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ミリオンクォータ  作者: 緑ネギ
1章
103/321

第103話 5班の子供たち

 朝だ。目を開けるとクラウスもソフィーナもいない。

 ベッドから起き上がり居間へ向かうとソフィーナがいた、挨拶を交わす。


「父さんは見張り台に行ったから」

「そっか、じゃあ朝の訓練、母さんが見てくれるかな」

「いいわよ」


 支度を済まし城壁の前へ。いつもの訓練メニューをこなした。


「ふー」

「訓練討伐で今日入る森はFランクだけしか出ないのよね」

「うん、そう聞いたよ」

「じゃあ最初に入るのそこでよかったんじゃない? 2班で入った森はガルウルフも出たんでしょ」


 確かにそうだ。見学とは言え森に入るんだから、まずは弱い魔物を見て慣れるのが普通だろう。村の住人だからかな。うーん、分からん。


「向こうも班編成の都合があるんじゃないかな」

「そうね」

「ところで母さんたちも最初はこんな感じだった?」

「私は養成所で魔物のことを学んでから少しずつ慣らしていったわ」

「俺、何も学んでないけどいいのかな」

「それなんだけど、私や父さんはギルドや騎士団が指導してくれると思ってたのよ。でも向こうは家庭で勉強してから来てると思ってたみたいで」

「え!」


 なんと、驚愕の事実。いやー、おかしいとは思ったんだよ、いくら才能があるからって、いきなり森に入るのは随分と省略するなって。それがこの世界のやり方なら従うまでだけど、そうじゃなかったんだ。お互いが相手任せでどちらもやっていないというオチか。


「でももういいんじゃないかしら、大体分かったでしょ」

「う、うん」


 ソフィーナも俺のことを心配してる割には確認不足だね。いや、自身が魔物に慣れているから麻痺しているかも。フリッツも気づいたら言ってくれればいいのに。今日問いただすか。


 ゴーーーーーン


 朝の鐘だ、食堂へ行こう。


「おはよう、精が出るね」

「うわ! リーサ、いつからそこにいたの」

「全然気づかなかったわ」


 俺たちの後ろにクラリーサがいた。


「あんたらがここに座ってからだよ、訓練討伐の話は全部聞いたね」

「別に話しかけてくれても……あっ」

「どうだい隠密スキルは。全く気配を感じなかったろ」


 そうか、ミランダが話してくれたんだな。


「もうリオンに教えてくれるのかしら」

「ああそうだよ、そっちが都合のいい時にいつでも言いな」

「では食事の後にこの場所で、8時までですが」

「分かった、じゃあ食堂へ行こうか」


 隠密スキルか、ちょっと楽しみだな。


 食事が終わる頃にフリッツが近づいてきた。


「8時に家に行けばいいか」

「はい、お願いします」


 城壁前に向かう。ソフィーナはクラウスと交代するために階段へ。

 俺はクラリーサと向き合う。


「さて、副部隊長から聞いたのは、祝福での習得を目指すためだと。それに向けて指導をしてくれとのことだが、正直、人に教えたことはない。私なりに考えてやってみるが、それが正しい方法かは分からないよ」

「構いません」

「まあ、色々試してみるよ。じゃあまず足音消去からやってみるか」

「足音消去!」

「音を立てずに歩いてみな」

「え、はい」


 音を立てずに。つまりブーツの底と地面の土が擦れる音を消すんだな。と言うことは接地する面積を最小限にして、ゆっくりと歩く。


 ……こうかな。つま先立ちで一歩ずつ、ゆっくりと。

 抜き足、差し足、忍び足。


「なーにやってんだ、お前」

「父さん!」


 ザッ


「あっ!」


 しまった、音が。


「隠密の訓練だよ」

「おー、リーサ、そうか、すまんが頼んだぞ」


 クラウスは食堂へと向かった。


「リオン、全然ダメだ。見てな」


 クラリーサはスタスタと歩く。ん、スタスタ、いや、全く音がしていない!


「普段と同じ歩き方や速度で実現しないと意味ないよ」

「え、でも、それだとどうしても音が出てしまいます」

「それを消すのが隠密スキルなんだ、何で出来るかは説明できない」

「ああ、はぁ」

「とにかく歩きまくって、糸口を見つけておくれ、ほら、行くよ」


 クラリーサと並んで歩く。


 俺の方が脚が短いから歩数が多く不利な気がするぞ。

 隣りのクラリーサの足元を見る。んー、普通に歩いてるんだけどな。


「壁だよ」

「え」


 ビタンッ


「いてっ……」

「歩く時は前を見ようね」

「でもリーサの足元を参考にしないと」

「あんたと一緒だよ、だから見ても意味ないさ」


 むー、ならどうして音がしないんだ。


 分かった! ほんの少し浮いてるんだ、実は地面と接してない!

