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ミリオンクォータ  作者: 緑ネギ
1章
110/321

第110話 屋敷の構想

 コーネイン商会工房の休憩スペースに多くの人が集まっている。クラウス、ソフィーナ、フリッツ、フローラ、そしてミランダとクラリーサ。更にメルキース男爵家令リカルドとアーレンツ子爵家令でコルホル村担当のナタリアだ。


 これからクラウスの叙爵に向けて屋敷の建設予定地をこの場で決める。アーレンツ子爵は決めたことに合わせてくれるそうだ。まあ決めないことには前に進まないからね、あれやこれやと議論しても時間が過ぎるだけ。動き出してから分かることもあるだろうし。


 にしてもこれだけ人数いたら工房の職人は休憩スペースを使えないじゃないか。俺と付き添いの2人くらいなら奥の方に座って紅茶を飲んでたみたいだけど、今は座りづらいな、ミランダもいるし。さっさと終わらせてあげないと。


「さて、この場はクラウスが仕切れ」

「俺が?」

「お前の屋敷だぞ」

「そうだな、分かった。ではまず俺の意見を言おう。考えている候補地は西区の南側の森だ。西区から南へ3km森を切り開く。東西は街道から川までだ、距離は3~4kmだろう。そこを壁で囲い、屋敷は北の壁側中央へ建設、馬車小屋や厩舎は屋敷の東側、他の敷地は主に庭園で一角は畑とする」


 ほうほう、やっぱりあそこか。具体的な屋敷の場所も考えていたのね。


「ソフィーナの意見はあるか」

「私はそれでいいわよ」

「ではナタリア、意見があれば言ってくれ」

「その区域は子爵から伺っております、西区南側ならこれまでの地盤調査でも十分建物建築に向いていますし、敷地の広さもクラウス様のお立場なら相応しいかと」

「防犯面はどうか」

「まず魔物対応ですが、南側の壁一枚の向こうに訓練討伐用の森があるのは、飛行系の敷地内へ侵入が頻繁に起きる可能性があります。対策として壁より更に南へ1kmほど開拓されてはどうでしょう」


 そうか、直ぐ横で湧いたら入って来やすいよね。緩衝地帯を設けるのか。


 あ、仕事しよう。弓を握る。


 ギュイイイイィィィーーーン


 ふー、共鳴に反応したのはクラリーサだけだった。


「1kmか、そこまで必要かな、訓練討伐用の森が減少するのもなるべく避けたいのだが」

「それは構いません、川の西側に新たに進路を作りますから。行く行くは監視所から屋敷までの森を全て開拓すればいいでしょう。そしてそこを畑とすれば魔物も湧かなくなります」

「なるほど、進路の目星がついているのならいいな」


 ほう、ガウェインの話では調査中だったと思ったがいいのか。


「続いて対人防犯ですが、屋敷の北側の壁沿いに保安部隊の施設を用意してはどうでしょう。それは丁度西区の南側に当たり、クラウス様が屋敷完成まで西区で過ごす上でも安心材料となります」

「そうだな、リーサはどう思う」

「いい案だね。メルキース男爵屋敷の裏手にも保安部隊施設があるし、近いことは警備面でも大変助かる」

「なら決まりだな」


 ほう、男爵家裏にもあるのか。まあ、どこでもいいなら領主の住まいの近くにするわな。


「リカルドはどうか」

「そうですね概ね賛成です。1つ、コルホル街道からの馬車の出入りを円滑にするため、南側の壁沿いに道を通し、街道と交差させます。そうすれば街道へ右折する場合でも馬車が途切れるのを待たなくていいかと」

「では正門は南側にするのか」

「はい、東側の街道沿いでも構いませんが、これだけ敷地があるのです。屋敷へ用事がある者専用の道を作るのもいいかと」

「ふむ、いずれにしろ南側の開拓した土地を活用するなら道も必要だろう。交差点も含めて進めるか」


 なるほどね、屋敷が南側を向いているのなら正門が南側にある方がいいし。


「フリッツは何かあるか」

「西側の魔物対応が不安だな、川があるが、それ故上流からDランク以上の魔物が下りてくるぞ」


 ほんとだ、実際フリッツもミランダが同伴した時に河原でレッドベアやガルウルフと戦ったもんね。あの進路は随分監視所寄りだったはず。何もしなければ屋敷西側壁面の向こうに魔物が多く流れてくる。


「それは西区の畑拡張で対応できるかと」

「お、確かそんな話を聞いたな、詳しく頼むナタリア」

「はい、2年後の西区拡張に向けて西区の畑から川までの森を全て切り開き、新たな住人に割り当てる圃場とします。そうすれば魔物が南下する前に住人が対応することができます。予定では北区の城壁拡張が終わってから西区の森を切り開く段取りでしたが、この際、同時に進めれば、屋敷完成までには開拓が終えるのではと」

