はほとんど冒険者だったなぁ」

「へー」

「リオンくらいの頃はよく食堂に行って宿泊客にいっぱい話を聞いたぞ。もちろん冒険者の話をな。今思うとかなり迷惑だったな、はは」

「魔物の話とか聞いてたの?」

「そうだ。あと武器はどんなのかとか、戦い方とか。ゴツイ兄ちゃんでも構わず切り込んで行ったぞ。いや、意外とな、見てくれ強面でも話すとそうでもないことが多かった。酒も入ったら盛り上がって楽しかったな」


 目に浮かぶなー。自分の家に毎日冒険者がいて、色んな話を聞けるのはいい環境だ。まあ静かに過ごしたいやつはたまったモンじゃないけど。


「それもあってか俺は冒険者を目指す様になった。だから10歳になる年に学校に入ったんだが迷わず冒険者コースを選んだよ」

「そこでフリッツ先生と出会ったの?」

「いやまだだ、そこへ3年通って、13歳になる年にゼイルディクの冒険者養成所に入ったんだ。で、そこにいたのがレーンデルス教官さ」


 養成所か、そうだったね。


「それからの3年間は地獄だった。正直あんまり覚えてない。ただ早く出たい、そう考えてた」

「ひー」

「それで16歳になる年に冒険者になったんだよ。そこからゼイルディクのギルドでひたすら魔物討伐を頑張った」

「母さんと出会ったのはいつ?」

「んー21歳くらいだったかな」

「母さんは?」

「……16歳」


 おや、冒険者なりたてのソフィーナに目を付けたのか。


「そう、母さんと出会った頃にランメルトとも出会った、兄妹だからな、母さんが冒険者になる時にランメルトはパーティを抜けて母さんと組んだのさ。で、新しくメンバー募集してた。たまたま俺のいたパーティも解散してたから新しく組む相手を探してたんだ」

「それで母さんたちに加わったんだね」

「そうだ。少しの間は3人で活動してたけど途中から2人加わって5人になった。そこからはその5人で色んな所へ行ったぞ。あの頃の冒険者生活が一番楽しかったなー」

「へー」


 なんかいいなー。若い仲間で協力し合って泣き笑いしたんだろうなー。昨日の若い冒険者4人もそんな頃なんだろう。でも若い男女が長い時間いるとメンバー同士好意を持ったりして、それが元でギクシャクしなかったのかな。


「若い冒険者同士って恋愛事情とかも色々ありそうだね」

「リオン、お前どこでそんな言葉を」

「あー、いやー、じーちゃん」

「そうか、あの人も色々あったらしいからな」


 ほう、カスペルが。それはまた聞いてみたいな。


「まあメンバー同士では何もなかったが、母さん、ほら美人だろ? 頭もいいし、人気があったんだよ。何回も他のパーティーに誘われてたな」

「あーそうだよね、字も書けるし」

「そうそう、いい女なんだよ母さんは」

「父さんは? けっこうモテたんじゃない?」

「俺は……そうでもない」


 そうかな? クラウスもイケメンの部類だと思うけど。


「それから3年くらい経ってからかな、俺と母さんは結婚した」

「3年て、父さんが24歳、母さんは……19歳か」


 若い! クラウスやるなあ。


「それで冒険者を辞めたんだ」

「え、一番楽しかった頃でしょ? メルおっちゃんとかパーティメンバーとも連携とか成熟してたんじゃないの」

「その通り、かなりの成果を上げていた。それからもどんどんいくつもりだったよ」

「じゃあなんで辞めちゃったの? 結婚してても続けられるよね」

「その、あれだ……母さんがディアナを妊娠したんだ」

「あ……」


 やりやがったなクラウス。そりゃ美人のソフィーナなら仕方ない。


「その時に目にしたのがコルホル村西区の第2次入居者募集だった」

「おお!」

「すでにカスペルじーちゃんとエミーばあちゃんは第1次で入居してたからチャンスだった。実はこの村、けっこう人気があってな。入居は抽選になるんだ」

「じゃあそれに当選したの?」

「それがな、身内とかは優先枠があるんだよ。それを利用してここに来たってワケさ」


 カスペルとエミーがいたから来れたのか。


「俺の実家のあるウィルムに行くことも考えたが、距離的に遠いし、あそこで住むのは家賃やらが高いんでな。いや、十分蓄えはあったが、俺1人で冒険者を続けて稼げるかがちょっと分からなかったんだ」