 前世のマンガであったネコ型ロボットか!


 クラリーサの辿った地面を見る。


「靴と土が擦れた跡があるよ、どうして」

「歩いているからに決まってるだろ」

「ぐぬぬ」

「とにかく並んで歩いて何でもいいから気づいてくれ」

「分かった!」


 それからひたすら城壁前をぐるぐると歩いた。


「やってるな!」

「父さん」

「少し座るかい」

「はい」


 クラウスの登場で一区切り。階段に座った。


「そうだ、リーサが言ってたトランサイトの短剣、商会長に会った時に伝えたよ、もちろんリーサが提案したってね」

「……事後に言われてもね。昨晩、私もミランダ副部隊長に会ったから提案したんだけど、既にあんたから聞いたってさ」


 う、そうか、知らない間に伝わってると気持ち悪いよな。それにクラリーサが自分で提案したかったのだろう。いらんことした、反省。


「ごめんなさい」

「あんたは少しでも早くと思ったんだろ、別に構わないさ。私も口に出したんだ、秘密にしたいなら言わない」


 ほっ、特に気にして無いようだ。本心は分からんが。


「あら、休憩中?」

「母さん! うん、そうだよ」

「ソフィーナも見てくれるか、何か気づくことがあるかもしれない」

「分かったわ」


 並んで歩く。


「どう?」

「……同じね。でもリオンだけ足音がするわ」

「どうして」


 くっそー、何か違いがあるはずだ、何か……。


 分かった!


「リーサは自分の足に音漏れ防止結界を施してるんだ!」

「してないよ、そもそもあれは場所にするもの、人にはできない」

「ぐぬぬ」


 あー、もー、分からん!


「ふー、まあ今日はここまでにするか」

「あれ? リーサ、ちょっと疲れてる? 確かにそれなりに歩いたけど」

「足音消去には少しだけど魔力を使うんだよ」

「へー、そうなんだ! そっかスキルだもんね」


 なるほど、なるほど、カギは魔力だ。


「ご指導ありがとうございました」

「……歩いただけだよ」


 家に帰る。


「おじゃまするよ」

「先生!」

「リオン、気を付けてね」


 武器を2本持ち家を出る。トランサイトはフリッツに預かってもらうことにした。シンクルニウムで問題ないけど、念のため持って来いとのことだ。


「行くんだね」

「うん、リーサ、夕方に帰るよ」


 搬入口を出て中央区に続く道へ。


「先生、最初に見学で行った訓練討伐について聞きたいんだけど」

「何だ」

「今日みたいな弱い魔物しか出ない進路があるなら、どうしてあの時そこを選ばなかったの? 俺に才能があっても森に入るのは初めてで、危険じゃないかな」

「知らん、向こうの都合だ」


 ああ、やっぱり、これは分からないか。


「あと、冒険者養成所では魔物について学んでから森へ入るらしいけど、俺は何も教わってなかった。クラウスとソフィーナはギルドや騎士団が、向こうは冒険者の家族が教えると考えてて、実際はどっちからも教わってない」

「その様だな」

「それに先生が気づいてたのなら、教えてくれてもよかったんじゃないですか」


 予習なしで飛び込むのは危ないよ、うん。


「お前が子供ならな」

「あ! そういうことか」

「不思議に思ったなら聞けばいいだろう、何でも受け身で周りが世話すると思うな」

「くっ、手厳しい」

「……実は、ワシも知らなかった。誰かが教えているだろうと思い込んでたな、すまん」

「ああ、いや」


 訓練討伐に参加しているのは士官学校生徒や中等学校の冒険者コースらしいし。そこならちゃんと教えてくれる。村からはシーラと俺だけ、その辺の流れがまだ出来てないのだろう。


「次に村から行く子供が出たら、ちゃんと事前に教えないとね」

「そうだな」

「ところで、訓練用武器の俺をよくガルウルフに向かわせたね」

「はは、お前なら心配ないと踏んでいたからな。実際、身になったろう」

「そうだけど、初めて対峙する相手としては危なかったよ」

「魔物は全て危険だ」

「う、まあそうだね」


 あの魔力操作と身体強化なら問題ないと判断したんだね。実際、対応できたし。


 んー、考えてみれば適切な流れを構築するのは難しいね。戦う方も人それぞれ違う、能力や性格や装備とかね、魔物だって種類や数を制御できない。結局は現場での経験が一番身になる。習うより慣れろだ。そしてひたすら場数を踏むと。