「ふーむ、そうか」


 なるほど、前倒しで西区の森も切り開くのね。


 弓を握る。


 ギュイイイイィィィーーーン


 ふー、クラリーサは横目で見るだけであまり反応が無い。もう慣れてしまったのか。


「ただ開拓しただけで畑ではない。魔物が湧くのを抑えられるかどうか」

「それはやってみないと分からんな、だが対応策はある」

「ほう、何か、ミランダ」

「防衛部隊の施設を川沿いに建設すればいい。何なら川に橋を架けて対岸にもな。どうせ将来はその先も開拓するのだ、拠点の準備は早いに越したことは無い」

「そんなに直ぐできるものなのか」

「その必要性を私が騎士団や伯爵に伝える、費用の大半をこちらが負担すると言えば、早期に実現するだろう」

「え、施設の費用とは、大丈夫だろうか」

「お前の稼ぎなら拠点ごとき10でも20でも作れる」

「はは、そうだったな」


 出た、金の力。まあ正しい使い方ではあるか。


「フローラは何かあるか」

「そうだね、そこまで同時に進めるのなら建設ギルドの手は足りるのかい、ここから近いのはボスフェルト男爵だ、先のサラマンダー襲撃の復興も終わってないのだろう」

「そうか、確かに木を切り出すだけでも多くの人手がいるな」

「建設ギルド幹部ならエナンデル子爵やメールディンク男爵もいる、ナタリア、アーレンツ子爵から言っておくよう頼んでくれ、上乗せすれば優先してくれるだろう、無論その費用はクラウスが持つ」

「分かりました、コーネイン夫人、クラウス様も構いませんか」

「ああ、それで頼む」


 また金だよ、人が動く最大の力だね!


「クラウス様、調査では建材に向いた石も森の中に何カ所か確認しております。それらの石切り場で十分石材は確保できるかと」

「防衛部隊の拠点もか」

「はい」


 お、そこは精霊石からじゃないのね。基礎や水回りに使うのだろう。


「では具体的な手順として、作業場や資材保管施設の建築から取り掛かるでしょう。場所は西区拡張に向け整備中の搬入路が使えます」


 お、そういやそんな道があったね。途中まで出来てるんだったか。


 弓を握る。


 ギュイイイイィィィーーーン


 ふー、クラリーサは見ることもしなくなった。寂しいなあ。


「よーし、ではこんなもんかな。ひとまず今話した内容で進めてくれ、途中、何かあったらその都度対応する」

「よし、では解散するか、フローラはここへ残ってリオンといてくれ、フリッツはリカルドとナタリアと共に2階の部屋で引き続き打ち合わせる。クラウスとソフィーナ、クラリーサは私と来い」


 ミランダの指示に皆立ち上がり工房を出る。俺とフローラだけ残った。それを見て職人たちが休憩スペースに座る。エリカ工房長とプリシラは出て行ったな、紅茶を用意するのだろう。


「やれやれ、忙しいね」

「俺は聞くだけだったけど」

「あんたも意見があれば言えばいい、その独特の感性で助言してやりな」

「え、あー、うん、家で父さんには会えるからね、その時言うよ」


 む、フローラは勘がいいな。まあ鑑定の見え方をあんなに細かく聞かれたのは初めてだったようだし、物の見方も普通の子供と思ってないだろうね。


「さあ、トランサイトの斧も作ってみるか」

「斧?」

「恐らく伐採が捗る特殊能力があるよ、私から商会長に言うね」


 あ、森を切り開くのに使うんだな。


「いや(のこぎり)でもいいね、木材加工や石切りにも使えるし」


 フローラ、楽しそうだ。


「いい道具があれば開発も早く進むよ、あんたはその手助けができるんだ」

「はい、頑張ります」


 そうだね、武器だけじゃないんだ。


「トランサイトの販売先も増えるしね」

「あ、はい」


 (くわ)、斧、鋸か、金属の道具ってもっと他にも沢山あるよな。それもトランサイトなら特殊な能力が付くのかな。うわー、色々と大変なことになりそう。


 次も弓にしよう。


 ギュイイイイィィィーーーン


「ふー」

「さあ、鑑定の訓練もそろそろやるかい」

「はい!」


 よーし、頑張るぞ。


「では武器を見つめて、魔力を送ってごらん、少しでいいよ」

「はい」


 今しがた共鳴させた弓を見つめる。


 ……。


 そこには弓があった。


 ……。


 まだ弓がある。


 ……。


 弓しか見えない。


「ふー」

「ははは、そんな根詰めなくていいよ」

「はい……」


 とは言え、ただ見てるだけじゃ、ほんとにただ見てるだけなんだもん。そんなの普段と変わらないし、それが訓練になるなら今までだって訓練が出来てるはずだよ。それで解放出来てないんだから違うことしないと前へ進まない。


