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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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ネオ・ブリザードの万華雹

勇者よ、御主がレベル2になるには100000000の経験値が必要じゃ

 

「勇者よ、御主が次のレベルになるには100000000の経験値が必要じゃ」


「ははっ」



 王様の言葉を耳にした勇者は、諦めとも取れる笑いをこぼしてしまいます。何故なら今の勇者のレベルは1、最弱の魔物を倒す力しか持っていなかったからです。



 勇者は今一度、王様に必要経験値を尋ねます。



「100000000じゃ!」



 さらっと答える王様。勇者はその場で卒倒してしまいます。


 ですが勇者は魔王を倒す使命を果すため、気を取り直すと、気の遠くなるくらいの時間をかけて、最弱の魔物を100000000体倒し、遂にレベル2になりました。



「やった……! やったぞ……!! 遂に俺はレベル2なったんだああぁぁ!!」



 まるで魔王を倒したかの様に両腕を高々と上げ、力が『2』上がった事を喜ぶ勇者。



 因みに、他の能力は一切上がっていません。



 それでも、勇者は意気揚々と城に戻ると、王様に次のレベルになるまでの必要経験値を尋ねます。



「次のレベルまで、10000000000000000の経験値が必要じゃ」



 勇者は匙を投げましたとさ。



 ……おしまい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ……そもそも、いくら最弱でもそんだけ魔物を倒されると、魔王軍もスッカラカンになりそうだ。(笑) てか、億を超える数が揃ってんなら、もうどっかに国作れよ魔王。(笑) ……いや、それだけ膨大な…
[一言] 「勇者よ、御主が次のレベルになるには100000000の経験値が必要じゃ」 勇者は王様を倒した。勇者は100000000の経験値を手に入れた みたいな展開かなって思いました
[良い点] そりゃやってられませんよね! でも案外レベルは上がってなくても熟練度は上がってたり!?
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