 ギルドへ到着。


「おはようリオン。ついさっきシーラは商会へ向かったわよ」

「分かりましたグロリアさん、では行ってきます」

「気を付けてねー!」


 コーネイン商会の前に止まった馬車に乗る。


「おお、来たね」

「階段を収納しました」

「すまんな。おーい、行っていいぞ!」


 ベルンハルトが荷台の前に座った商会員を装う護衛に伝えると馬車は動き出した。


「おはよう、リオン。あら、武器が変わったの?」

「そうだよ、これはシンクルニウム合金」

「そっかー、色々事情があるんだね」


 ベルンハルトやシーラは俺の力を知っている。トランサイトで戦っていたこともだ。エリオットから特別扱いを受けているのは気づいているから、武器が変わるのもそういう絡みなんだと察してくれたらしい。


「2班から出ちゃうのよね」

「うん、5班だってさ」

「こっちはリュークとサンドラが帰って来るよ、また最初の5人」

「そっか、連携が出来てるからやりやすいね」

「そうだけど、リオンと一緒に戦えないのは寂しいな」

「俺もシーラともっとやりたかったよ」


 優秀な才能があり夢は冒険者、村のギルドにもよく足を運び、新しい情報をチェックする。東区に来る魔物も興味を持ってよく見てる。そして訓練討伐翌日には必ず口座確認をしてニンマリする。ちょっと異性を気にしだした9歳の女の子。


 ふふ、シーラはいい子だね。村から1人で行くより連れがいるのは心強かったよ。また、機会があれば一緒にパーティで戦いたいね。


「そうだ、ルナがスヴァルツ商会の特別契約になるぞ」

「あの東区の魔導士か、かなり強いから当然だろう」

「誰ですか?」

「私のお母さんよ」

「へー」


 魔導士で特別契約って武器は杖だよな。


「フリッツの息子も一緒にと聞いたぞ」

「うむ」

「え! アルベルトおじさんが!」


 まあ、アルベルトは西区で一番強いらしいから不思議ではないな。それにしてもスヴァルツ商会か。クラウスの話がまとまらなかったから他に変えたのかな。いずれにしても、この村に本気で進出するのは間違いないらしい。


「全額負担の契約なんだが、流石にトランサイトは勘弁してくれと言っておった」

「あれをタダで出すのは大損だ」


 いや、実際は自前のトランサス合金と加工費用2000万なんだけどね。それでも何億もの儲けを捨てる選択肢はあるまい。あれ、でも伯爵の言ってた5つの商会からは外れてたよな。ま、ミランダの言ってた商会長会議の様子だとそれでは納まらないだろうからね。


 スヴァルツ商会か、その取扱商品ほとんどが銘入りなんだよね。創業者は元職人。貴族ではない商会は立ち上げ当初は大変だったろう。


 西部ボスフェルトに本店があると言っていたな。フリッツやクラウスたちが行っていた冒険者養成所のある地域だ。商会にサラマンダーの被害もいくらかあっただろう。そんな中よく頑張っているね。そういや商会長がクラウスに会いに来ると言っていたが来たのだろうか。


 馬車が街道沿いで止まる。


「私はここで降りるよ」

「そっか、2班の進路は監視所から遠いからね」

「リオン、皆に挨拶をして来い」

「え、いいの」

「少しくらい馬車は待つ」


 フリッツが護衛に目を向けると彼らは頷いて応えた。


「じゃ、ちょっと行ってきます」


 シーラとベルンハルトと共に2班の所へ駆けていく。


「おー、リオン!」

「あら、アンタ5班じゃないの」

「ジェリー、マリー、リューク、サンドラ、おはよう。俺は今日から5班に変わったよ。もっと一緒に森へ入りたかったけど、さよならだね」

「班編成はちょいちょいあるから、そのうちまた一緒になるよ」

「アンタならどこへ行っても余裕よ、やり過ぎないようにね」


 みんなに手を振って馬車へ戻る。


「戻りました!」


 階段を収納し馬車は出発。


「顔を見れて良かったです」

「次にいつ会えるか分からないからな。命がけで戦った仲間だ、無形の財産だぞ」

「はい、そうですね」


 俺が初めて森に入った時のメンバーだ。きっと一生忘れない。


 ほどなくして騎士団監視所に馬車は到着。フリッツと俺は降りる。


「16時にここへ来る」

「分かった」


 御者がフリッツに告げて馬車はメルキースの方へ走り出した。


 監視所へ向かうと何カ所か人が集まっている。


「ここだ、リオン! フリッツ!」

「部隊長!」


 エリオットを見つけて駆け寄った。挨拶を交わす。


「さて、今日から新たに編成された5班のメンバーが揃った。各人名乗るといい、クラウディアから」

「はい、お父様。私はメルキース男爵家エリオットとミランダの長女、クラウディア・コーネインです。メルキース士官学校中等部2年、11歳。今日は魔導士として力を尽くします。5班ではリーダーを任されました、皆さん、私のことはクラウディアと呼んでくださいね。どうぞよろしく」