 でも意識すると謎の疲労があるんだよな。そこに魔力が関わっているのかは分からない。目で送るの意味が分からないもん。


 あ! 槍の共鳴をする時みたいなことか、目で見て魔力を送る。あの感覚ね。


 ……。


 お、何かが違う。多分これで合ってるはずだ。


「お、いいね、さっきより自然な感じだ」

「そうですか、やった!」


 よしよし、この路線で頑張ってみよう。後は鑑定結果が空中に出てくるイメージをするんだ。この辺に枠が出てきて文字が書いてある。それをイメージして対象をボーッっと見る。軽く共鳴させる感じで。


 ……。


 うん、いいね。少なくとも隠密よりは早く出来そうな気がしてきた。


「フローラさんは洗礼が終わって直ぐ見えたんですか」

「いいや、最初は何も鑑定できなかった。鑑定スキルはあったけど派生スキルが無かったからね」

「派生スキルで何が鑑定できるか決まるのですね」

「そうだよ」

「それまで何か訓練はしたのですか」

「いや、特には。錬成が高かったから何か職人を目指そうと思ってね、精霊石から鉱物を出す訓練をしてたのさ、そしたらある日見えるようになった」

「へー」


 なるほど、別のスキルを伸ばそうとしてた副産物だったのか。まあもちろん基礎スキルがあったから覚えたのだろうけど。ふーむ、変に意識をしない方がいいのかな。確かに治癒スキルは全く意識しないで解放できたし。


 でもそんなのどうやればいいんだ。鑑定を解放したいのに意識してはいけない。え? あれれ、もう何だかワケ分からん。


 休憩だ! 仕事をしよう。


 弓を持つ。


 ギュイイイイィィィーーーン


 ふー、気分転換がトランサイト生産という意味不明な状態。


「試しに精霊石に替えてみるかい」

「あ、はい」


 フローラは風の精霊石をポケットから出した。


「火や水だと間違って出ちゃったら困るからね」

「そうですね、風なら大丈夫」


 テーブルに精霊石を置いて見つめる。対象が小さいから近づいても視界に全部入るからいいね。


 ……。


 そよそよ。


 あ、風が吹いてしまった。でも魔力を送るとそうなるんだよね。でもそうか、鑑定する魔力は違うものだとこれでよく分かる。シャルロッテだっけ、クラウスたちが申請討伐で拾った精霊石を売りに行った時に鑑定してたよね。あれだって魔力を送ってたはずなのに、火も水も出てなかった。


 違う魔力。何が違うのか。そうだ、シンクルニウムの共鳴は電波の周波数を変えるように調整して成功した。もしかして、鑑定専用のチャンネルがあるのかもしれない。その波長に合わすことが出来れば見えるかな。


 ……。


 そよそよ。


 いかん、また風が吹いた。


「ふー」

「はは、お疲れさん」


 気分を変えよう、次は槍だ。


 ギュイイイイィィィィーーーン


「ふー」


 この槍の共鳴の感じ、穂身は離れてるのにどこから魔力が伝わっているのだろう。目で見て無意識に柄を伝っているのかな。それとも空気中?


 もう一度持ってみよう。


 ……。


 あー、ダメだ! 柄を意識すると共鳴できない。やはり穂身だけ見ないと無理だ。


「あれこれ試してるようだね」

「はは」


 とにかく思い付くこと何でもやるしかない。


 座って精霊石を見つめる。


「フローラさんは精霊石の鑑定が出来るように訓練しないの?」

「一時期やってみたけどね」

「へー、どんな風に?」

「あんたと同じだよ」

「そっか」


 んー、やっぱり見るしかないのか。


「精霊石を鑑定できる人は多くいないね」

「あ、じゃあ難しい方なんだ」

「そうだよ、人物はもっと難しい」

「へー」


 では人物も精霊石もできるシャルロッテはかなり優秀なんだ。


「私はどちらかと言うと錬成を伸ばしたからね、鑑定はそれほど積極的に取り組まなかったのさ」

「錬成の何を伸ばしたの?」

「まずは鉱物士の能力さ、精霊石から鉱物粉を抽出するね」

「へー、鉱物って色々あるんだよね」

「ああそうさ。まず鉄だね、あれは誰でも一番やり易い」


 お、確かフリッツも言ってたな。鉄が出しやすいって。


「フローラさんの得意な鉱物って何?」

「トランサスさ」

「あ!」

「本当は難しい鉱物なんだけどね、私は何故かうまくできた。今ではかなり感度が低い精霊石からでも抽出できるよ」


 そうか! ミランダがフローラを狙ってる理由が分かったぞ、トランサス鉱物の確保のためだ。精霊石には感度という項目があって、それが低いと価値が落ちると聞いた。もしかしたら誰も出せないほど低い感度からでもトランサスを出すことが出来るのかも。