「宿屋の手伝いとかして一緒に暮らせなかったの?」

「実家は俺の兄が継いでて、その時にはもう結婚して子供もいたんだよ。そこへ俺たちが押し掛けるのは場所的にも厳しくてさ」


 兄がいたんだ。それでもう実家は帰れない環境だったと。


「ゼイルディクでお部屋借りて、父さんは冒険者続けることはできなかったの?」

「普通、子供を産むときはどちらかの親元に帰るんだぞ」

「そうなんだ」


 この国ではそれが常識なのか。


「いやまあ、それも選択肢だったが、できれば避けたかった。だから母さんの両親がいるここが丁度よかったんだ。農業で確実に稼げるしな」

「なるほどねー、あ、メルおっちゃんは? 母さんの兄さんだよね、一緒に来なかったの?」

「あいつは独身だったからな。ここへ入る条件は当時は既婚者のみだった」

「じゃあおっちゃんは冒険者続けたんだね」

「そうだが、ゼイルディクからは離れ、カルカリアっていう町に移った」

「へー」


 カルカリア、か。


 ……ん、カルカリア? 何だこの感じ、知ってる、俺はカルカリアを知ってるぞ!


「カルカリアって、どんな町?」

「ゼイルディクの東にあるんだが、規模はゼイルディクと同じくらいかな、大きな町だぞ。確か畜産が盛んらしいな」

「畜産……井戸ってある?」

「井戸? 井戸か、ああ、あるな! あるってイザベラが言ってた! 何でも家畜に与える水を井戸水にすると肉の味がよくなるって、そういう畜産農家があるんだってさ。お前よく知ってるな」

「ああ、うん」


 やっぱり! 井戸って言葉を知ってた理由が分かった! 俺はカルカリアを知ってるんだ! そこで井戸を見たか聞いたかしたんだ! なんでかは知らんがな!


「どうした?」

「いや、何でもないよ。それでメルおっちゃんはどうしたの?」

「そのカルカリアの冒険者ギルドでイザベラと知り合ってパーティーを組んでたんだよ」

「あ、ベラおばちゃん、カルカリア出身なんだね」

「そうだ、それで5年前か、西区に空きができてな、追加募集になったんだ。で、その時すでに結婚してた2人は身内優先枠で入居できたってワケだよ」

「なるほどー」


 そうか、出ていく住人もいるんだな、なにせこの環境だし。しかしランメルトも行動早いな。ただ長女のカトリーナが4歳だから結婚してここに来てから妊娠か。そこは順番通りのようだ。


 ゴーーーーーン!


「お、もう昼か、やっぱり話してると時間過ぎるの早いな」

「うん、話しててもちゃんと周り見てたよ!」

「と、父さんもだ」


 怪しい。


「昔の話とっても楽しかったよ、そっかー、母さんモテたんだね、美人だしね」

「そうだ、男前のやつらが何回も誘ってきたぞ」

「どうして行かなかったのかな」

「それは、まあ、俺の魅力が勝ったと信じたい」

「え、そうだよね! 父さんカッコいいもん!」

「ははは、そうだろー」

「なぁに? 楽しそうね」


 ソフィーナだ。


「あ! ああ、来たのか。それじゃ頼むわ」

「ええ」

「飯食ったら上がってくるからな、今日は夕方まで俺がいるぞ」

「そう? 収穫しようと思ったんだけど私が獲っていいかしら」

「あ、そうだな、なら俺が獲るか」

「じゃ、私がこのまま上でいるわよ。夕食の準備はいいって言ってくれたわ、見張り台の日と重なってるから」

「ああ、そうなのか」


 俺とクラウスは城壁を下りて食堂に向かった。


 とても興味深い話だったな。


 クラウスは大都会ウィルムで生まれ育ち、13歳で冒険者の町ゼイルディクへ、16歳で冒険者になり、24歳で19歳のソフィーナと結婚、そこから今まで約10年ここで暮らしてるのか。西区の第2次入居者募集の身内枠が無かったらどうしてたんだろう。


 やっぱりウィルムへ帰って冒険者してたかな。実家の宿屋に入れないとはいえ近くにいれば、両親や兄夫婦も協力してくれるだろう。ゼイルディクで続けるのはクラウスが出てるあいだソフィーナ1人で子育てになっちゃうしな。


 この国に託児所みたいのがあるかは分からないけど、どうも子育て時期は夫婦どちらかの実家で過ごすのが一般的らしい。ランメルトとイザベラもここで3人産んで育ててるしね。


 しかし真面目な印象のクラウスが後先考えずにデキ婚とはやるなあ。ソフィーナはどうだったんだろ。昼から見張りか。張り付いて聞き出そうかな。両者の視点で話を聞かないと勘違いもあるかもしれない。うん、そうしよう。

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