 おお、ソフィーナの言った通り魔導士になってる。器用だねぇ。


「次は俺か! 名前はカルロス・ノーテルマンス、ラウリーン中等学校1年、10歳だぜ。剣士をやっているぞ、みんなよろしくな!」


 彼がディアナの席の隣りのカルロスか。ハキハキとして好印象じゃないか。


「私はパメラ・ハルネス、中等部1年、10歳。弓士よ、よろしくね」


 ちょっとおとなしい感じか、相対的にクラウディアが活発に見える。

 おっと、次は俺だ!


「俺はリオン・ノルデン、コルホル村西区から来ました。8歳、剣士です。コーネイン商会の特別契約者なのでこのミランデルを使っています。パーティの一員として早く連携を深めたいです」


 どうせ聞かれるから先に言ってやったぜ。


「大人も言っておこう。私は北西部防衛部隊長、エリオット・コーネイン、クラウディアの父だ。今日の進路はFランクの魔物だけと聞いているが、油断することなく訓練を遂行してほしい」


 やっぱりFランクなんだね。正直、力加減が分からないぞ。


「ワシはトビアス・ノーテルマンス、カルロスの祖父だ。エリオット部隊長とクラウディア様がご一緒いただけると聞いて、孫は昨日から興奮してました。失礼の無い事を願います」


 そっか、貴族家と一緒に森に入るんだもんね。普段はまず無いことだろう。これ、クラウディアを敬称無しで呼ぶの、直ぐできそうにないな。


「私はイメルダ・ハルネス、パメラの祖母です。男爵家ご令嬢と、サラマンダーを倒した英雄のご子息、それも特別契約者、とても不釣り合いな娘ですが、どうぞよろしくお願いします」


 ほー、クラウス有名じゃん! そりゃそうか。


「フリッツ・レーンデルス、リオンの近所の者だ。この子は武器が強くて魔力操作にも長けているが、他がさっぱりだ。是非とも多くを学ばせてやっれくれ」


 む! なんか引っかかる言い方だな。事実だけど。


「では行こう、進路の入り口は300mほど東へ行ったところだから直ぐだぞ。そこへ着いたら作戦会議だ」

「部隊長! 荷車はワシが引きます!」

「そうか、ではトビアス頼む」


 そりゃ貴族に引かすワケにいかないよな。エリオットは貴族だからって偉ぶってないけど、若干、自覚が足りない側面も見受けられる。その分、領民と距離も近くなって親しみ易いのだろうけど。


 街道沿いの草原を東へ進む。


「リオン! お前、兄弟はいるのか?」

「あ、えーと、姉がいるよ。10歳」

「やっぱり! ディアナだろ、俺、隣りの席だぜ!」

「おー、そうなんだ」


 隠す理由もないからいいか。あー、カルロスは学校で冒険者コースだな。ならその繋がりでジェラールやマルガレータにも知れるだろう。ディアナは俺のことでちょっと絡まれるかもしれないけどゴメンね。


「しかし、ミランデルとは凄いな! これ何だ?」

「シンクルニウム合金だよ」

「そうか、俺はトランサス合金だ! 共鳴ってどのくらいできる?」

「え、えーっと……」

「40%だ」

「ええ!?」


 エリオットが代わりに応えた。まあ今日は共鳴に慣れるのが目的でもある、シンクライト生産のためにね。だから積極的に共鳴しまくるぞ。


「クラウディアは今日、魔導士なんだね」

「ええそうよ、ヘルラビットくらいまでなら十分倒せると思うわ」

「何でも出来るんだね」


 ん、クラウディアが顔を近づけてくる。


(この杖、トランサイトよ、試験素材だけどね)

(あっ)


 そう囁いて至近距離でニッコリ笑う。いい匂いがした。


「お、おい、リオン、お前クラウディア様と仲いいんだな」

「まあね」


 一緒にご飯食べたからね、それなりには。しかし今日のクラウディアはちょっと雰囲気違うな。おしとやかではあるけど、ヤル気に満ちた表情だ、リーダーだからかな。ちょっと吹っ切れた感じもする。もう熱は出ないだろう。


 にしてもトランサイトの杖か。合金じゃないからやや劣るけど、十分魔法速度は出るだろう。なるほど、実戦のテストも兼ねての運用か。弱い魔物だし、丁度いいよね。


 本気のカルロスとパメラには失礼な気もするけど、こっちも事情があるんだ。頑張って働くから許してくれ。


 トビアスの荷車が止まる。ここが入り口か。


 さあ、今日もいい天気、討伐日和だぜ!

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