 あ、仕事しよう、次も槍だ。


 ギュイイイイィィィーーーン


 ふー、もう今日は結構やったぞ。ノルマの15本近くいったんじゃないか。


「フローラさん、俺が何本やったか覚えてますか」

「剣2、槍2、弓5、杖4、短剣1、鍬1だよ。武器4種が13本で他2本なら1日の目標は達成したんじゃないか」

「あ、そうかも」

「なら後はシンクルニウムの共鳴訓練にするかい」

「んー、そうですね」


 ふふ、フローラは早く鑑定不能を見たいんだね。よし、じゃあ鐘がなるまでシンクルニウムだ。持参したミランデルを構える。


 キイイィィーーン


 うん、直ぐに40%までいける。やっぱり訓練討伐で使ったら慣れるのが早いね。


 問題はここから。


 キイイイィィィーーーン


 43%、45%、47%……。


 むー、前よりはマシだけど、まだまだ難しいな。


 落ち着け、効率化だ。波長を合わせて、それに使う魔力を最小限に。


 キイイイイィィィーーーン


 50%、55%、60%……。


 よーし、よし、いいぞ。


 キュイイイイィィィーーーン


 70%、80%、90%……。


 ひとまず100%をキープしてその感じに慣れよう。


 キュイイイイィィィーーーン


 よし、100%、この魔力操作を体に覚えさせるんだ。


 ……。


 お、少し、楽になった。慣れたのか。


 ……。


 いいぞ、随分魔力効率が上がった。


 シュウウウゥゥゥーーン


「ふー」

「いや、流石だね、あの状態で1分維持するなんて」

「ハァハァ」


 きつい、でも前と比べて疲労度が全然違う。これを繰り返せばどんどん効率化できるぞ。


 ……。


「もう1回やります」

「無理しなさんな」

「十分休んだので大丈夫です」


 構える。そうだ、40%で止めずに一気にやってみるか。


 いくぞ!


 キイイイイィィィーーーン


 お、できた! 70%くらいか。


 キュイイイイィィィーーーン


 よーし、よし、100%だ。かなり慣れたぞ。やっぱりキープする方法が一番いいみたい。


 ……。


 いいぞ、さっきより楽だ。


 ……。


 まだまだいける。


 ……。


 終わるかな。


 シュウウウゥゥゥーーン


「ふー」

「3分か、凄いね」

「ハァハァ」


 さっきと同じ疲労度で長く持った。つまり維持に必要な魔力効率が上がったんだ。これを繰り返すのが近道だな。


「やってるな」

「父さん」


 クラウス、ソフィーナ、そしてミランダ、クラリーサが工房へ入って来た。


「シンクルニウムか」

「……うん」

「はは、お疲れの様だな、声を出さなくていいぞ」


 4人がソファへ座る。


「では明日の予定を伝えよう。リオンは9時から昼の鐘まで、13時から夕方の鐘までだ。フローラはどの時間帯がいけるか」

「午前中はいけます、後は天気次第ですね」

「外は本降りだ、恐らく圃場にはかなり水が溜まるな。まあその状態を見てからでもいい」

「分かりました」

「クラリーサは送迎に同行しろ、午後にフローラがいなければそのままここで付き添うんだ」

「はい、副部隊長」


 あれ? フリッツは。


「商会長、フリッツ先生は?」

「あれは引き続き家令の準備だ。朝から村にいない」

「そうですか」


 あらら、急に忙しくなったね。あ、そうだ、ちょっと西区で過ごす時間が欲しいな。ミーナやケイスたちと最近ほとんど話してないから。もっと子供らしいこともしないと。


「商会長、少し西区にいる時間が欲しいのですが」

「そうか、午前と午後どちらがいい」

「では午後で。15時に来るので構いませんか」

「いいぞ」


 よし、遊べなくても家でダラダラしよう。


 ゴーーーーーン


 夕方の鐘だ。


「歩けるか」

「うん、父さん」


 クラウスとソフィーナ、そしてクラリーサと商会を出る。


 ザアアアアァ……。


「結構降ってるね」

「こりゃ明日は外の仕事が出来ないぞ」


 雨用の外套を羽織って西区へ向かった。


 シンクルニウムの共鳴訓練は家でもできるな。風呂を上がったら寝るまでやろうか。

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